burglary
名詞 “burglary” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: burglary
日本語訳: 住居侵入窃盗、押し込み強盗
意味(英語で):
The act of illegally entering a building (usually a house) with the intent to commit a crime, especially theft.
意味(日本語で):
建物(通常は家)に違法に侵入し、窃盗などの犯罪を行う意図がある行為を指します。
「住居侵入窃盗」として法的文脈でも使われる言葉です。一般的には「泥棒が家に押し入る」というイメージで使われます。
- 品詞: 名詞 (noun)
- 単語の活用形:
- burglary(単数形)
- burglaries(複数形)
- burglary(単数形)
- 他の品詞:
- burglar(名詞): 侵入窃盗犯、泥棒
- burglarize(動詞, 米): (建物に)侵入して盗みを働く
- burgle(動詞, 英): (建物に)侵入して盗みを働く, イギリス英語で使われる
- burglar(名詞): 侵入窃盗犯、泥棒
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
・書類やニュースなどで、犯罪関連の情報を理解する場面で出てくる単語で、中上級レベル以上の語彙に含まれます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語や接尾語による特別な構成はなく、“burglar”+“-y”(名詞化の接尾語)と理解できます。
- “burglar” は “burg” (古英語や中世英語で「要塞化された場所」を表す要素) と関係があり、“-ar” は人を表す名詞語尾です。
- そこに “-y” がついて名詞の形にしたものが “burglary” です。
関連・派生語
- burglar(名詞)
- burglarize(動詞, 主に米英)
- burgle(動詞, 主に英)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- commit a burglary
- (住居侵入窃盗を犯す)
- attempted burglary
- (住居侵入窃盗未遂)
- burglary suspect
- (住居侵入窃盗の容疑者)
- burglary charge
- (住居侵入窃盗の容疑・起訴)
- residential burglary
- (住宅侵入窃盗)
- commercial burglary
- (商業施設への侵入窃盗)
- burglary alarm
- (防犯アラーム、盗難警報装置)
- burglary rate
- (侵入窃盗の発生率)
- burglary prevention
- (住居侵入窃盗防止)
- fight against burglary
- (住居侵入窃盗への対策・取り組み)
3. 語源とニュアンス
語源
- Middle English の “burgh breker” (城壁都市などに侵入する者) と関連していると言われ、
“burgh” は「城壁に囲まれた町」、“breaker” は「破る人」という意味が元々あります。 - その後 “burglar” という形に変化し、さらに “burglary” が名詞として確立しました。
ニュアンスと使用時の注意点
- 犯罪の意図: “burglary” はただ建物に不法侵入するだけでなく、「何らかの犯罪を行う意図」がある場合に使われます。
- フォーマル/インフォーマル: 一般的に、ニュースや法的文書などフォーマルな文脈でよく使用されますが、日常会話でも「盗みに入る」という意味で使われることがあります。
- 具体的には「家に押し入って盗みをはたらく」という犯罪行為を指すため、感情的な衝撃が大きい場合が多く、慎重に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算: 原則的には可算名詞です。具体的な事件や事例を数えるときに “a burglary” / “two burglaries” のように使います。
- よく使われる構文:
- “There was a burglary at my neighbor’s house.”
- “He was charged with burglary.”
- “There was a burglary at my neighbor’s house.”
- フォーマル/カジュアルな場面:
- フォーマル: 法的手続きやニュース記事など(全文で使う)
- カジュアル: 「誰かが押し入ったんだ!」など日常会話で事件を説明するとき
- フォーマル: 法的手続きやニュース記事など(全文で使う)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“There was a burglary in our neighborhood last night.”
- 昨夜、私たちの近所で住居侵入窃盗があったんだ。
“I’m worried about burglary, so I installed a new alarm system.”
- 住居侵入窃盗が心配だから、新しい防犯アラームを設置したよ。
“Did you hear about the burglary at Tom’s place? Nothing was stolen, luckily.”
- トムの家で泥棒が入ったって聞いた? 何も盗まれなかったみたいで幸いだったんだけど。
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“Our insurance covers burglary but we still need to upgrade our security.”
- 当社の保険は住居侵入窃盗を補償するが、それでもセキュリティを強化する必要がある。
“The office building experienced a burglary over the weekend.”
- 週末にオフィスビルで侵入窃盗があった。
“We’ve implemented a new protocol to prevent burglary in our warehouses.”
- 倉庫における侵入窃盗を防ぐため、新たなプロトコルを導入しました。
学術的・法的文脈での例文(3つ)
“Recent studies show an increase in burglary rates in urban areas.”
- 最近の研究によると、都市部における住居侵入窃盗の発生率が上昇しています。
“He pled guilty to burglary but denied any involvement in the subsequent crimes.”
- 彼は住居侵入窃盗については有罪を認めたが、その後の犯罪への関与は否定した。
“The legal definition of burglary differs slightly depending on the jurisdiction.”
- 住居侵入窃盗の法的定義は、管轄地域によって若干異なります。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- break-in (押し込み)
- 住居侵入の行為をカジュアルに表すが、必ずしも窃盗の意図があるとは限らない。
- 住居侵入の行為をカジュアルに表すが、必ずしも窃盗の意図があるとは限らない。
- housebreaking (住居侵入)
- イギリス英語で「住居侵入」という意味。やや古風。
- イギリス英語で「住居侵入」という意味。やや古風。
- robbery (強盗)
- 相手に直接脅しや暴力を用いて物を奪う場合に使う。被害者との対面がある。
- 相手に直接脅しや暴力を用いて物を奪う場合に使う。被害者との対面がある。
- theft (窃盗)
- 一般的に盗みを指す。場所を問わないため、建物に侵入しないケースでも使われる。
反意語
- “legitimate entry” (合法的な立ち入り)
- “authorized access” (許可されたアクセス)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (British): /ˈbɜːɡləri/
- IPA (American): /ˈbɝːɡləri/
アクセントの位置:
- 最初の “bur-” に強勢があります (BUR-glary)。
アメリカ英語とイギリス英語での違い:
- 音の長さや母音の発音がやや異なり、イギリス英語では “ɜː” (アーに近い) で、アメリカ英語では “ɝː” (rを強め) になる傾向があります。
よくある発音ミス:
- “bur-gla-ry” のように真ん中の “-gla-” をはっきり発音せず、早口になってごまかしてしまうケース。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “burglary” は “burgulary” / “buglary” / “burglery” などと書き間違えやすい。
- 同音異義語との混同: “burglar” (泥棒) と “burglary” (住居侵入窃盗) を混同しないように注意。
- 試験での出題傾向:
- TOEIC や英検のリスニングや読解問題で、ニュース記事や犯罪統計に関するパッセージから出題される可能性がある単語。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “burglar” + “-y” = “burglary” と語形成を覚える。
- “burglar” (泥棒) から “-y” をつけて「泥棒行為の具体的な犯罪」とイメージすると覚えやすい。
- 発音の最初にアクセント (BUR-glary) がくることを意識して練習すると、スムーズに言いやすくなります。
以上が名詞 “burglary” の詳細解説です。犯罪関連の文脈でよく登場する語なので、スペルや発音の注意点を押さえておきましょう。
〈C〉押し込み 夜盗行為 夜盗事件
〈U〉(犯罪を目的とする)住宅侵入(罪)