名詞 backyard を徹底解説

1. 基本情報と概要

英語: backyard

日本語: 裏庭、裏手の庭

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味の概要:

家や建物の後ろ側にある庭や空き地のことを指します。「裏庭」という意味で、主にアメリカ英語でよく使われる単語です。家族や友人とバーベキューをしたり、子どもが遊んだりと、日常のリラックス空間を表すニュアンスがあります。

CEFRレベル: A2（初級）

「家の後ろの庭」という身近な物理的場所を表す単語であり、日常生活や会話でよく出てくるため、英語を始めたばかりの学習者でも覚えられるレベルです。

活用形

• 名詞なので活用はしません。
  


• 複数形: backyards

他の品詞としての例

• 形容詞的用法: “backyard barbecue” (裏庭でのバーベキュー)のように、名詞の前に置いて形容詞的に「裏庭の」という意味で使われる場合があります。

2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

• back + yard
  
  
  
  • back: 後ろ、背後
    
  
  
  • yard: 庭、敷地
  
  

これらの合成によって「裏庭」を意味するようになっています。

関連単語・派生語など

• front yard (前庭)


• backyard gardener (裏庭でガーデニングをする人)


• yardwork (庭仕事)

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. have a party in the backyard
   
   （裏庭でパーティーを開く）
   


2. play with pets in the backyard
   
   （裏庭でペットと遊ぶ）
   


3. build a shed in the backyard
   
   （裏庭に物置を建てる）
   


4. mow the backyard
   
   （裏庭の芝を刈る）
   


5. relax in the backyard
   
   （裏庭でくつろぐ）
   


6. backyard fence
   
   （裏庭のフェンス）
   


7. backyard garden
   
   （裏庭の菜園・庭）
   


8. backyard barbecue
   
   （裏庭でのバーベキュー）
   


9. backyard swimming pool
   
   （裏庭にあるプール）
   


10. tidy up the backyard
    
    （裏庭を片付ける）

3. 語源とニュアンス

語源

• “back” (後ろ) + “yard” (庭)
  
  英語圏では、家の前に “front yard” があり、後ろに “backyard” があるケースが一般的です。

歴史的背景

新しい合成語というよりは、英語圏の日常文化に根付いた表現です。特にアメリカの住宅様式で裏庭を活用する習慣から普通名詞として広まっています。

使用時の注意点

• 主にカジュアルな会話や日常で使われる単語です。
  


• フォーマルな文書では “rear garden” といった別表現に置き換えられる場合もありますが、日常的には “backyard” のほうが自然です。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞: a backyard / two backyards のように数えられます。
  


• 使用シーン: 家庭やプライベートな空間でよく用いられるため、口語表現で多用されます。
  


• 形容詞的に修飾: “backyard party,” “backyard project” などのように名詞を前に置いて修飾するパターンが多いです。

5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文（3つ）

1. “We’re going to have a barbecue in our backyard this weekend.”
   
   （今週末、うちの裏庭でバーベキューをする予定なんだ。）




2. “Could you help me clean up the backyard?”
   
   （裏庭を片付けるのを手伝ってくれる？）




3. “I love reading outside in the backyard on sunny days.”
   
   （晴れた日は裏庭で読書するのが大好き。）

5.2 ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “Our company picnic will be held in the CEO’s backyard.”
   
   （弊社のピクニックは、CEOの裏庭で開催されます。）




2. “He suggested an informal meeting in his backyard to discuss the new project.”
   
   （彼は新しいプロジェクトについて話し合うため、彼の裏庭でカジュアルなミーティングをしようと提案した。）




3. “We decided to shoot the product demo video in the designer’s backyard for a friendly vibe.”
   
   （親しみやすい雰囲気を出すため、デザイナーの裏庭で製品デモ動画を撮影することに決めました。）

5.3 学術・フォーマルな文脈での例文（3つ）

1. “In urban ecology studies, researchers often analyze local biodiversity in participants’ backyards.”
   
   （都市生態学の研究では、参加者の裏庭における生物多様性をしばしば分析する。）




2. “The lecture highlighted how small backyard gardens contribute to sustainable living practices.”
   
   （その講義では、小さな裏庭の菜園が持続可能な生活様式にどのように貢献するかが強調された。）




3. “A longitudinal study examined the correlation between backyard improvements and property value.”
   
   （長期的な研究では、裏庭の改善と不動産価値の相関関係が調査された。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. back garden (裏庭 - 主にイギリス英語での言い方)
   


2. rear yard (裏庭 - 少しフォーマルな言い方)
   


3. yard (庭 - 前庭・裏庭を含む広義)

• “backyard” は、特にアメリカ英語でカジュアル・日常的に使われます。
  


• “back garden” は、イギリス英語圏で同様の意味を持ちますが、ニュアンスは同じです。
  

反意語 (Antonyms)

• front yard（前庭）
  
  → 家の前にある庭を意味します。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA(米): /ˈbæk.jɑːrd/
  


• IPA(英): /ˈbæk.jɑːd/

どちらも “BACK-yard” のように、最初の “back” に強勢があります。

• アメリカ英語では “r” の発音がはっきりし、最後の “d” も明瞭に発音されます。
  


• イギリス英語では語尾の “r” が発音されにくく、やや「バッグ・ヤード」に近い音になります。

よくある発音の間違い

• 強勢を後ろに置き “back-YARD” と言ってしまう。
  


• /bækˈjɝːd/ のように母音を異なって伸ばしてしまうなど。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “backyard” を “back yard” と分けたり、 “backyeard” などと書き間違えたりしやすいので注意。
  


• 同音異義語との混同: 特にありませんが、 “back” と “buck” を聞き間違えるなどの初級者ミスがあり得ます。
  


• 試験対策: TOEICや英検のリスニングで耳慣れしていないと “backyard” を聞き取れないことがあります。発音を覚えておくと安心です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “back” (後ろ) + “yard” (庭) という、非常にわかりやすい組み合わせなので、頭にイメージしながら覚えるとスムーズです。
  


• “backyard” の写真やイラストを見ると、“裏庭でバーベキューする家族” のイメージとセットで定着しやすくなります。
  


• スペリングは「一語」であることを常に意識し、“裏庭” というイメージをまるごと覚えてしまうのがおすすめです。

以上が名詞 “backyard” の詳細解説です。日常生活でよく使う単語なので、自分の家や友人の家の裏庭を思い浮かべながら、ぜひ覚えてみてください。