元となった辞書の項目
doorkeeper
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: doorkeeper
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味 (英語): A person whose job is to guard, open, or manage the entrance to a building or room.
意味 (日本語): 建物や部屋の入り口を管理し、見張ったり、扉を開閉したりする役割を担う人のことです。
「建物やルームの入口で人の出入りを管理する門番や受付のイメージです。公共施設や劇場、ホテルなどで、来訪者を確認したり案内したりする立場の人を指します。」
- 可算名詞なので、単数形 doorkeeper、複数形 doorkeepers として使います。
- 他の品詞への変化例は多くはありませんが、類似する語として doorman(名詞)があり、意味合いはほぼ同じです。
CEFRレベル: B2(中上級)
「一般的な日常会話で頻出というよりは、建物の管理やフォーマルな場面で登場しやすい単語です。」
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成:
- door + keeper
- door(扉)と keeper(~を保持・管理する人)の組み合わせです。
- door + keeper
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- serve as a doorkeeper(門番として働く)
- greet visitors as a doorkeeper(ドア係として訪問者を出迎える)
- the doorkeeper’s station(ドア係の持ち場)
- hire a doorkeeper(ドア係を雇う)
- request the doorkeeper’s assistance(ドア係の助けを求める)
- appoint a doorkeeper(ドア係を任命する)
- the doorkeeper’s uniform(ドア係の制服)
- a doorkeeper at the club(クラブのドア係)
- the doorkeeper’s duty(ドア係の任務)
- consult the doorkeeper(ドア係に相談する)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- door(古英語 dor 「扉、入口」)と keeper(古英語 cépa「見張る、保つ人」)が合わさってできたと考えられます。
- door(古英語 dor 「扉、入口」)と keeper(古英語 cépa「見張る、保つ人」)が合わさってできたと考えられます。
- 歴史的背景:
- 中世や古い建築物などにおいては、城の門番や劇場の入り口係など、人々の行き来を管理する存在が不可欠でした。そこから doorkeeper という単語も定着してきたとされています。
- 中世や古い建築物などにおいては、城の門番や劇場の入り口係など、人々の行き来を管理する存在が不可欠でした。そこから doorkeeper という単語も定着してきたとされています。
- ニュアンスや感情的響き:
- フォーマルかつ職務的な響きがあります。公的施設、議会ビル、劇場や私設の高級クラブなどで使われるイメージが強いです。
- 口語的に使うよりは、文章や正式な場面で目にする機会が多い単語です。
- フォーマルかつ職務的な響きがあります。公的施設、議会ビル、劇場や私設の高級クラブなどで使われるイメージが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 可算名詞:単数形 (a doorkeeper)、複数形 (doorkeepers)
- 使用シーン:主に役職や職種を表すため、前に冠詞 (a / the) をつけたり、所有格 (the doorkeeper’s) として用いることが多いです。
- 可算名詞:単数形 (a doorkeeper)、複数形 (doorkeepers)
一般的な構文例:
- “He works as a doorkeeper at the theater.”
- (彼はその劇場でドア係をしている)
- (彼はその劇場でドア係をしている)
- “The doorkeeper let us into the conference room.”
- (ドア係が私たちを会議室に通してくれた)
- (ドア係が私たちを会議室に通してくれた)
- “He works as a doorkeeper at the theater.”
イディオム的表現: 直接のイディオムは少ないものの、組織や施設においてよく使われる表現として “act as a doorkeeper” (〜として入り口を管理する) などがあります。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアルシーン)
- “I asked the doorkeeper where the restroom was.”
「ドア係の人にお手洗いの場所を聞いたんだ。」 - “The doorkeeper at the museum was very friendly.”
「博物館のドア係はとても親切だったよ。」 - “If you have any questions, just ask the doorkeeper.”
「何か質問があれば、ドア係に聞いてみてね。」
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “Please inform the doorkeeper that our guests will arrive at 10 a.m.”
「10時にお客様が到着する旨をドア係に知らせてください。」 - “The doorkeeper guided the new employee to the reception area.”
「ドア係が新入社員を受付へ案内しました。」 - “We need a reliable doorkeeper to ensure security at the main entrance.”
