最終更新日:2025/08/20

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元となった辞書の項目

concerning

前後置詞

…『について』,関して(about)

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: concerning

品詞: 前置詞 (preposition)

英語での意味: about, regarding

日本語での意味: 「〜に関して」「〜について」

「concerning」は、特定の事柄や話題に言及する際に使われる前置詞です。フォーマルな書き言葉や公的文書などでよく見られ、「〜について」「〜に関する」と言うときに便利です。

活用形・関連する品詞


  • concerning: 前置詞としては変化形なし

  • 同じ語幹 concern から派生する語


    • concern (名詞): 心配、懸念、関心事

    • concern (動詞): 関係する、心配させる

    • concerned (形容詞): 心配している、関係している

    • concerningly (副詞): 気がかりなほど


CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 学術的・ビジネス的な内容にも触れられるレベル。日常会話以上に、フォーマルな場面に対応する表現として覚えておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味


  • concerning は「concern(関係する、心配する)」という語幹に、「-ing」が付いた形ですが、ここでは「〜について」という前置詞として機能しています。

  • 接頭語・接尾語としては特に顕著な接頭語はなく、動詞形「concern」から派生した形と考えられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選

以下に「concerning + 名詞」の形で、よく使われる例と日本語訳を示します。


  1. inquiries concerning 〜(〜に関する問い合わせ)

  2. concerns concerning 〜(〜に関する懸念)

  3. a letter concerning 〜(〜に関する手紙)

  4. regulations concerning 〜(〜に関する規定)

  5. questions concerning 〜(〜に関する質問)

  6. documents concerning 〜(〜に関する書類)

  7. guidelines concerning 〜(〜に関する指針)

  8. issues concerning 〜(〜に関する問題)

  9. updates concerning 〜(〜に関するアップデート)

  10. provisions concerning 〜(〜に関する条項)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「concern」はフランス語の concerner(ラテン語由来)から来ており、元々は「一緒に混ざる」「関連する」というニュアンスを持ちます。

  • 歴史的背景: 中世英語の時代から「concern」は「関係する」「関わる」という意味合いで使われ、その後「concerning」が前置詞として「〜に関して」という意味で定着しました。

  • ニュアンスと使用時の注意:


    • 「concerning」はややフォーマルで、公的文章・報告書・ビジネス文書などで見られます。

    • 口語では「about」「regarding」の方が一般的に使われます。

    • 口語で「concerning」はまれに形容詞として「気がかりな」という意味でも使われますが、前置詞として用いた場合は「〜について」を意味する点に注意しましょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 前置詞 (preposition)

  • 役割: 後に名詞や代名詞を伴い、「〜に関して」「〜について」という意味を表す。

一般的な構文


  1. Concerning + 名詞/代名詞


    • 例: Concerning the new policy, we need your feedback.


  2. 「Concerning ...」で始める場合、前置きとしてビジネス文書などでよく使われます。


    • 例: Concerning your inquiry, we will provide updates soon.


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 主に文書や公式のスピーチなど。

  • カジュアル: 日常会話では「about」「regarding」のほうが頻度が高いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Concerning tonight’s party, what time should we arrive?”


    • 「今夜のパーティーについて、何時に行けばいいかな?」


  2. “Do you have any comments concerning the film we just watched?”


    • 「今見た映画についてコメントある?」


  3. “I received a call concerning our travel plans.”


    • 「旅行の計画に関して電話をもらったよ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Concerning the budget proposal, I believe we must revise the figures.”


    • 「予算案について、金額を修正する必要があると思います。」


  2. “I’d like to address an issue concerning employee satisfaction.”


    • 「従業員満足度に関する問題について言及したいと思います。」


  3. “Could you send me the documents concerning the upcoming conference?”


    • 「今度の会議に関する書類を送っていただけますか?」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The article provides evidence concerning climate change in coastal regions.”


    • 「その論文は沿岸地域での気候変動に関する証拠を示しています。」


  2. “We need further data concerning the population’s response to this vaccine.”


    • 「このワクチンに対する住民の反応に関するさらなるデータが必要です。」


  3. “There are several theories concerning the origin of language.”


    • 「言語の起源に関してはいくつかの理論があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. about(〜について)


    • 最も一般的。カジュアルからフォーマルまで幅広く使える。


  2. regarding(〜に関して)


    • フォーマル寄りだが、ビジネス文書やメールで広く使われる。


  3. in reference to(〜に関連して)


    • 少し硬めでフォーマル。文書やメール冒頭で使われることが多い。


  4. with respect to(〜に関して)


    • ややフォーマル。意見を述べる際によく用いられる。


「concerning」は、これらの表現よりもやや文語調・フォーマルな響きを持つことがありますが、文脈によっては問題なく置き換えが可能です。

反意語


  • 前置詞としての反意語は特定しにくいですが、「irrelevant to(〜とは関係のない)」などが対比的な表現として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語: /kənˈsɜː.nɪŋ/

    • アメリカ英語: /kənˈsɝː.nɪŋ/


  • アクセント: 第2音節「sur/ser」に強勢があります。


  • よくある誤り:


    • 「コンサーニング」と母音を強く発音してしまう場合がありますが、実際は弱い母音(schwa /ə/)を意識しましょう: kən-SUR-ning。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: concernig(nを1つ落とす)や concerring(rを重複)などのスペルミス。

  2. 前置詞の誤用: 日常会話であまり使わない場面でも「concerning」を多用すると不自然な印象を与えがちなので、「about」「regarding」と使い分けるとバランスがよい。

  3. 形容詞としての concerning との混同: 「(形容詞) 気がかりな」という別の意味があるため、文脈をしっかり確認する。

  4. 試験対策(TOEIC・英検など): ビジネスメール文面やリーディング問題で見かけることがあるため、フォーマルな文脈での用法を押さえておくと有利。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「concern(心配・関係)」と「〜ing」で作られた形と考えると、「(誰かの) 心配事や関係していることについて話す」のが「concerning」というイメージをもちやすいです。

  • 「about」と意味はほぼ同じでも、少し改まったニュアンスがあると覚えておくと使い分けがスムーズになります。

  • スペルのポイントは「concern + ing」。単語の中心に「c-e-r-n」がくることを意識するとスペルミスが減ります。


以上が「concerning」の詳細解説です。公的な書類や丁寧なメールでよく登場しますので、同義表現の「regarding」「about」などと合わせて覚え、使い分けると表現の幅が広がります。

意味のイメージ
concerning
意味(1)

について,関して(about)

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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