最終更新日:2025/10/20

To prevent hijacks, all carry-on baggage is carefully inspected.

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ハイジャック防止のため機内持ち込み手荷物の検査が厳重だ。

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元となった辞書の項目

hijack

名詞

ハイジャック事件

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解説

1. 基本情報と概要

単語: hijack

品詞: 名詞 (ただし、同じ形で動詞としてもよく使われます)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


B2(中上級):議論や抽象的な内容もある程度理解でき、ある程度複雑な文章や会話にも対応可能なレベル。


意味(英語)


  • (Noun) The act of illegally taking control of a vehicle, aircraft, or other property in transit through force or threats.

意味(日本語)


  • (名詞) 交通手段や物を移動中に、武力や脅迫で不正に乗っ取ったり奪い取ったりする行為を指します。

    例えば、飛行機や車が移動中に何者かに奪われる場面を思い浮かべるとイメージしやすいです。

    ニュースなどで「航空機のハイジャックが発生した」といった報道を耳にすることがあります。かなり物騒で深刻な状況を示すときに使われます。

動詞形の活用例


  • to hijack (原形)

  • hijacks (三人称単数形)

  • hijacked (過去形・過去分詞形)

  • hijacking (現在分詞)

他の品詞への変化例


  • hijacker (名詞): ハイジャック犯、人を乗っ取る人。

  • hijacking (動名詞・名詞): ハイジャックする行為そのもの。たとえば「a hijacking occurred (ハイジャックが起こった)」など。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): “hijack”

    語源は諸説ありますが、「highway robbery(街道強盗)」や「high + jack」という組み合わせに由来する可能性が指摘されています。(詳細は後述の語源をご覧ください)


  • 派生語や類縁語


    • hijacker: ハイジャック犯

    • hijacking: ハイジャック(すること・行為)


  • よく使われるコロケーション(10個)


    1. airplane hijack(飛行機のハイジャック)

    2. car hijack(自動車のハイジャック)

    3. hijack attempt(ハイジャック未遂)

    4. hijack threat(ハイジャックの脅威)

    5. hijack incident(ハイジャック事件)

    6. prevent a hijack(ハイジャックを防ぐ)

    7. plan a hijack(ハイジャックを計画する)

    8. a series of hijacks(一連のハイジャック)

    9. the aftermath of a hijack(ハイジャックの余波)

    10. hijack scenario(ハイジャックの想定シナリオ)



3. 語源とニュアンス


  • 語源

    “hijack”という語の正確な起源ははっきりしませんが、20世紀初頭のアメリカで「密造酒などを輸送中に強奪する」行為を指すスラングが由来とされています。

    「highway robbery(街道強盗)」や、「high and jack(空高く持ち去る、かっさらう)」がミックスされた可能性もあります。


  • ニュアンス


    • 「強奪」という非常に暴力的で深刻なイメージを伴います。

    • 行為の重さや重大性を強調する言葉です。

    • 口語やカジュアルな場面で軽々しく使うよりは、犯罪や事件を語る文脈で使われることが多いです。


  • 使用上の注意点


    • 切迫した事件や犯罪行為を表すため、深刻な場面で用いられることが主です。

    • 文章(ニュース記事やレポート)・公式な発表・ドキュメンタリーなどでよく見かけます。

    • 日常会話で冗談混じりに「ハイジャック」と使うと物騒な印象を与えるため、気軽には使わないほうがよいです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使い方


    • 可算名詞として扱われることが多い: “a hijack,” “the hijack”

    • 文中では「the hijack of the plane(その飛行機のハイジャック)」などの形で用いられます。


  • 動詞としての使い方


    • 他動詞 (transitive verb) として使われる: “He hijacked the plane.”

    • 「~をハイジャックする」という目的語をとる形。


  • よくある構文例


    • “The hijack of Flight 123 shocked the world.”

    • “They planned a hijack involving multiple vehicles.”


  • イディオムっぽい表現


    • “(to) hijack the conversation” → 会話を横取りする(比喩的表現)

      ただし、ややカジュアルな用法で、しばしば比喩的に“take control of something”という意味にも使われます。



5. 実例と例文

日常会話で使われる例文(やや比喩的)


  1. “It felt like he tried to hijack the whole meeting and talk about his own agenda.”