「正面入口のセキュリティを確保するために、信頼できるドア係が必要です。」
学術・公的文脈 (フォーマル/書き言葉)
- “In historical contexts, the role of the doorkeeper was critical for regulating access.”
「歴史的に見ると、ドア係の役割は出入りを規制するうえで非常に重要でした。」 - “The doorkeeper was responsible for maintaining a log of all visitors.”
「ドア係は、すべての来訪者の記録をとる責任を負っていました。」 - “A professional doorkeeper must observe protocol and ensure the confidentiality of visitors.”
「プロのドア係は、規定を守り、来訪者の機密保持を確実にしなければなりません。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
doorman (ドアマン)
- 意味: 主にホテルや高級マンションなどで、出入り口のドアを開閉し、客を迎える人。より日常的です。
- 違い: doorkeeper よりも口語的に使われ、街中のホテルなどでもよく見かけます。
- 意味: 主にホテルや高級マンションなどで、出入り口のドアを開閉し、客を迎える人。より日常的です。
gatekeeper (門番、ゲートキーパー)
- 意味: ゲート(門)を管理する人。比喩的に情報や人の出入りを管理・制限する立場の人にも使います。
- 違い: door よりも「門」など大きな出入口の管理をするイメージがあります。
- 意味: ゲート(門)を管理する人。比喩的に情報や人の出入りを管理・制限する立場の人にも使います。
porter (ポーター)
- 意味: ホテルや駅などで荷物を運ぶ人や、時にはドアの管理をする人。
- 違い: 荷物運びも含み、やや広域の意味があります。必ずしもドアの管理だけではありません。
- 意味: ホテルや駅などで荷物を運ぶ人や、時にはドアの管理をする人。
反意語
- doorkeeper の直接的な反意語は特にありません。あえて言えば、“visitor” や “guest” が「訪問する側」として対比的な存在になります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA): /ˈdɔːrˌkiːpər/ (米), /ˈdɔːkɪˌpɪər/ (英)
- アメリカ英語: ドォアキーパー
- イギリス英語: ドォキーパー(/r/ の発音が弱めまたは無音の場合あり)
- アメリカ英語: ドォアキーパー
アクセントの位置:
- door の「ドァー」に第一強勢、keeper の「キー」に第二強勢が置かれることが多いです。
- door の「ドァー」に第一強勢、keeper の「キー」に第二強勢が置かれることが多いです。
よくある発音ミス:
- “door” の /ɔː/ が短音 /ɒ/ や /o/ になりがち
- “keeper” が “kee-per” ではなく “kee-puh” (弱母音化) になる場合があるので注意
- “door” の /ɔː/ が短音 /ɒ/ や /o/ になりがち
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “doorkeeper” とハイフンなしで書くことが多いですが、まれに “door-keeper” とハイフンを入れる人がいるので注意しましょう。
- “doorkeeper” とハイフンなしで書くことが多いですが、まれに “door-keeper” とハイフンを入れる人がいるので注意しましょう。
- 同音異義語:
- “door” と似た音の語はほとんどありませんが、発音は偽似として “dore” (英語には実質存在しないスペリング) などと混同しないようにしましょう。
- “door” と似た音の語はほとんどありませんが、発音は偽似として “dore” (英語には実質存在しないスペリング) などと混同しないようにしましょう。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、接客やビジネスシーン関連、ホテル業務などを扱うReadingパートやListeningパートに出ることがあります。特にホテルや劇場のシチュエーションを学ぶ際に押さえておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ法: 「door(ドア)を守る keeper(管理人)」という組み合わせで、日本語の「門番」「玄関番」を思い浮かべるとわかりやすいです。
- スペリングのポイント: door + keeper の組み合わせを意識することで、ハイフンを入れずに一語として書くのを間違えにくくなります。
- 関連ストーリー: 「重要な会合の入口に立って、誰を入れるか判断するのが doorkeeper」と、職務内容を思い描くと覚えやすいでしょう。
以上が doorkeeper の詳細解説です。建物の入口を管理する人を指すフォーマルな語として、文脈に合わせてぜひ使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
門衛,守衛