This antistatic mat prevents static electricity from damaging the electronic components.
この抗静電マットは、静電気が電子部品を破損するのを防ぎます。
antistatic
1. 基本情報と概要
単語: antistatic
品詞: 形容詞 (adjective)
英語の意味: Preventing the buildup or discharge of static electricity.
日本語の意味: 静電気の蓄積や放電を防ぐ、または抑える性質がある。
「電子機器などを扱うとき、静電気のトラブルを避けるために使われる形容詞です。服や包装材などにもよく使われます。」
活用形
形容詞なので、基本的に変化形はありませんが、文章によって anti-static
とハイフンを入れて表記することがあります。
例)
- antistatic clothes (静電気防止の服)
- anti-static bag (静電気防止袋)
他の品詞例
- 名詞としては特に一般的ではありませんが、文脈によっては “antistat” (静電気防止剤/装置) などが使われることがあります。
CEFRレベルの目安
- B2 (中上級): 専門性があるが、日常生活でも見かける専門用語として理解するレベル。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: anti- → 「反対する、逆らう、対抗する」という意味。
- 語幹: static → 「静的な、静電気の」という意味。
派生語や類縁語:
- antistatic agent (静電気防止剤)
- antistatic wrist strap (静電気防止リストバンド)
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- antistatic mat → 静電気防止マット
- antistatic spray → 静電気防止スプレー
- wear antistatic shoes → 静電気防止靴を履く
- antistatic packaging → 静電気防止包装
- antistatic wrist strap → 静電気防止リストバンド
- antistatic properties → 静電気防止の特性
- antistatic garment → 静電気防止服
- antistatic agent → 静電気防止剤
- antistatic environment → 静電気の起きにくい環境
- antistatic treatment → 静電気防止処理
3. 語源とニュアンス
語源:
- anti- はギリシャ語の “against” (対する) を語源とします。
- static はギリシャ語の “statikos” (立ち止まる) に由来し、物理的には「静電気」に関係します。
歴史的には、産業が発展し電子機器が普及する中で “antistatic” は工業・電子関係の領域で一般的に使われるようになりました。
ニュアンス・使用上の注意:
- 一般的にはフォーマル・インフォーマルを問わず、技術的な文章や製品説明などでよく用いられます。
- 口語で使う場合は、テクニカルな話題やガジェットの取り扱いに関連する場合が多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として名詞を修飾します。
- 場合によってハイフンを使い “anti-static” と表記されることもあります。
一般的な構文の例:
- “(An) antistatic + [名詞]”
- “This product is antistatic.”
口語/カジュアル:
- 「I need an antistatic cloth to clean the electronics.」(エレクトロニクスを拭くのに静電気防止の布が必要だ)
フォーマル:
- 「Ensure antistatic measures are in place when handling sensitive components.」(精密部品を扱う際は静電気防止対策が行われていることを確認してください)
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
“I always wear antistatic shoes when working with computers.”
- (コンピュータを扱うときはいつも静電気防止の靴を履いているんだ。)
“Do you have an antistatic cloth? I want to clean the TV screen.”
- (静電気防止の布ある? テレビ画面を拭きたいんだ。)
“These antistatic mats really help reduce shocks in the winter.”
- (この静電気防止マットは冬の静電気ショックをかなり減らしてくれるよ。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
“Please ensure all staff wear antistatic wristbands when working in the assembly line.”
- (組立ラインで作業するときは、全員が静電気防止リストバンドを着用してください。)
“We recommend using antistatic packaging for sensitive electronic components.”
- (精密電子部品には、静電気防止の包装を使用することを推奨します。)
“The product’s antistatic coating extends its durability in harsh environments.”
- (この製品の静電気防止コーティングは、過酷な環境下での耐久性を高めます。)
学術的・専門的な文脈 (3つ)
“Studies show that antistatic materials significantly decrease electrostatic discharge events.”
- (研究によると、静電気防止材料は静電気放電を大幅に減少させることがわかっています。)
“The antistatic property is crucial in the design of modern semiconductor manufacturing plants.”
- (最新の半導体製造工場の設計では、静電気防止の特性が非常に重要です。)
“Antistatic additives are commonly blended into polymers to enhance safety.”
- (安全性を高めるために、静電気防止添加剤がポリマーに混合されることが多い。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “electrostatic-dissipative” (静電気を拡散する)
- より専門的に「静電気放電を拡散させる」機能を強調する際に使用される。
- より専門的に「静電気放電を拡散させる」機能を強調する際に使用される。
- “static-resistant” (静電気に耐性のある)
- “antistatic” と同様に「静電気から守る」という意味だが、やや広義。
- “antistatic” と同様に「静電気から守る」という意味だが、やや広義。
反意語
- 特に日常的に使われる直接の反意語はありませんが、「帯電する性質をもつ」や「静電気に弱い」という場合は “static-prone” (静電気が起きやすい) などの表現を使うことがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˌæn.tiˈstæ.tɪk/
- アクセントの位置: “an-ti-STA-tic” の “STA” の部分に強勢。
アメリカ英語とイギリス英語の発音:
- アメリカ英語: ˌæn.t̬iˈstæ.tɪk
- イギリス英語: ˌæn.tiˈstæ.tɪk
よくある発音の間違い:
- “anni-static” のように “ti” の音を弱く発音してしまう。正しくは “an-ti” と区切って発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルのブレ
- “anti-static” と “antistatic” の2種類がありますが、どちらも用いられます。文書や製品説明などではハイフンなしの “antistatic” も一般的。
- “anti-static” と “antistatic” の2種類がありますが、どちらも用いられます。文書や製品説明などではハイフンなしの “antistatic” も一般的。
- 同音・似たつづりとの混同
- 「antibiotic」「antiseptic」など、他の “anti-” 系の単語と混合しないよう注意しましょう。
- 「antibiotic」「antiseptic」など、他の “anti-” 系の単語と混合しないよう注意しましょう。
- TOEIC・英検などでの出題傾向
- 工業英語や技術英語の分野で単語問題として出題されることがあります。電子部品や工業製品の説明文で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「static」は「静電気」のイメージがあるため、「anti-」 + 「static」=「静電気に対抗する」と覚えるとわかりやすいです。
- 家電やパソコン関連のパッケージや注意書きによく登場するため、実際に製品ラベルで目にすると記憶に残りやすいでしょう。
- 覚えるときは「anti- は“~に対して”」「static は“静かな、動かない、静電気”」と分解して押さえておくと便利です。
以上が「antistatic」の詳細解説です。電子機器に触れる機会が多い人には身近な単語ですので、ぜひ使い方も合わせて覚えてみてください。