元となった辞書の項目
checkpoint
解説
1. 基本情報と概要
英単語: checkpoint
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語):
A place or point, especially one along a border or controlled area, where checks are carried out (e.g., security inspection, identity check).
意味(日本語):
検問所、確認所、または区切りとなる場所を指します。たとえば、国境を越える際の検問所や、セキュリティのために通行人を確認する場所などを指す単語です。「セキュリティや身分証明のチェックを行う場所」というニュアンスがあります。
活用形:
- 単数形: checkpoint
- 複数形: checkpoints
他の品詞の例:
- 動詞的用法(主にIT関連で「to checkpoint」という形で“作業状態を保存する”という特殊な使われ方があるが、一般的ではありません)
CEFR レベル目安: B2(中上級)
これは日常会話というより、旅行やニュースなどで登場することが多い単語です。基本レベルを超えて、やや専門的なシーン(空港や国境、セキュリティ関連など)で使われるため、中上級レベルの語彙と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- check: 調べる、確認する
- point: 点、場所
この2つが結びついて、「検査を行う場所」「確認を行う場所」という意味が生まれました。
関連語・派生語
- checkpointing (IT 分野の用語): システムなどの状態を保存する行為
- to check (動詞): 調べる、確認する
- checkpointed (形容詞または動詞の過去分詞形): チェックポイントが設定された(IT 用語)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- border checkpoint(国境の検問所)
- security checkpoint(セキュリティ検査場所)
- military checkpoint(軍の検問所)
- checkpoint guard(検問所の警備員)
- checkpoint crossing(検問所の通過)
- random checkpoint(抜き打ち検問)
- police checkpoint(警察の検問所)
- immigration checkpoint(入国管理検問所)
- checkpoint clearance(検問所での許可・クリア)
- checkpoint procedure(検査手続き)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「check(検査する、確認する)」と「point(場所、点)」が結びつき、19世紀末~20世紀ごろから軍事用語などで「検問所」を意味する形になりました。第二次世界大戦や冷戦時代などに、国境やエリアの出入りを制限・検査する場所として広く使われるようになった歴史的背景があります。
ニュアンスと注意点
- 公式・軍事・セキュリティ関連の場面で使われやすい単語です。非常にフォーマルな場面だけでなく、ゲームの「チェックポイント(セーブポイント)」のようにカジュアルにも使われます。
- 文書・ニュース記事ではフォーマルにも使われますが、日常会話では主に旅行やセキュリティ関連の話題で登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「1つの検問所」「複数の検問所」というように数えられます。
- 構文としては、前置詞 “at” や “through” などと一緒に使われることが多いです。
- 例: “They stopped at the checkpoint.” / “We passed through the checkpoint.”
よく使われる構文例
- at the checkpoint: 検問所で
- pass through the checkpoint: 検問所を通過する
- set up a checkpoint: 検問所を設置する
- arrive at the checkpoint: 検問所に着く
フォーマル/カジュアルな使い分け
- 公式文書やニュース、軍事・警察関係ではフォーマルな文脈で多用される。
- ゲーム用語やカジュアルな会話中では “checkpoint” で「中間地点や区切りとなる地点」のニュアンスでも使用される。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “We need to go through a security checkpoint at the airport.”
(空港でセキュリティチェックの検問所を通らないといけないよ。) - “There's a police checkpoint down the road, so drive carefully.”
(この先に警察の検問所があるから気をつけて運転してね。) - “The festival set up a small checkpoint to check tickets.”
(そのフェスではチケット確認用の小さな検問所が設置されていたよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “The entrance has a checkpoint where employees must scan their IDs.”
(入口に検問所があり、従業員はIDをスキャンしなければなりません。) - “We’ve implemented a checkpoint system to ensure all visitors are registered.”
(すべての来訪者が登録されていることを確認するため、検問システムを導入しました。) - “Please stop by the checkpoint on the first floor for your visitor badge.”
(訪問者用バッジを受け取るために、1階のチェックポイントに立ち寄ってください。)
学術・専門的文脈での例文
- “Researchers were halted at the military checkpoint before entering the restricted area.”
(研究者たちは制限区域に入る前に軍の検問所で足止めを食らった。) - “The historical site was located beyond several checkpoints due to its sensitive nature.”
(その歴史的遺跡はセンシティブな場所であるため、いくつかの検問所を越えた先に位置していた。) - “In computing, creating a checkpoint allows the system to revert to a safe state if errors occur.”
(コンピューティングの分野では、エラーが発生した際に安全な状態へ戻すためにシステムのチェックポイントを作成する。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- border crossing(国境の越境地点)
- 国境を越える地点そのものを指す。checkpoint よりも “国境を通る場所” というニュアンスが強い。
- 国境を越える地点そのものを指す。checkpoint よりも “国境を通る場所” というニュアンスが強い。
- security gate(セキュリティゲート)
- 空港や建物などで、金属探知機やX線検査がある入り口を指す。checkpoint とほぼ同じ役割を果たすが、ゲート自体を指す場合に使われる。
- 空港や建物などで、金属探知機やX線検査がある入り口を指す。checkpoint とほぼ同じ役割を果たすが、ゲート自体を指す場合に使われる。
- control point(制御点、管理地点)
- 現場管理や軍事行動など、広い分野で使えるがややフォーマル・技術的な響き。
反意語
厳密な反意語はありませんが、あえて挙げるなら “open passage”(自由通行)や “free entry”(自由に入場可能)などで「検査なしで通過できる」ニュアンスを表せます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(国際音声記号): /ˈtʃek.pɔɪnt/
- アメリカ英語: [tʃek-pɔɪnt](第一音節“check”に強勢)
- イギリス英語: [tʃek-pɔɪnt](同様に第一音節“check”に強勢)
- アメリカ英語: [tʃek-pɔɪnt](第一音節“check”に強勢)
- よくある発音ミス: “chek” の部分を “shek” のように発音してしまうミス。しっかりと “ch” (/tʃ/) を意識するとよいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “checkpoint” を “check point” や “check-point” などと分割して書いてしまう場合。辞書上は1語です。
- 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、”checkup”(健康診断)などの類似綴りと混同しないように注意しましょう。
- 文脈の誤用: “checkpoint” は特定の場所での検査・確認を指すことが多く、中間地点や区切りの意味のときはコンテクスト(ゲームなど)で判断してください。
- 試験対策: TOEIC や英検などでは国境や空港などのシチュエーション説明で出題される可能性があります。聞き取り問題や読解問題に登場しやすい単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Check(確認) + Point(地点)」 と覚えるとシンプル。
- ゲーム内で「チェックポイントを通過する」と言われるように、「一旦区切り」を意味するイメージを持つと記憶に残りやすいです。
- 旅行や国境、空港のセキュリティなどをイメージすると実際のシーンでも使いやすくなります。
- スペリングでは、あいだにハイフンを入れず、つづりを1語として覚えておくとミスを防ぎやすいです。
以上が「checkpoint」の詳細な解説です。旅行やニュース、ゲームなど、さまざまな場面で登場する単語なので、イメージしながら覚えるとよいでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
検問所