最終更新日:2025/08/08

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元となった辞書の項目

burglary

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉(犯罪を目的とする)住宅侵入(罪) / 〈C〉押し込み 夜盗行為 夜盗事件

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解説

名詞 “burglary” を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: burglary

日本語訳: 住居侵入窃盗、押し込み強盗

意味(英語で):

The act of illegally entering a building (usually a house) with the intent to commit a crime, especially theft.

意味(日本語で):

建物(通常は家)に違法に侵入し、窃盗などの犯罪を行う意図がある行為を指します。

「住居侵入窃盗」として法的文脈でも使われる言葉です。一般的には「泥棒が家に押し入る」というイメージで使われます。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 単語の活用形:


    • burglary(単数形)

    • burglaries(複数形)


  • 他の品詞:


    • burglar(名詞): 侵入窃盗犯、泥棒

    • burglarize(動詞, 米): (建物に)侵入して盗みを働く

    • burgle(動詞, 英): (建物に)侵入して盗みを働く, イギリス英語で使われる


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・書類やニュースなどで、犯罪関連の情報を理解する場面で出てくる単語で、中上級レベル以上の語彙に含まれます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語や接尾語による特別な構成はなく、“burglar”+“-y”(名詞化の接尾語)と理解できます。

  • “burglar” は “burg” (古英語や中世英語で「要塞化された場所」を表す要素) と関係があり、“-ar” は人を表す名詞語尾です。

  • そこに “-y” がついて名詞の形にしたものが “burglary” です。

関連・派生語


  • burglar(名詞)

  • burglarize(動詞, 主に米英)

  • burgle(動詞, 主に英)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. commit a burglary


    • (住居侵入窃盗を犯す)


  2. attempted burglary


    • (住居侵入窃盗未遂)


  3. burglary suspect


    • (住居侵入窃盗の容疑者)


  4. burglary charge


    • (住居侵入窃盗の容疑・起訴)


  5. residential burglary


    • (住宅侵入窃盗)


  6. commercial burglary


    • (商業施設への侵入窃盗)


  7. burglary alarm


    • (防犯アラーム、盗難警報装置)


  8. burglary rate


    • (侵入窃盗の発生率)


  9. burglary prevention


    • (住居侵入窃盗防止)


  10. fight against burglary


    • (住居侵入窃盗への対策・取り組み)



3. 語源とニュアンス

語源


  • Middle English の “burgh breker” (城壁都市などに侵入する者) と関連していると言われ、

    “burgh” は「城壁に囲まれた町」、“breaker” は「破る人」という意味が元々あります。

  • その後 “burglar” という形に変化し、さらに “burglary” が名詞として確立しました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 犯罪の意図: “burglary” はただ建物に不法侵入するだけでなく、「何らかの犯罪を行う意図」がある場合に使われます。

  • フォーマル/インフォーマル: 一般的に、ニュースや法的文書などフォーマルな文脈でよく使用されますが、日常会話でも「盗みに入る」という意味で使われることがあります。

  • 具体的には「家に押し入って盗みをはたらく」という犯罪行為を指すため、感情的な衝撃が大きい場合が多く、慎重に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 原則的には可算名詞です。具体的な事件や事例を数えるときに “a burglary” / “two burglaries” のように使います。

  • よく使われる構文:


    • “There was a burglary at my neighbor’s house.”

    • “He was charged with burglary.”


  • フォーマル/カジュアルな場面:


    • フォーマル: 法的手続きやニュース記事など(全文で使う)

    • カジュアル: 「誰かが押し入ったんだ!」など日常会話で事件を説明するとき



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “There was a burglary in our neighborhood last night.”


    • 昨夜、私たちの近所で住居侵入窃盗があったんだ。


  2. “I’m worried about burglary, so I installed a new alarm system.”


    • 住居侵入窃盗が心配だから、新しい防犯アラームを設置したよ。


  3. “Did you hear about the burglary at Tom’s place? Nothing was stolen, luckily.”


    • トムの家で泥棒が入ったって聞いた? 何も盗まれなかったみたいで幸いだったんだけど。


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our insurance covers burglary but we still need to upgrade our security.”


    • 当社の保険は住居侵入窃盗を補償するが、それでもセキュリティを強化する必要がある。


  2. “The office building experienced a burglary over the weekend.”


    • 週末にオフィスビルで侵入窃盗があった。


  3. “We’ve implemented a new protocol to prevent burglary in our warehouses.”


    • 倉庫における侵入窃盗を防ぐため、新たなプロトコルを導入しました。


学術的・法的文脈での例文(3つ)


  1. “Recent studies show an increase in burglary rates in urban areas.”


    • 最近の研究によると、都市部における住居侵入窃盗の発生率が上昇しています。


  2. “He pled guilty to burglary but denied any involvement in the subsequent crimes.”


    • 彼は住居侵入窃盗については有罪を認めたが、その後の犯罪への関与は否定した。


  3. “The legal definition of burglary differs slightly depending on the jurisdiction.”


    • 住居侵入窃盗の法的定義は、管轄地域によって若干異なります。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. break-in (押し込み)


    • 住居侵入の行為をカジュアルに表すが、必ずしも窃盗の意図があるとは限らない。


  2. housebreaking (住居侵入)


    • イギリス英語で「住居侵入」という意味。やや古風。


  3. robbery (強盗)


    • 相手に直接脅しや暴力を用いて物を奪う場合に使う。被害者との対面がある。


  4. theft (窃盗)


    • 一般的に盗みを指す。場所を問わないため、建物に侵入しないケースでも使われる。


反意語


  • “legitimate entry” (合法的な立ち入り)

  • “authorized access” (許可されたアクセス)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (British): /ˈbɜːɡləri/

  • IPA (American): /ˈbɝːɡləri/

アクセントの位置:


  • 最初の “bur-” に強勢があります (BUR-glary)。

アメリカ英語とイギリス英語での違い:


  • 音の長さや母音の発音がやや異なり、イギリス英語では “ɜː” (アーに近い) で、アメリカ英語では “ɝː” (rを強め) になる傾向があります。

よくある発音ミス:


  • “bur-gla-ry” のように真ん中の “-gla-” をはっきり発音せず、早口になってごまかしてしまうケース。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “burglary” は “burgulary” / “buglary” / “burglery” などと書き間違えやすい。

  • 同音異義語との混同: “burglar” (泥棒) と “burglary” (住居侵入窃盗) を混同しないように注意。

  • 試験での出題傾向:


    • TOEIC や英検のリスニングや読解問題で、ニュース記事や犯罪統計に関するパッセージから出題される可能性がある単語。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “burglar” + “-y” = “burglary” と語形成を覚える。

  • “burglar” (泥棒) から “-y” をつけて「泥棒行為の具体的な犯罪」とイメージすると覚えやすい。

  • 発音の最初にアクセント (BUR-glary) がくることを意識して練習すると、スムーズに言いやすくなります。


以上が名詞 “burglary” の詳細解説です。犯罪関連の文脈でよく登場する語なので、スペルや発音の注意点を押さえておきましょう。

意味のイメージ
burglary
意味(1)

〈C〉押し込み 夜盗行為 夜盗事件

意味(2)

〈U〉(犯罪を目的とする)住宅侵入(罪)

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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