最終更新日:2025/11/15

The dog lost a limb in the accident.

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その犬は事故で手足を失った。

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元となった辞書の項目

limb

名詞

(動物の)手足;(鳥の)翼 / (木の)大枝

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解説

1. 基本情報と概要

単語: limb

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): an arm, leg, or similar appendage of a person or animal; a large branch of a tree

意味(日本語): 人や動物の「手足(四肢)」、あるいは木の「大きな枝」を指す単語です。身体の四肢や木の枝など、突き出た部分や主要な部分を指すときに使われます。日常会話で「腕・脚」など全体をざっくり言いたい時や、生物学で「四肢」を指し示す際に使われるほか、木の枝を指す場合にも使われます。

活用形:


  • 名詞のため、通常は複数形で “limbs” となります。

  • 形容詞形や動詞形は存在しませんが、別の形で派生語があることがあります(例: “limbed” は「四肢を持った」という形容詞で用いられることがあります)。

CEFRレベル: B2(中上級)

腕や脚をまとめて指すという概念を理解し、また「危うい立場に立つ」というイディオム表現(go out on a limb)などでの理解が必要なため、中上級程度の語彙にあたると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • limb: 特別な接頭語・接尾語は含まれていません。語幹そのものが “limb” という形になります。

派生語・関連語


  • limbed (形容詞): 「~の四肢を持った」

    例: “long-limbed”(手足の長い)

  • limber (形容詞・動詞): 「しなやかな、柔軟性がある」、「柔軟体操をする」などの意味ですが、語源的には “limb” と関連があるとされます。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)


  1. break a limb(四肢を骨折する)

  2. upper limb(上肢)

  3. lower limb(下肢)

  4. artificial limb(義肢)

  5. tree limb(木の太い枝)

  6. limb movement(四肢の動き)

  7. out on a limb(危うい立場に立って)

  8. limb function(四肢の機能)

  9. long-limbed figure(手足の長い体型)

  10. limb salvage(四肢温存〔手術など〕)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “lim” から来ており、「人や動物の手足」「突出部」という意味がありました。

  • その後、中世英語で “limb” として定着し、動物や人間の四肢を指すだけでなく、木の大きな枝にも転用されています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「手足」をまとめていうややフォーマル・一般的表現です。医学や生物学、解剖学などの文脈でよく出てきます。

  • 口語では「手」(arm)や「足」(leg)と具体的にいう方が多いですが、「四肢全体」を指す場合は “limbs” が便利です。

  • 木の「枝」を指すときは “branch” よりも少し大きめな枝をイメージします。

口語・文章での使われ方、フォーマル度合い


  • “limb” は口語でも使われる単語ですが、「手足そのもの」というよりは「四肢」という少しフォーマルな響きがあるため、生物学的・医学的な文章などで登場しやすい表現です。

  • 木の大枝を指す場合は、日常的にも “tree limb” と言いますが、やや専門的な響きがある印象です。


4. 文法的な特徴と構文

名詞: 可算名詞


  • “A limb” / “The limb” / “Limbs” など形を変える。

イディオムや一般的な構文例


  • go out on a limb: 「危険を冒してやってみる」「孤立した立場をとる」の意味。


    • 例: “He really went out on a limb to defend you.”(彼は君を守るために本当にリスクを冒したよ。)


使用シーン


  • フォーマル: 医学文献や科学論文で身体の四肢を言及する際に使われる。

  • カジュアル: 「腕や足が痛い」といった文脈をまとめて言うときにも使われるが、より具体的に “arm” “leg” を使う場合が多い。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’ve been exercising a lot, so all my limbs are sore.”

    (たくさん運動したから、体中の手足が全部痛いよ。)


  2. “Watch out for that broken tree limb—it could fall at any time.”

    (あの折れかかった木の枝に気をつけて。いつ落ちてきてもおかしくないよ。)


  3. “I can’t feel my limbs after swimming in the cold lake!”

    (冷たい湖で泳いだら、手足の感覚がなくなってきたよ!)


(B) ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “The company provided an artificial limb to the injured worker as part of their healthcare benefits.”

    (その会社は、医療福利厚生の一環として負傷した従業員に義肢を提供しました。)


  2. “Our startup specializes in developing rehabilitative robotics for limb recovery.”

    (私たちのスタートアップは、四肢のリハビリ向けロボット工学の開発を専門としています。)


  3. “We’re going out on a limb by investing in this untested technology, but the potential returns are huge.”

    (まだ実証されていない技術に投資するのはリスクが大きいですが、見返りも大きそうです。)


(C) 学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The study focused on the evolution of vertebrate limb structures across different species.”

    (その研究は、様々な種における脊椎動物の四肢の構造の進化に注目した。)


  2. “Limb regeneration in certain amphibians is a remarkable phenomenon that could have medical applications.”

    (両生類の中には四肢を再生できるものがおり、医学的応用が期待されています。)


  3. “Recent advancements in prosthetics have significantly improved limb functionality for amputees.”

    (近年の義肢技術の進歩により、切断患者の四肢機能が大幅に改善しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. appendage(付属肢、付属器官)


    • より生物学的・専門的で、昆虫などの脚などを含め広く「付属器官」を指すときに使う。


  2. arm(腕)


    • より具体的で、upper limb (上肢) の部分的な言い方。


  3. leg(脚)


    • 下肢に限定。


  4. branch(枝)


    • 木の枝一般を指す。一方 “limb” は太い大枝をイメージしやすい。


反意語


  • 四肢や枝そのものを否定する明確な反意語は特にありませんが、たとえば “trunk” (胴体、幹)や “core”(中心部)など、身体や木の中心部分を指す語と対比的に覚えると理解が深まります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /lɪm/


  • アメリカ英語: [lɪm](リム)

  • イギリス英語: [lɪm](リム)

強勢(アクセント)


  • 単音節語のため、特記事項はありませんが、短い「i」で “lɪm” と発音します。語末の “b” は発音されません。

よくある発音の間違い


  • “limb” の “b” を読んでしまい “lim-be” のようにしてしまうミスが多いので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “limb” の最後の “b” は発音しないが、スペルを “lim” と短く書いてしまう間違いがある。

  2. 同音異義語との混同: “lim” という単語自体は一般的ではないですが、発音が近い “limn” (描く、描写する) などに注意。あまり日常的には使わない語ですが、辞書などで誤って覚えないように。

  3. 試験対策: TOEIC・英検などのリーディングで、「四肢が~」「手足が~」という文脈や、“out on a limb” というイディオムとして出題される可能性がある。形容詞 “long-limbed” なども選択問題に出る場合あり。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語末の “b” は発音しない→ “climb” (登る) と同じで、語尾の “b” は読むときに無音化する仲間の単語です。

  • “limb” = “四肢” と関連づけて、手足をバランスよく伸ばすイメージをすると覚えやすいかもしれません。

  • 木の大きな枝を「大きな“手足”のように伸びている部分」と考えて覚えると、樹木にも同じ単語が使われる理由が分かりやすいです。


以上が名詞 “limb” の詳細な解説です。手足をまとめたり、大枝を表したりするイメージをしっかりもって学習すると覚えやすく、またイディオム “go out on a limb” も合わせて押さえておくと英語表現の幅が広がります。

意味のイメージ
limb
意味(1)

(動物の)手足;(鳥の)翼

意味(2)

(木の)大枝

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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