元となった辞書の項目
blade
解説
1. 基本情報と概要
単語: blade
品詞: 名詞 (noun)
意味 (英語)
- The flat cutting part of a sword, knife, or other weapon/tool.
- A thin, flattened part of an object (e.g., a blade of grass).
意味 (日本語)
- 刀やナイフなどの「刃」としての平らな部分。
- 芝や草などの平たく薄い部分(「草の葉」も blade と呼ぶことがあります)。
「blade」は武器や道具の切れる部分を強調するときに使われます。また「blade of grass」という形で「草の葉」を表すときにも使われる単語です。日常会話から剣や道具を紹介するシーン、文学など幅広い場面で登場します。
活用形
名詞なので基本的に形は変化しません(blades が複数形)。不規則な変化はありません。
他の品詞形
- 形容詞形: 直接の派生形容詞はありませんが、「bladed」という形で「刃のある」「刃付きの」という表現がまれに見られます (例: a double-bladed axe)。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級)のレベル:日常会話に加え、ある程度専門的/具体的な語彙を扱うことができ、読む・書くの場面で使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語幹 (root): “blade”
- 古英語の “blæd” に由来し、「葉」「平たい部分」を意味しました。
派生語・関連語
- “bladed” (形) : 刃のある, 刃付きの
- “bladelike” (形) : 刃のような
- “bladed” (形) : 刃のある, 刃付きの
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- “razor blade” / レイザーブレード(カミソリの刃)
- “blade of grass” / 草の葉
- “knife blade” / ナイフの刃
- “steel blade” / 鋼の刃
- “sharp blade” / 鋭い刃
- “blade edge” / 刃の先端・刃先
- “fan blade” / 扇風機の羽根
- “blade angle” / 刃の角度
- “blade runner” / (映画/小説のタイトルにもあるが) 刃を扱う者などの意(特殊用法)
- “blade tip” / 刃の先端
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “blæd” はもともと “leaf” や “thin plate” の意味を持っていました。そこから発展して「金属の薄い平たい部分=刃」という意味も派生しています。
- 歴史的背景: 中世以前から “blade” は武器や工具の鋭い部分を指す単語として確立しており、文学作品にもしばしば登場します。
- ニュアンス:
- 「刃」を意味するときは鋭さや危険性を伴うイメージがあります。
- 「草の葉」「芝」として使うときは、自然や繊細さのイメージが強くなります。
- 「刃」を意味するときは鋭さや危険性を伴うイメージがあります。
- 使用時の注意点:
- 口語でも文章でも問わず使えますが、武器に関して言及する場合はやや直接的な響きもあるので文脈に留意してください。フォーマル・カジュアルどちらでも用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a blade” / “two blades” のように数えられます。
- 一般的な構文:
- “the blade of (something)” : (何かの)刃
- “(adjective) + blade” : 形容詞で刃を修飾 (sharp blade, steel blade, etc.)
- “the blade of (something)” : (何かの)刃
- イディオムや特有の表現: 直接的なイディオムは多くはありませんが、文学的に “cross blades” (剣を交える、戦う) などの表現があります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Be careful, the blade of this knife is extremely sharp.”
(気をつけて、このナイフの刃はとても鋭いよ。) - “I found a single blade of grass growing in the crack of the sidewalk.”
(歩道の割れ目に一本の草の葉が生えているのを見つけたよ。) - “We need to clean the lawn mower blade before storing it.”
(芝刈り機の刃を片付ける前に掃除しなきゃ。)
ビジネスでの例文
- “The design team improved the turbine blade to increase efficiency.”
(設計チームは効率を高めるためにタービンのブレードを改良しました。) - “Please ensure the fan blades are well-maintained to avoid vibration issues.”
(振動問題を避けるために、扇風機の羽根をしっかりと整備してください。) - “Our new razor blades are designed to last longer and cut smoother.”
(当社の新しいカミソリの刃は、より長持ちして滑らかに剃れるよう設計されています。)
学術的な文脈での例文
- “A microscopic analysis of the blade structure revealed micro-cracks.”
(刃の構造を顕微鏡で分析すると、微細な亀裂が明らかになった。) - “The carbon-steel blade demonstrated high tensile strength in the laboratory tests.”
(炭素鋼の刃は、実験室の試験で高い引張強度を示した。) - “Researchers are studying how blade aerodynamics affect wind turbine performance.”
(研究者たちは、風車のブレードの空力特性が風車の性能にどのように影響するかを研究している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “edge” / 縁や刃先(より先端部分を強調しがち)
- “knife” / ナイフ自体の呼称(道具全体を指す)
- “sword” / 剣(刃だけでなく武器全体を指す)
“blade” はあくまで刃の部分を指すのに対し、 “edge” は切れ味のある「鋭い縁(端)」を強調するニュアンス。 “knife” や “sword” は道具や武器全体であり、“blade” より広い概念です。
反意語 (Antonyms)
刃を直接的に反対する単語はありませんが、例えば “handle” (持ち手) は刃の対極部分としてよく比較されます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /bleɪd/
- アクセント: 単音節語なので明確な強勢は “blade” 全体にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはなく、両方とも /bleɪd/ で発音されます。
- よくある間違い: スペルの “ai” 部分が /ˈblaɪd/ や /ˈblɑːd/ のように混同されることがありますが、正しくは「ブレイド」と母音を伸ばして発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “blade” を “blate” や “blayd” と書いてしまうミスに注意。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、発音が似ている “bled (ble d)”(bleed の過去形)と聞き違いに要注意。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、工業製品や日常用品の説明文、または環境(草や葉に関する)トピックで出題される可能性があります。
- タービンブレードやファンブレードなど、技術的文脈にも出るので、文章中の意味を取り違えないようにしましょう。
- TOEICや英検などでは、工業製品や日常用品の説明文、または環境(草や葉に関する)トピックで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ブレード」というカタカナでも馴染みがあるため、日本語と関連づけて覚えやすいでしょう。
- “blade of grass” と “blade of a knife” で「薄くて細長い部分」という共通イメージをもつと理解が進みます。
- 「平らで薄い」というイメージを強く持つと覚えやすいです。
以上が名詞 “blade” の詳細な解説です。刃物や芝など、文脈で意味が変わるので、例文やコロケーションとあわせて学ぶとより理解が深まるでしょう。
意味(1)
(刀・ナイフ・のこぎり・かみそりなどの)刃,刀身
意味(2)
刀,剣
意味(3)
(特にイネ科植物の)葉,葉身
意味(4)
(一寮に)薄く平べったい部分
意味(5)
(アイススケート靴の)金属のすべり