最終更新日:2025/10/31

He brought disgrace upon his family with his actions.

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彼は自分の行動で家族に不名誉をもたらした。

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元となった辞書の項目

disgrace

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉『不名誉』,不面目(dishonor),恥辱(shame) / 《a disgrace》(…にとって)恥となるもの(こと),名誉を汚すもの,つら汚し《+『to』+『名』》 / 〈U〉(…に)人気のないこと,不評《+『with』+『名』》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: disgrace

品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使われる)

英語の意味:

• Loss of respect, honor, or esteem; shame

(名誉や尊敬を失うこと、恥)

日本語の意味:

• 不名誉、恥辱、恥

「何かをしてしまった結果として、周りからの尊敬を失うような状態」を表す単語です。「品位を損なうこと」や「大変恥ずかしいこと」のニュアンスを含みます。

活用形(主な派生形):


  • 動詞形: “disgrace” (例: He disgraced the whole team. 「彼はチーム全体に恥をかかせた」)

  • 過去形: “disgraced” (例: He felt utterly disgraced. 「彼はひどく恥を感じた」)

  • 形容詞形: “disgraceful” (例: disgraceful behavior「恥ずべき行為」)

CEFRレベル: B2(中上級)

「disgrace」は少し抽象的な感情や道徳を扱う語なので、初級よりは少し上のレベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語 dis-: 「反対」「否定」を表す

  • 語幹 grace: 「優美さ」「恩寵」「名誉」

「grace(優美さや思いやりのある状態)」に dis- が付くことで、逆の意味「優美さや名誉を失うこと」を表すようになりました。

関連語や派生語:


  • disgraceful (形容詞): 不名誉な、恥ずべき

  • to disgrace (動詞): ~の面目をつぶす、~に恥をかかせる

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. in disgrace(不名誉な状態で)

  2. bring disgrace on someone(人に不名誉をもたらす)

  3. face disgrace(恥をかく、不名誉を被る)

  4. live in disgrace(恥辱の中で生きる)

  5. a disgrace to the family(家族にとっての恥)

  6. public disgrace(公の場での不名誉)

  7. fall into disgrace(不名誉な立場になる)

  8. suffer disgrace(不名誉を被る)

  9. social disgrace(社会的な恥)

  10. leave in disgrace(恥をかいたまま去る)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “dis-” (否定) + “gratia”(好意、恩寵)から派生した “disgrace” が、フランス語を経由して英語に入ったとされています。もともと「上位の者からの恩恵を取り上げられる」というニュアンスを含んでいました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「とても恥ずかしい思いをする」「大きく評判を落とす」ような、強い感情的響きがあります。

  • 広い意味で「恥」を表すことができ、フォーマル・カジュアル両方の場面で使われますが、感情を強調する場合にややフォーマル寄りな印象を持つことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算:


    • 一般的には不可算名詞として扱われることが多いです(例: bring disgrace on ~)。

    • しかし、「He is a disgrace.(彼は恥だ)」のように、可算的に使う場合もあります。


  2. 動詞としての用法:


    • to disgrace someone(誰かに恥をかかせる)

    • 例: “His actions have disgraced his team.”


  3. イディオム・よく使われる表現:


    • fall from grace: 「(名声・評価などを)失う、堕落する」

    • be a disgrace to someone/something: 「~にとって恥となる」


フォーマル/カジュアルの使い分け:


  • フォーマル・文章表現: “He left the company in disgrace.”

  • カジュアルな会話: “That’s such a disgrace!”


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I can’t believe he cheated. That’s such a disgrace!”

    「彼がカンニングしたなんて信じられない。すごく恥ずかしいよ!」


  2. “Don’t worry about the rumor; it’s not your disgrace.”

    「その噂のことで気にしないで。あなたの恥にはならないよ。」


  3. “He apologized for his behavior, realizing it brought disgrace on his family.”

    「彼は自分の行為が家族に恥をもたらしたと気づき、謝罪しました。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The scandal caused a major disgrace for the entire corporation.”

    「そのスキャンダルは、会社全体に大きな不名誉をもたらしました。」


  2. “He was forced to resign in disgrace after the financial irregularities were revealed.”

    「財務不正が明らかになった後、彼は不名誉の中で辞職を余儀なくされました。」


  3. “Our primary concern is to prevent any disgrace to our brand reputation.”

    「我々の第一の懸念は、ブランドの評判に不名誉が及ぶのを防ぐことです。」


(3) 学術的・公的な文脈での例文


  1. “Historically, exile was often viewed as a form of total disgrace.”

    「歴史的に、追放はしばしば完全な不名誉のひとつとみなされました。」


  2. “Political figures faced disgrace when their hidden affairs were exposed.”

    「政治家たちは、隠されていた不正行為が暴かれると、不名誉を被りました。」


  3. “A lack of integrity in research can lead to permanent disgrace in the academic community.”

    「研究における誠実さの欠如は、学術界で永久的な不名誉につながる可能性があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. shame(恥)


    • 「恥全般」を指す最も一般的な単語。印象としては“disgrace”よりも口語的で幅広い。


  2. dishonor(不名誉)


    • 尊敬や信用を失う、フォーマル度がやや高い。


  3. humiliation(屈辱)


    • 相手の前で恥をかく、より強い個人的な屈辱感を伴う場合。


  4. ignominy(不名誉、屈辱)


    • 非常にフォーマルかつ文語的で、古風・文学的ニュアンス。


反意語 (Antonyms):


  1. honor(名誉)

  2. respect(尊敬)

  3. dignity(尊厳)

これらは、周囲からの高い評価や尊敬を得る状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):

/dɪsˈɡreɪs/


  • アクセントは “-grace” の部分に置かれます (dis-GRACE)。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きく異ならず、[ɡr]の発音と強勢に注意します。

  • しばしば「ディスグレイス」とつなげて発音され、語末の “ce” を [s] の音で発音します。

よくある発音ミス:


  • “dis” のあとに舌がもたついて “dis-guh-race” のようになることがあります。

  • アクセントを前に置いて “DIS-grace” とならないよう意識してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “disgrece” などと書いてしまう誤りが多いです。

  2. 同音異義語との混同: “disgrace” と“disgraced”“disgraceful”を混在しやすいですが、品詞の違いに注意してください。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などの長文読解で、「不名誉」「評判を落とす」といった文脈で出ることがあります。

    • 同義語や派生語も合わせて覚えると読解に役立ちます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「grace(品位・優美さ)」に “dis-” がつくとそれを否定するイメージ → 「品位を失った状態」=不名誉

  • “disgrace” の中には “grace” が隠れていて、それが「否定」されると考えると覚えやすいです。

  • 勉強の際は、反意語(honor, respect)をセットで覚えると、「正反対のイメージ」で記憶が定着しやすくなります。


以上が名詞 “disgrace” の詳しい解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
disgrace
意味(1)

〈U〉不名誉,不面目(dishonor),恥辱(shame)

意味(2)

〈U〉(…に)人気のないこと,不評《+with+

意味(3)

《a disgrace》(…にとって)恥となるもの(こと),名誉を汚すもの,つら汚し《+to+

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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