最終更新日:2025/11/27
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私は羊の肉の味が大好きです。

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元となった辞書の項目

mutton

IPA(発音記号)
名詞

『羊の肉』

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私は羊の肉の味が大好きです。

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解説

以下では、名詞「mutton」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

品詞: 名詞 (不可算名詞)

意味 (英語):

Flesh of a mature sheep used as food.

意味 (日本語):

成長した羊(特に成羊)の肉のことを指します。

「羊肉」というと若い羊の肉は「lamb」と呼ばれることが多いですが、「mutton」はより成長した羊の肉を指す言葉です。比較的風味が強いのが特徴です。料理のレシピや食材の話題などで使われます。

難易度 (CEFR): B2(中上級)

・食材関連の単語で日常会話に出る場合もありますが、それほど頻繁には出てこないため、中上級レベルで覚えておくとよいでしょう。

活用形


  • この単語は不可算名詞で、基本的に複数形や他の形は取りません。

    例)× muttons → 〇 mutton (常に単数形として扱われる)

他の品詞への派生例


  • “muttonhead” (名詞): 「まぬけ」というスラング(あまり上品ではない表現)

  • “mutton-headed” (形容詞): 「愚かな」「頭の悪い」を表す形容詞的表現


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “mutton”

    接頭語や接尾語は特につきません。フランス語由来の語であり、英語独自の接頭語・接尾語が付随しにくい単語です。

関連する単語と派生語


  • “lamb”: 子羊肉

  • “sheep”: 羊(動物そのもの)

  • “hogget”: 若い羊と成羊の中間の年齢の羊、またはその肉

コロケーション(10例)


  1. “mutton stew” (マトンシチュー)

  2. “roast mutton” (マトンのロースト)

  3. “mutton curry” (マトンカレー)

  4. “mutton chop” (マトンチョップ)

  5. “mutton soup” (マトンスープ)

  6. “leg of mutton” (マトンの脚肉)

  7. “shoulder of mutton” (マトンの肩肉)

  8. “mutton marinade” (マトンのマリネ、下味つけ)

  9. “cold mutton” (冷えたマトン、冷菜としても使われることがある)

  10. “spiced mutton” (スパイスを効かせたマトン)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「mutton」は中英語を経て古フランス語の “moton” に由来するとされ、さらにラテン語の *multonem からの影響を受けたと言われます。「羊の肉」を表すフランス語系の借用語です。


  • 歴史的使用背景:

    英語には、ノルマン征服後にフランス語由来の食肉を表す語彙が多くなりました。たとえば “beef” (牛肉) はフランス語 “boeuf” に由来し、“mutton” (羊肉) は “moton” から来ています。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「mutton」は成羊の肉なので、「lamb」に比べると味が濃厚で独特な香りがあると理解されています。

    • 英語圏の日常会話では「lamb」のほうが頻繁に登場しますが、料理や精肉店、または地域によっては「mutton」が普通に使われることもあります。

    • 口語/カジュアルシーンでも料理の話題で登場しやすいですが、あまりフォーマル感はなく、レストランなどのメニューでは「mutton」と明記されることが多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞:

    「a mutton」とは言いません。「some mutton」「pieces of mutton」のように量を表す語をつけて表現します。


  • 一般的な構文例


    • “We had mutton for dinner.”

    • “He prefers mutton to lamb because of its stronger flavor.”


  • イディオムとしての例


    • “mutton dressed as lamb”

      → 年上の女性が若作りしていることを揶揄する表現(多少失礼なニュアンスがある)


  • 使用シーン


    • カジュアル: 友人や家族との食事の話題

    • フォーマル: レストランのメニュー、料理記事など



5. 実例と例文

① 日常会話 (カジュアル)


  1. “I cooked some mutton curry last night, and it turned out really well!”

    (昨夜マトンカレーを作ったら、とても美味しくできたよ!)


  2. “Mutton has a stronger taste than lamb, so it might not be for everyone.”

    (マトンはラムより味が強いから、好き嫌いがあるかもしれないね。)


  3. “Do you know any good soup recipes using mutton?”

    (マトンを使った美味しいスープのレシピ、何か知ってる?)


② ビジネスシーン


  1. “Our culinary team decided to add a signature mutton dish to the new menu.”

    (私たちの料理チームは、新しいメニューにマトン料理の看板メニューを追加することにしました。)


  2. “We’ve noticed that mutton is popular in certain regions, so we’re expanding our product line.”

    (特定の地域ではマトンの人気が高いので、製品ラインを拡大する予定です。)


  3. “Could you prepare a cost estimate for mutton supply for next quarter?”

    (来期のマトンの仕入れコスト見積もりを作成してもらえますか?)


③ 学術的 / 専門的コンテクスト


  1. “The study compared the nutritional profile of mutton with that of beef and pork.”

    (その研究は、マトンの栄養プロファイルを牛肉や豚肉と比較しました。)


  2. “Mutton consumption has been extensively studied for its fat composition and health implications.”

    (マトンの摂取量は、その脂肪組成や健康への影響において広く研究されています。)


  3. “In many regions, mutton is considered a traditional and culturally significant source of protein.”

    (多くの地域では、マトンは伝統的かつ文化的に重要なタンパク源と見なされています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “lamb” (子羊肉)


      • より柔らかく、風味が軽い。


    2. “goat meat” (山羊肉)


      • マトンに似た香りの強い肉。文化圏によってよく食べられる。


    3. “beef” (牛肉)


      • 同じ食肉だが、別の動物の肉。


    4. “pork” (豚肉)


      • 同上。



  • 反意語:

    食品の対義語として明確な単語はありませんが、敢えて「野菜/植物性食品」などは動物性食品の反対として例に挙げられます。


  • 使い分け:


    • “lamb” は若い、小羊肉。マイルドで柔らかい。

    • “mutton” は成羊肉。味が強く、臭みが出ることもある。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmʌt(ə)n/


    • 第一音節 “mutt” にアクセントがあります。


  • アメリカ英語 (AmE) とイギリス英語 (BrE)の違い:


    • ほとんど同じ発音で、わずかに /t/ がはっきり聞こえるか、/ə/ (シュワー) のニュアンスが異なるぐらいです。


  • よくある発音の間違い:


    • 母音 “u” を “a” として「マトン」と発音するのは正しいイメージですが、強く「マッターン」と伸ばしすぎないようにする点がポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “muton”, “moton” などとつづりを間違えがち。

  • 同音・近音異義語: 類似例として “button” (ボタン) が挙げられることがありますが、実際には音の響きが少し違います。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検で「食べ物」「料理」関連の語彙問題に出ることがありますが、それほど頻度は高くありません。読み物(レストランメニュー、食材リストなど)でよく登場します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mutton” と聞くと「まっ茶色に煮込まれたマトンカレー」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • “羊の肉” としては “lamb” を先に学びがちですが、年をとった羊は “mutton” と区別する、と覚えておくと混同を防げます。

  • スペリングのポイントは “m-u-t-t-o-n” と、真ん中に “tt” が入ること。

  • 覚える際は、「マトンは熟成した濃い味」というイメージで「濃厚」→「ダブルの t」を結びつける記憶術もおすすめです。


以上が「mutton」の詳細解説です。年齢を重ねた羊の肉を指す言葉なので、料理文化や食のトピックで登場し、味わいの強さが特徴的です。ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
mutton
意味(1)

羊の肉

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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