最終更新日:2025/10/17

There's a foul smell in the kitchen.

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台所はひどく不快な臭いがします。

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元となった辞書の項目

foul

形容詞

汚い,不潔な / (行為などが)邪悪な / 《名詞の前にのみ用いて》(競技で) 反則の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: foul

品詞: 形容詞(ほか、名詞・動詞としても使用される)

意味(英語)

• dirty, offensive, or unpleasant

意味(日本語)

• 汚れた、不快な、違反的な、悪い状態など

「foul」は、物理的に「汚れている」「悪臭がする」という場合や、「言葉や行いがひどく、不快感を与える」というニュアンスでも使われます。また、スポーツなどで「ルールに反する」行為を指す場合にも使われ、幅広い文脈で登場します。日常会話でもわりとよく使われる単語ですが、状況や文脈次第でかなりきつめの印象を与えることもあります。

活用形

形容詞の場合は特に活用はありませんが、名詞・動詞として以下のように使われる場合があります:


  • 名詞: a foul (ファウル)(スポーツでの反則行為など)

  • 動詞: to foul (ファウルを犯す、~を汚す)


    • 例: fouls / fouled / fouling


他品詞になった例


  • 動詞として: “He fouled the other player on purpose.” (彼はわざともう一人のプレーヤーに反則をした)

  • 名詞として: “He committed a foul during the game.” (彼は試合中に反則を犯した)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 一般的な日常会話やニュースなどで出てくる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

foul は、一語で完結しており、明確な接頭語や接尾語はありません。

もともと古英語由来で、「汚れている」「不快な」「邪悪な」などの意味合いを持って進化してきました(語源は後述)。

代表的な派生語・関連表現


  • foulness (名詞): 不潔さ、不快さ、不正

  • foully (副詞): 汚く、卑劣に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. foul smell → 不快な臭い

  2. foul language → 下品な言葉遣い

  3. foul weather → 悪天候

  4. foul mood → 不機嫌な状態

  5. commit a foul → 反則を犯す

  6. foul play → 不正行為、他殺の疑い

  7. foul breath → 口臭がひどい

  8. foul odour/odor → 悪臭

  9. foul ball → (野球での)ファウルボール

  10. foul up → 何かを台無しにする、しくじる(口語的に「やらかす」)


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の “fūl” に由来し、「汚れた」「不快な」「邪悪な」という意味を含んでいました。そこから転じて、評判を汚す行為やスポーツの反則等、多様な用法へと広がりました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 汚いものや不快な言動・行為を示す、強めのネガティブ表現です。

  • スポーツでは「ファウル」という明確な専門用語としても使われるので、比較的カジュアルでもビジネスでも通じやすいです。ただし「foul language」は強い表現で不快感を表すため、言葉の選び方には注意が必要です。

口語 / 文章 / カジュアル / フォーマル


  • 「foul」は口語でも文章でも使われますが、不快感を強調したい際にしばしば使用され、フォーマルな文章にはあまり登場しません。

  • スポーツ報道や日常会話ではわりと自然に「foul」を使用します。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての用法:


  • 「foul + 名詞」の形で「不快な、汚れた」という意味を表します。

    例: “The foul air in the room made me feel sick.”

名詞としての用法(可算名詞):


  • スポーツ用語で「反則行為」を意味します。

    例: “He committed three fouls in the first half.”

動詞としての用法(他動詞):


  • 「~にファウルする」「~を汚す」の意味があります。

    例: “He fouled the opponent in the last minute.”

イディオム・一般的な構文


  • cry foul (不当だと抗議する)

    例: “They cried foul over the new policy.”

  • foul up (台無しにする、しくじる)

    例: “I really fouled up our presentation by forgetting an important slide.”


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “That garbage has such a foul smell; can you take it out?”

    (ゴミがすごく臭うから、捨ててくれない?)

  2. “He’s in a foul mood today, so be careful when you talk to him.”

    (彼は今日は機嫌が悪いみたいだから、話すとき気をつけて。)

  3. “Don’t use foul language in front of the kids!”

    (子どもの前で汚い言葉は使わないで!)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “If you notice any foul play in the accounting process, please report it immediately.”

    (もし会計処理で何か不正行為に気づいたら、すぐに報告してください。)

  2. “Our supplier warned that foul weather might delay the shipment.”

    (仕入先が、悪天候のせいで出荷が遅れるかもしれないと言っていました。)

  3. “We don’t tolerate foul language in this office.”

    (このオフィスで汚い言葉遣いは許されません。)

学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “The presence of certain bacteria resulted in foul odors emanating from the sample.”

    (特定の細菌の存在により、サンプルから不快な臭いが発生した。)

  2. “Researchers identified potential foul play in the data collection procedure.”

    (研究者はデータ収集手順に不正行為の疑いを発見した。)

  3. “A foul environment in the laboratory can compromise experimental results.”

    (実験室の悪環境は実験結果を損なう可能性がある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. disgusting(嫌悪感を起こさせる)


    • “disgusting”は生理的に気持ち悪いというニュアンスが強い。


  2. offensive(不快な、攻撃的な)


    • 一般的に人の感情を害する表現。「foul language」は“offensive language”とも言い換えやすい。


  3. nasty(不快な、意地悪な)


    • “nasty”は人柄などが意地悪で不快なイメージを伴うことが多い。


  4. dirty(汚れた、汚い)


    • 物理的に汚いという場合に用いられることが多い。


  5. vile(ひどく不快で嫌な)


    • かなり強い侮蔑や嫌悪の意味合いを持つ。


反意語


  1. fair(正々堂々とした / きれいな)


    • スポーツでの「フェアプレー」という文脈で “foul” と特に対比されやすい。


  2. pleasant(心地よい、楽しい)


    • “foul smell” の反意として “pleasant aroma” のような使い方ができる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /faʊl/

  • アメリカ英語: [faʊl]

  • イギリス英語: [faʊl]

  • アクセントは単音節なので特別な強勢位置はありませんが、f の発音と ow の二重母音に注意します。

  • “fowl” (鳥類の意味。発音は同じ /faʊl/) とスペルだけが違い、混同しやすい運用上の注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “foul” と “fowl” を混同しやすい(意味が全く違うので要注意)。

  • “foul” はネガティブなニュアンスが強い形容詞なので、場面を選びます。友達とのカジュアルな会話では普通に使えますが、ビジネスやフォーマルな席では使い方に配慮が必要です。

  • スポーツでは試験問題で “commit a foul” などの表現が出題され単語力を問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “foul” と “fowl” のスペルの違いに注意しましょう。鳥 (fowl) は“w”が入る。「汚い」は“u”だけで乗り切るイメージで覚えておくと良いかもしれません。

  • “foul” は「フィールドの外に出るボール(ファウルボール)」として野球を連想すると覚えやすいです。

  • “Filthy Or Unpleasant” から頭文字を取った暗記法を作るなどして、汚い・不快というイメージと紐づけると覚えやすいでしょう。

以上が形容詞「foul」の詳細解説です。スポーツの文脈だけでなく、日常生活でも不快なものや状態を強調するときに役立ちます。ぜひ使い方を覚えてみてください。

意味のイメージ
foul
意味(1)

汚い,不潔な(dirty);不快な,むかつくような

意味(2)

(天候が)悪い

意味(3)

《話》いやな,ひどい

意味(4)

(行為などが)邪悪な;(言葉・話などが)下品な,みだらな

意味(5)

《名詞の前にのみ用いて》(競技で)反則の;(野球で)ファウルの

意味(6)

《名詞の前にのみ用いて》(パイプ・煙突などが)詰まった

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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