bikini

1. 基本情報と概要

英語表記: bikini

品詞: 名詞（countable noun：可算名詞）

意味（英語）: A two-piece swimsuit, typically worn by women.

意味（日本語）: 女性用の2ピース水着のことです。

「ビキニ」は水着の一種で、上半身と下半身が分かれた形をしているタイプです。海水浴やプールなどの場面で着用されます。日常的にも、ファッションとして話題に上りやすい単語です。

活用形:

• 単数形：bikini
  


• 複数形：bikinis
  

他の品詞になったときの例

• 形容詞的表現はあまり一般的ではありませんが、形容詞として使う場合は「bikini-clad（ビキニを着た〜）」の形で用いられます。
  
  例: A bikini-clad model (ビキニを着けたモデル)

CEFRレベルの目安

• B1（中級）: とても頻繁に使われる単語ではないものの、日常会話やファッション・旅行の話題で登場するため、中級レベルの学習者であれば知っておくと便利です。

2. 語構成と詳細な意味

• 「bikini」は接頭語・接尾語がはっきりと分かれていない外来語です。
  


• 語幹も同様に、はっきり区分できません。
  


• もともとは「Bikini Atoll（ビキニ環礁）」という地名が由来であり、それが水着の名称として使われるようになりました。

関連語や派生語

• tankini（タンキニ）：タンクトップ風の上にショーツを合わせる2ピース水着
  


• monokini（モノキニ）：実際には上半身を大胆に露出したり、ワンピース風だったりと種類が複数あるが、「ビキニの派生型」として知られています。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. wear a bikini（ビキニを着る）
   


2. bikini wax（ビキニ（ライン）の脱毛）
   


3. bikini body（ビキニが似合う体、引き締まった体）
   


4. bikini season（ビキニの季節、主によく夏の話題）
   


5. string bikini（ひも状のビキニ）
   


6. bikini contest（ビキニコンテスト）
   


7. bikini top（ビキニの上半身部分）
   


8. bikini bottom（ビキニの下半身部分）
   


9. polka-dot bikini（水玉柄のビキニ）
   


10. bikini line（ビキニライン、太ももの付け根あたりの部分）

3. 語源とニュアンス

• 語源は「Bikini Atoll（ビキニ環礁）」から来ています。第二次世界大戦後に行われた核実験の場所として知られていますが、ファッションデザイナーが「小さな水着が世間に衝撃を与える」イメージから、この地名を用いたとされています。
  


• もともと非常に肌の露出が多い水着のため、当時は「衝撃的」と受け止められました。現代では一般的な水着の一形態として浸透し、カジュアルにもフォーマルにも（例えばファッション雑誌など）幅広く言及されます。

使用上の注意点やニュアンス

• カジュアルな場面（友人との会話やSNSなど）でよく使われます。
  


• ファッション・旅行関連の文脈で頻出しますが、学術的な場面では登場することはまれです。
  


• 「露出が多い」というイメージがあるので、話題にする際はTPO（場面や相手）に配慮が必要です。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞: a bikini / two bikinis などのように数えられます。
  


• 冠詞をつける場合、一般的にa bikiniと呼び、所有格や形容詞を合わせる場合は「my new bikini / her bright bikini」のように使われます。

一般的な構文・イディオム

• be in a bikini: 例) She was in a bikini at the pool.（プールで彼女はビキニを着ていた）
  


• bikini-clad: 例) The bikini-clad model stole the show.（ビキニを着たモデルが注目を集めた）
  

フォーマル/カジュアル

• 一般的にはカジュアルな文脈で使われる単語です。
  


• フォーマルな文書で言及する場合は「two-piece swimsuit」と表現されることがあります。

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “I’m going to the beach this weekend, so I bought a new bikini.”
   
   （今週末に海に行くから、新しいビキニを買ったの。）


2. “She prefers a one-piece swimsuit, but I love wearing bikinis.”
   
   （彼女はワンピースの水着が好きだけど、私はビキニを着るのが好きよ。）


3. “I’ve finally got my bikini body ready for summer vacation!”
   
   （夏休みに向けてやっとビキニに似合う体になったよ！）

ビジネスでの例文（3つ）

1. “Our company plans to expand its bikini line to international markets.”
   
   （当社はビキニの製品ラインを海外市場にも拡大する予定です。）


2. “We invited influencers to promote our latest bikini collection.”
   
   （最新のビキニコレクションを宣伝するために、インフルエンサーを招待しました。）


3. “Sales of bikinis peak during the summer months.”
   
   （ビキニの売り上げは夏の時期にピークになります。）

学術的・フォーマルな場面での例文（3つ）

1. “The introduction of the bikini in the 1940s represented a significant shift in modern swimwear design.”
   
   （1940年代にビキニが登場したことは、近代的な水着デザインの大きな転換点を示します。）


2. “Researchers have examined the cultural impact of bikini advertisement on body image.”
   
   （研究者たちは、ビキニの広告が身体イメージに与える文化的影響を調査しています。）


3. “Discussions regarding the bikini often involve debates about social norms and changing attitudes toward body exposure.”
   
   （ビキニをめぐる議論は、社会規範や身体の露出に対する態度の変化についての議論を含むことが多いです。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. swimsuit（スイムスーツ/水着）
   
   
   
   • 「水着」の一般用語。ビキニだけでなく各種を総称します。
     
   
   


2. bathing suit（ベイシングスーツ）
   
   
   
   • 米語圏でよく使われる「水着」の総称で、ふだん着というイメージを与えます。
     
   
   


3. two-piece（ツーピース）
   
   
   
   • 「2ピースの水着」の意味だが、ファッション文脈で「上下セットの服」を指すことも。ビキニに近い意味ですが、やや広い意味を持ちます。
     
   
   


4. tankini（タンキニ）
   
   
   
   • 上がタンクトップ風の2ピース。ビキニよりも露出が少ないです。
     
   
   

反意語

• 完全な反意語というよりは対比として
  
  
  
  • one-piece（ワンピース水着）: 上下が繋がった水着です。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /bɪˈkiːni/
  


• アクセント: “biKI-ni”のように2音節目の「ki」に強勢があります。
  


• アメリカ英語 / イギリス英語
  
  
  
  • 両者とも基本的に同じ発音です（/bɪˈkiːni/）。
    
  
  


• よくある間違い
  
  
  
  • 「bi-kay-ni」と発音する人がいますが、正しくは「ビキー ニ」に近い音です。
    
  
  
  • 強勢を最初の「bi」に置かないよう注意しましょう。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス
  
  
  
  • “binkini”や“bikiny”などのスペル間違い。正しくは「bikini」。
    
  
  


• 同音異義語
  
  
  
  • 特にはありませんが、島の名である「Bikini Atoll」と混同しないように。
    
  
  


• 試験対策
  
  
  
  • TOEICや英検で直接出題される頻度は低いですが、ファッションや旅行関連の問題で読解に登場する可能性があります。
  
  

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「bi-（2）」という接頭語から連想し、「2ピースの水着」というイメージをもつと覚えやすいでしょう。
  


• 地名「Bikini Atoll」からの由来は、歴史的にも豆知識的にも面白いエピソードなので、一緒に覚えておくと印象に残りやすいです。
  


• スペリングのポイントは「bi + ki + ni」の3パート。「bi（ビ）」「ki（キー）」「ni（ニー）」と音節をはっきり意識すると適切に発音とスペリングが定着します。

以上が「bikini」の詳細解説です。ビーチやプール、ファッションなど、カジュアルな話題でよく登場する単語ですので、意味や使い方を押さえておくと会話や読解に役立ちます。