最終更新日:2025/11/12
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彼は本当になまけ者だ。

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元となった辞書の項目

layabout

名詞

なまけ者

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解説

1. 基本情報と概要

英語と日本語の意味


  • 英語: “layabout” – someone who is very lazy or avoids work.

  • 日本語: 「怠け者」「働かない人」という意味です。人を見下して「この怠け者が」というように使われることが多い単語です。やや強い否定的ニュアンスが含まれ、「なまけて何もしない人」「ぐうたらしている人」を指す時に用いられます。

「友達がずっとソファで寝転がって何もしていない場合に、ちょっと冗談めかして ‘You’re such a layabout!’ と言うような感じで使われる単語です。」

品詞・活用


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • 単数形: layabout

  • 複数形: layabouts

他の品詞形

名詞としてしか使わないのが一般的ですが、似た意味をもつ別の品詞には “lazy” (形容詞) や “laze” (動詞: 怠ける) などがあります。


  • 例: “laze around” → 「ぶらぶら怠ける」

CEFRレベル


  • レベルの目安: B2(中上級)


    • 「layabout」は日常会話でそれほど難しくはないものの、やや口語的でニュアンスも強く、一般英語としての学習は中上級レベル以降に知っておくとよい単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “layabout” は “lay” + “about” という2つの単語を合成した形ですが、厳密には接頭語・接尾語よりも「句動詞のような成り立ち」が名詞化した表現と考えられます。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. “lazy layabout”


    • 「ひどく怠け者の人」


  2. “call someone a layabout”


    • 「誰かを怠け者と呼ぶ」


  3. “accuse someone of being a layabout”


    • 「誰かが怠け者だと避難する」


  4. “shiftless layabout”


    • 「向上心のない怠け者」


  5. “treated like a layabout”


    • 「怠け者扱いをされる」


  6. “no-good layabout”


    • 「どうしようもない怠け者」


  7. “labelled as a layabout”


    • 「怠け者のレッテルを貼られる」


  8. “acting like a layabout”


    • 「怠け者のように振る舞う」


  9. “incompetent layabout”


    • 「無能で怠け者の人物」


  10. “worthless layabout”


    • 「役に立たない怠け者」



3. 語源とニュアンス

語源


  • “layabout” は19世紀末〜20世紀初頭あたりに現れたとされ、文字通り “lay about” (あちこちに寝転がっている) からきています。仕事もせずにぶらぶらしているさまを指す表現が名詞化したものと考えられます。

ニュアンス・使用時の注意


  • 侮蔑的または軽蔑的なトーンを伴う単語なので、相手との関係性に注意が必要です。冗談交じりに友人に言う場合もあれば、本気で怒っている時に使う場合もあります。

  • カジュアルな口語表現であり、正式な文書やフォーマルな場面では避ける方が無難です。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使い方


  • 可算名詞 (数えられる名詞) なので “a layabout” “two layabouts” のように使うことができます。

  • 文法的には「人」を指す名詞ですので、主語や目的語として用いられます。


    • 例: “He’s just a layabout.” → 「彼はただの怠け者だ。」


使用シーン


  • カジュアル: 友人や家族とのやりとり。ジョークや軽い毒舌として。

  • フォーマル: ほぼ使用しない。書き言葉ではかなり強いネガティブな評価を与えるため避けられがち。


5. 実例と例文

ここでは「日常会話」「ビジネス」「学術的文脈」の3つに分け、それぞれ3つずつ例文を挙げます。

日常会話(カジュアル)


  1. “Stop being such a layabout and help me clean the kitchen.”

    「そんなに怠け者でいないで、台所掃除を手伝ってよ。」

  2. “You’ve been lying on the couch all day. You’re turning into a layabout!”

    「一日中ソファに寝転がってるじゃない。怠け者になっちゃうよ!」

  3. “He’s a bit of a layabout, but he’s fun to hang out with.”

    「あいつはちょっと怠け者だけど、一緒にいると楽しいんだよね。」

ビジネス(職場ややカジュアル)


  1. “The manager called him a layabout because he never meets his deadlines.”

    「彼は締め切りを守らないので、マネージャーに怠け者と呼ばれました。」

  2. “We can’t afford to have layabouts on our team if we want to meet our quarterly goals.”

    「四半期目標を達成するには、チームに怠け者がいる余裕はありません。」

  3. “Dismissing employees as mere layabouts can create a negative work environment.”

    「社員をただの怠け者だと決めつけると、職場環境は悪化します。」

学術的文脈(ややフォーマルな文脈で使うとしたら)


  1. “In socio-economic studies, the term ‘layabout’ is often associated with underemployment and lack of motivation.”

    「社会経済学の研究では、『layabout』という用語は不完全雇用や動機の欠如と関連付けられることが多い。」

  2. “Historical accounts sometimes depict certain aristocrats as layabouts, highlighting social privilege.”

    「歴史的記録では、一部の貴族を怠け者として描写し、社会的特権を浮き彫りにすることがある。」

  3. “The concept of a ‘layabout society’ raises questions about productivity, welfare, and resource allocation.”

    「『layabout社会』という概念は、生産性や福祉、資源配分に関する問題提起を行います。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. idler (アイドラー) – 怠けている人

  2. loafer (ローファー) – 仕事もせずブラブラしている人

  3. slacker (スラッカー) – やるべきことを怠る人

  4. bum (バム) – 俗っぽい表現で「ろくでなし/浮浪者」というニュアンスも

これらの単語はどれも「怠け者」を指しますが、


  • “slacker” は仕事や宿題など「やるべきことを怠る」という文脈が強いです。

  • “loafer” は「ブラブラしている」「することがなくて怠けている」という感じです。

  • “layabout” は皮肉や侮蔑感があり、それ自体が「きちんと働かないで怠ける人」というニュアンスを強調します。

反意語


  • “hard worker” (勤勉な人)

  • “diligent person” (熱心な人)

  • “workaholic” (仕事中毒の人)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈleɪ.ə.baʊt/


    • アクセントは最初の “lay” の部分にあります (第一音節)。


  • アメリカ英語: [レイ・アバウト] のように発音されることが多い。

  • イギリス英語: ほぼ同じですが、母音の違いで [レイ(ア)バウト] のようにやや曖昧母音が入ることがある。

  • よくある間違い: “lay” を /laɪ/ と発音してしまうことがありますが、正しくは /leɪ/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “layabout” は “layabout”、真ん中に “a” が入る点に注意しましょう。“laybout” や “layabaut” などのミスに要注意です。

  • 用法の勘違い: “lay” から “lie” と混同しやすいですが、ここでは区別してください。

  • 口語的・否定的ニュアンス: 学術的・フォーマルな文書ではあまり使いません。失礼な印象を与える表現なので、関係性やシチュエーションを考慮する必要があります。

  • 試験対策: TOEIC、英検などの試験ではあまり出題されませんが、単語力を試すような読解問題などで見かけることはあるかもしれません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “layabout” は “lay” (横になる) と “about” (あちこち) が合わさって「どこでもごろごろしている人」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 見た目から “lazy” と似たニュアンスを連想し、“lay(寝転ぶ)” + “about(あちこち)” → 「ぐうたらしている」というストーリーを思い浮かべると記憶に残ります。

  • 勉強テクニックとしては、似た語 “slacker” や “loafer” とセットでイメージすると、「怠け者」系の単語群が覚えやすいでしょう。


以上が名詞 “layabout” の詳細解説です。日常的にはやや辛辣な言い方として使われる単語なので、使い方と状況をよく選んで活用してみてください。

意味のイメージ
layabout
意味(1)

なまけ者

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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