最終更新日:2025/11/17

The juror carefully considered all the evidence before reaching a verdict.

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陪審員は証拠を注意深く検討した後、評決に至った。

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元となった辞書の項目

juror

IPA(発音記号)
名詞

陪審員

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解説

1. 基本情報と概要

単語: juror

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): a member of a jury who is required to give a verdict in a legal case, based on the evidence presented.

意味(日本語): (裁判などで) 陪審の一員(陪審員)として、提示された証拠をもとに評決を下す人。

「juror」は、法廷で陪審員として評決に参加する人を指します。日本語では「陪審員」と訳されます。主に、アメリカなど陪審制を採用する国で登場する単語です。比較的フォーマルな法律の文脈で使われ、日常会話では「jury duty(陪審義務)」の一環として「I was called to serve as a juror.(陪審員として呼ばれた)」のように登場します。


  • 活用形:


    • 単数: juror

    • 複数: jurors


  • 他の品詞形:


    • 動詞形はなく、名詞としてのみ使われます。

    • 関連語として「jury(陪審団)」があります。「juror」は「jury(陪審)」を構成する一人ひとりを指します。


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)


    • 法律や公的手続き関係で使われる語彙のため、少し専門性が高い単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 「juror」は、ラテン語の「jurare(誓う)」に由来する「jur-(法律・裁判に関係する語幹)」から派生しています。

    • 接尾語「-or」は「~する人」を表す機能を持ちます。


  • 派生語・類縁語:


    • jury(陪審団)

    • jurisdiction(司法権、管轄権)

    • jurist(法学者)

    • perjury(偽証)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


    1. serve as a juror(陪審員として務める)

    2. be selected as a juror(陪審員に選ばれる)

    3. excused juror(免除された陪審員)

    4. prospective juror(候補の陪審員)

    5. summon a juror(陪審員を召喚する)

    6. swear in a juror(陪審員を宣誓させる)

    7. replace a juror(陪審員を交代させる)

    8. jury duty summons(陪審義務の召喚状)

    9. juror misconduct(陪審員の不正行為)

    10. biased juror(偏見を持った陪審員)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 中世ラテン語の “iurator”(誓う人)→ 仏語 “juror” → 英語 “juror”

    • 「誓い」を意味するラテン語 “jurare” に由来し、「誓いを立てる人」のニュアンスが含まれます。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 主に法的な文脈で使用し、日常的には「jury duty(陪審義務)」という形で馴染みがあります。

    • 使用場面はフォーマルです。口語ではあまり頻繁に出る単語ではないものの、ニュースやドラマなどの法律関連ではよく見かけます。

    • 「juror」は個人、「jury」は集団ですので区別に注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的特徴:


    • 可算名詞 (countable noun) なので、a juror / two jurorsのように数えられます。

    • 前に冠詞をつけて使うのが一般的です (例えば「a juror」「the juror」など)。


  • 一般的な構文・イディオム:


    • “serve as a juror”

    • “be called for jury duty”

    • “be selected as a juror”


  • フォーマル/カジュアル:


    • 法律関連の正式な文書や公的手続きで使われる場合が多く、フォーマルな用語に分類されます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I got a letter saying I need to serve as a juror next month.”

    「来月、陪審員として務めるようにという手紙が届いたんだ。」


  2. “My sister was excited to be chosen as a juror for that high-profile case.”

    「私の姉は有名な裁判の陪審員に選ばれて、ちょっとワクワクしてたよ。」


  3. “He’s worried about missing work if he’s called as a juror.”

    「陪審員に呼ばれたら仕事を休まないといけないかもと、彼は心配しているよ。」


(2) ビジネスの場面での例文


  1. “We will provide documentation to employees who need to serve as a juror.”

    「陪審員として勤務する必要のある従業員には、必要書類を用意します。」


  2. “Our HR policy supports staff members who are summoned as a juror.”

    「当社の人事ポリシーは、陪審員に召喚された従業員をサポートします。」


  3. “The meeting was postponed because the key manager had to attend court as a juror.”

    「重要なマネージャーが陪審員として裁判に出席しなければならなかったため、会議は延期されました。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “In many legal systems, the role of a juror is crucial to ensure a fair trial.”

    「多くの法制度において、公平な裁判を実現するため陪審員の役割は極めて重要です。」


  2. “Researchers have studied how a juror’s background might affect the verdict.”

    「研究者たちは、陪審員の背景がどのように評決に影響を及ぼすかを調査しています。」


  3. “Law students often discuss case studies involving juror bias in advanced seminars.”

    「法学部の学生は、上級セミナーでは陪審員の偏見に関する事例をよく議論します。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “jury member” (陪審団の一員)


      • ほぼ同義ですが、“jury member”はよりカジュアルな言い回しです。


    2. “panel member” (審査員、審理委員)


      • 法律文脈というより、コンペや議論の審査員を指す場合にも使えます。



  • 近しい関連語:


    • “judge” (裁判官)

    • 言葉の響きが似ているが、役割は大きく異なります。

    • “defendant” (被告)

    • 陪審員に対する立場、反対語ではありませんが同じ裁判の当事者という点で関連します。


  • 反意語:


    • 厳密な反意語はありませんが、立場の違いとして “defendant” や “prosecutor” などが挙げられます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈdʒʊrər/

    • イギリス英語: /ˈdʒʊərə(r)/


  • 強勢(アクセント)の位置: 単語の最初の “ju” の部分にアクセントがあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: イギリス英語では “-r” の発音が弱めになります (非巻き舌)。


  • よくある発音の間違い: “juror” の二つの “r” を意識せず「あいまいな母音」で流してしまう場合があります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “jurer” や “jurour” のように誤って綴る例がある。

  • 単語の混同: “jury” (陪審団) と “juror” (陪審員) は似ていますが、意味が違います。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは直接的にはあまり出題されないかもしれませんが、法律関連テキストや時事問題の読解で登場する可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすいイメージ: “juror = jury + or” と分解して、「jury(陪審団)を構成する一人の人」と覚えるとよいでしょう。

  • 関連ストーリー: 「裁判所で誓いを立てる人」と意識すると、語源の “jurare(誓う)” とつながります。

  • 勉強テクニック: 「陪審員=juror」「陪審団=jury」と言い換えて、2文字違い(-or が付くかどうか)を意識すると混同しにくくなります。


「juror」は法律の分野で非常に重要な役割を果たす人を指す言葉です。ニュースや裁判関連の文章を読む際には必ずと言っていいほど目にする単語ですので、法律英語の学習を進めるうえでぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
juror
意味(1)

陪審員

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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