bruise
『打撲傷』,打ち身 / (果物・野菜の)傷 / …打に傷(あざ)をつける;〈果物など〉'を'傷つける / 〈感情〉'を'損なう,〈人〉‘の'気を悪くさせる / 打ち傷がつく,あざができる;〈果物などが〉傷む
1. 基本情報と概要
単語: bruise
品詞: 名詞(動詞としても使われる)
CEFRレベル(目安): B1(中級)
- 日常会話で比較的よく使われる語彙です。
意味(英語)
A bruise is a dark mark or discoloration on the skin caused by injury, without the skin being broken.
意味(日本語)
「皮膚にできた青あざ・打撲傷」を指します。皮膚が破れてはいないけれど、ぶつけたところが青や紫に変色している状態です。日常生活でもよく見かける、ケガをしたときにできる「あざ」のことを表す単語です。
- 「bruise」は比較的カジュアルな場面からフォーマルな場面まで、医療や日常会話など幅広く使われます。
- 動詞の「bruise」は「~にあざを作る」「~を傷つける」という意味になります。
活用形(名詞 / 動詞)
名詞: bruise (単数) / bruises (複数)
例: “He has a nasty bruise on his arm.”(彼の腕にひどいあざがある)
“She got several bruises after the fall.”(彼女は転倒していくつものあざができた)動詞: bruise – bruised – bruised / bruising
例: “Don’t bruise the fruit.”(果物を傷つけないで)
“His feelings were bruised.”(彼の心は傷ついた)
他の品詞への派生
- 形容詞: bruised(あざのある、傷ついた)
例: “He had bruised ribs.”(彼はあばら骨にあざがあった)
2. 語構成と詳細な意味
「bruise」は特定の接頭語・接尾語からできたわけではありませんが、中英語(Middle English)由来の語です。
- 近義語として「contusion(医学的な言い方での打撲傷)」があります。
- 「bruise」は一般的に「皮膚が変色したあざ」もしくは「心の傷(比喩的表現)」を表す場合もあります。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- get a bruise(あざができる)
- develop a bruise(あざになる)
- nasty bruise(ひどいあざ)
- slight bruise(軽いあざ)
- deep bruise(深い打撲)
- painful bruise(痛みのあるあざ)
- bruise easily(あざができやすい / 皮膚が弱い)
- a bruise appears(あざが出現する)
- bruise on one’s arm/leg/etc.(腕や脚などのあざ)
- emotional bruise(精神的な傷 / 比喩表現)
3. 語源とニュアンス
「bruise」は古英語や中英語の “brysan”(砕く・押しつぶす)に由来するといわれ、物を押しつぶしてできる損傷を意味していました。
- ニュアンス
- 物理的損傷の「あざ」だけでなく、比喩的に心の傷を表すこともあります。
- くだけた会話からフォーマルな文書まで幅広く使用されます。医療的文脈では「contusion」というより専門用語を使うことも多いです。
- 物理的損傷の「あざ」だけでなく、比喩的に心の傷を表すこともあります。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞として扱います。
例: “I got a bruise.”(あざができた) / “He has many bruises.”(いくつもあざがある)動詞として使う場合は、他動詞・自動詞両方に使われます。
- 他動詞: “Don’t bruise the tomatoes.”(トマトを傷つけないで)
- 自動詞: “Apples bruise easily.”(リンゴは傷みやすい / あざができやすい)
- 他動詞: “Don’t bruise the tomatoes.”(トマトを傷つけないで)
イディオムや構文として特別に決まったものは少ないですが、文中でしばしば「feel bruised」や「be bruised」を使って感情的・身体的ダメージを示します。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I bumped my shin on the table and now I have a nasty bruise.”
(テーブルにすねをぶつけて、ひどいあざができちゃったよ。) - “He bruises easily, so he’s always covered in tiny bruises.”
(彼はあざができやすい体質で、いつも小さなあざが絶えない。) - “Check your arm for any bruises after the game.”
(試合のあとに腕にあざがないか確認してね。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “He arrived with a visible bruise on his forehead from the minor accident.”
(小さな事故で彼の額に目立つあざができた状態で出社した。) - “We need to ensure the merchandise doesn’t bruise during shipping.”
(発送の間に商品にあざや傷が付かないように気をつけなければならない。) - “Despite the bruise on his reputation, he continued to negotiate confidently.”
(評判に傷がついたにもかかわらず、彼は自信をもって交渉を続けた。)
(3) 学術的・医療分脈での例文
- “The patient presented with multiple bruises, suggesting possible underlying clotting issues.”
(患者には多数のあざがみられ、潜在的な血液凝固の問題を示唆している。) - “Typical bruising occurs when small blood vessels are damaged under the skin.”
(一般的なあざは、皮膚の下で小さな血管が損傷するときに起こる。) - “The study examined the healing process of bruises under different conditions.”
(その研究は、さまざまな条件下でのあざの治癒過程を調査した。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語
- contusion(コンテュージョン): 医学的・専門用語としての打撲傷
- mark(マーク): 漠然とした跡(必ずしも打撲だけとは限らない)
- wound(ウーンド): 皮膚が破れたりしている傷(より重度のイメージ)
- injury(インジャリー): 物理的ダメージ全般を広く指す語
- contusion(コンテュージョン): 医学的・専門用語としての打撲傷
例: “contusion”との違いは、contusionが専門用語寄りであり、bruiseの方がより一般的です。
- 反意語
- healing(治癒、回復): あざなどが治っていく状態を表す単語。
例: “The bruise is healing nicely.”(あざはきれいに治りつつある。)
- healing(治癒、回復): あざなどが治っていく状態を表す単語。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /bruːz/
- アメリカ英語: ブルーズ(rをやや強め)
- イギリス英語: ブルーズ(アメリカ英語ほどrを強く巻かない)
- 強勢(アクセント)の位置: bruiseの単語全体にアクセントがかかります。それほど長い単語ではないため、意識的に引き伸ばして発音する部分は “uː” のところです。
- よくある間違い: “bruis”や “briuse” と綴りを間違えたり、/brʊs/ のように母音を短く発音してしまうミスがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペル: “bruise”のiとsの位置を間違えやすいです(× “brusie” など)。
- 同音異義語: “brews(ビールなどを醸造する)” と発音が同じなので文脈に注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで淡々と出題される難単語ではありませんが、リスニング問題などで日常的なケガの表現として登場することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「bruise」の “bru” は “blue (青い)” と似ており、「打って青くなったあざ」というイメージで覚えるとよいでしょう。
- 果物などが傷んで変色する様子も “bruise” で表すので、食品と一緒にイメージしておくとさらに記憶に残りやすいです。
以上が、名詞「bruise」の詳細な解説です。日常生活から医学的状況まで多岐にわたり使われる単語なので、スペルや発音、文脈での使い方をしっかり押さえておきましょう。
打撲傷,打ち身
(果物・野菜の)傷
〈感情〉'を'損なう,〈人〉‘の'気を悪くさせる
打ち傷がつく,あざができる;〈果物などが〉傷む
…打に傷(あざ)をつける;〈果物など〉'を'傷つける