    (彼は会議全体を乗っ取って、自分の議題の話ばかりしていたように感じた。)


  2. “Don’t let negative thoughts hijack your day.”

    (否定的な考えに1日を支配されないようにして。)


  3. “She worries that someone might hijack her social media account.”

    (彼女は誰かがSNSアカウントを乗っ取るかもしれないと心配している。)


ビジネスシーンで使われる例文


  1. “We need stronger security measures to prevent a hijack of our project’s data.”

    (プロジェクトのデータがハイジャックされないよう、より強力なセキュリティ対策が必要です。)


  2. “The press conference was hijacked by protesters demanding change.”

    (記者会見は変革を求める抗議者たちに乗っ取られてしまった。)


  3. “A hijack risk assessment should be conducted for all sensitive shipments.”

    (重要な貨物すべてに対して、ハイジャックのリスク評価を行うべきです。)


学術的な文脈・フォーマルな例文


  1. “The study analyzes historical data on aircraft hijacks throughout the 20th century.”

    (この研究は20世紀における航空機ハイジャックの歴史的データを分析している。)


  2. “Hijacks often occur in regions where political tensions are high.”

    (政治的緊張が高い地域では、ハイジャックが起きることが多い。)


  3. “Government authorities have proposed stricter penalties for attempted hijacks.”

    (政府当局は、ハイジャック未遂に対するより厳しい罰則を提案している。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. kidnapping(誘拐)


      • 個人を対象にした強制的な連れ去り。hijackは乗り物や物を奪うニュアンスが中心。


    2. skyjacking(航空機ハイジャック)


      • 特に“航空機”に限定したハイジャック。


    3. carjacking(自動車ハイジャック)


      • 自動車を奪う行為。特定の乗り物にフォーカス。


    4. commandeering(徴用・公用徴発)


      • 政府や軍が合法的または強制的に乗り物や建物を使用すること。犯罪的ニュアンスは必ずしも含まれない。



  • 反意語


    • 直接的な反意語はありませんが、「保護する」「守る」といった行為全般が間接的に反意となり得ます。

    • 例: “protect,” “secure,” “guard” など。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈhaɪ.dʒæk/

    • イギリス英語: /ˈhaɪ.dʒæk/


  • アクセントの位置


    • “hi-”の部分に強勢があります(HAI-jack)。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 発音上、大きな違いはほとんどありませんが、英国発音では/dʒ/の音をやや強めに発音する場合がある程度です。


  • よくある発音の間違い


    • /hai-dʒak/ の /dʒ/ を /z/ や /ʒ/ と混同する場合があるので注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “hijack”を“highjack”とつづってしまうミスがよくあります。

    • 口頭発音と混同して「hijacking」と書くのは正しいですが、「hijacking」を「hijaking」と誤記するケースもあります。


  • 同音異義語との混同


    • 同音異義語はありませんが、「hi、high」の音のイメージで文脈を取り違えないよう注意が必要です。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などでは、ニュース記事の要約問題や、事件に関する文章の読解などで登場し得ます。

    • 動詞としての“hijack”が使われる文脈を問われることが多く、名詞形はやや少ないですが、対策として押さえておくと安心です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント


    • 「ハイジャック → “High + Jack” → 高いところでジャックする」くらいのイメージで覚えるとスペルが定着しやすいです。

    • 犯罪行為という印象が強いので、飛行機や車を「無理やり乗っ取る」場面を頭に浮かべると記憶しやすいでしょう。


  • 関連ストーリー


    • 「映画などで、主人公が飛行機の操縦室を奪還するシーン」などをイメージすると印象に残りやすくなります。



このように、“hijack” (名詞) は「乗り物や物を移動中に不正に奪う行為」を指し、犯罪や事件、危険を伴う深刻な状況を表す言葉です。一緒に動詞形“to hijack”や関連語も覚えると理解が深まります。深刻なニュアンスを持つため、カジュアルな場面で使うのは避け、主にニュースや公式文書、事件を扱う文脈での使用に留めましょう。

意味のイメージ
hijack

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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