最終更新日:2025/07/20

They used a microphone to amplify their voices.

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彼らはマイクを使って声を拡大しました。

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元となった辞書の項目

amplify

動詞

…を拡大する,さらに加える / 〈電流〉を増幅する / 《…について》長々と述べる《on, upon ...》

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解説

動詞「amplify」の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語の意味: “To make something larger, louder, or more powerful; to add detail to or elaborate on something.”

日本語の意味: 「大きくする、増幅する、詳しく説明する」という意味です。たとえば「音量を大きくする」「影響力を強める」「内容をより詳しく説明する」というように、何かを拡大・強化したり詳細を付け加えたりするときに使われる動詞です。


  • 品詞: 動詞 (Verb)

  • 活用形:


    • 原形: amplify

    • 三人称単数現在形: amplifies

    • 過去形・過去分詞形: amplified

    • 現在分詞・動名詞形: amplifying


また、この動詞から派生した名詞として「amplifier (増幅器)」や「amplification (増幅、拡大、詳述)」などがあります。

CEFRレベル: B2(中上級)

学習レベルとしては、日常会話でも仕事でもそこそこ使う機会があり、テクニカルな文脈にも関わる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • ampli-: ラテン語の「amplus(広い、大きい)」に由来し、「大きい」「広がりをもたせる」というニュアンスを持ちます。

  • -fy: ラテン語の「facere(〜にする、作る)」が由来で、「〜にする」「〜化する」という意味を加えます。

よって「amplify」は「より大きくする」や「増幅する」という意味が根底にあります。

関連・派生語など


  • amplifier (名詞): 「増幅器」「アンプ」(音を大きくする機器)

  • amplification (名詞): 「増幅」「拡大」「詳しい説明」

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例)


  1. amplify the sound(音を増幅する)

  2. amplify one’s voice(声を大きくする)

  3. amplify a message(メッセージを強化する)

  4. amplify the impact(影響を拡大する)

  5. amplify details(詳細を補足・拡充する)

  6. amplify a signal(信号を増幅する)

  7. amplify concerns(懸念を大きくする/懸念をさらに伝える)

  8. amplify differences(違いを拡大して強調する)

  9. amplify the effect(効果を高める)

  10. amplify the discussion(議論をさらに広げる)


3. 語源とニュアンス

「amplify」はラテン語の“amplus” (大きい) と “facere” (〜にする) が組み合わさり、もともと「大きくする・増幅する」という意味が強調されています。

歴史的には物理的な「音量の増幅」という意味で主に使われましたが、現代では「言葉・情報などを拡大・詳述する」という抽象的な意味まで広がりました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 音声や音量を増幅する: 技術的・物理的なコンテクストで使う場合

  • メッセージなどを強化する: 主張や影響力を大きくしたい場面で使う場合

  • 内容を詳しくする: 文書やスピーチで詳細を追加する場合

口語でもビジネスやアカデミックな文章でも幅広く使えますが、少し「専門的」あるいは「フォーマル」な響きを持つことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 目的語を伴うことが多いです。

    例: “They amplified the signal.” (彼らは信号を増幅しました)


  • 一般的な構文例


    • “amplify + 名詞”

      例: “We need to amplify our message.”

    • “amplify on + 名詞/トピック” (ややフォーマル、詳細を付け加える)

      例: “Could you amplify on your previous statement?”


  • フォーマル/カジュアル


    • 音響技術などの専門的な文脈ではカジュアル〜標準的な使い方。

    • 抽象的に「考えや影響を強化する」と言う場合は、ビジネスや学術の文脈でフォーマルに使われることが多いです。



5. 実例と例文

① 日常会話 (カジュアル)


  1. “Can you amplify the music? I can’t really hear it.”

    (音楽の音量を上げてくれる?よく聞こえなくて。)


  2. “He tried to amplify his argument by adding more examples.”

    (彼はより多くの例を加えて主張を補強しようとした。)


  3. “I love how this speaker can amplify the bass so clearly!”

    (このスピーカー、低音をはっきり増幅してくれるところが最高だね!)


② ビジネス


  1. “We need to amplify our brand presence in the market.”

    (私たちは市場におけるブランドの存在感を強化する必要があります。)


  2. “Could you amplify on this point in the report for clarity?”

    (明確にするために、このレポートのポイントをもう少し詳しく説明していただけますか?)


  3. “If we amplify our advertising efforts, we might capture a larger audience.”

    (広告活動を強化すれば、より多くの顧客を取り込めるかもしれません。)


③ 学術的・専門的


  1. “Scientists used a special device to amplify the signal from the detector.”

    (科学者たちは検出器からの信号を増幅するために特別な装置を使った。)


  2. “The researcher decided to amplify the dataset by adding historical records.”

    (研究者は過去の記録を追加することでデータセットを拡張することにした。)


  3. “In her thesis, she aims to amplify the theory by incorporating new findings.”

    (彼女の論文では、新しい発見を組み込むことでその理論をさらに詳しく提示することを目指している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • increase(増加させる)

    物や数量をシンプルに増やすイメージ。

  • boost(上げる、押し上げる)

    力を加えて全体を上昇させるニュアンス。

  • enlarge(大きくする)

    空間的・物理的に拡張するイメージ。

  • magnify(拡大して見せる)

    レンズなどで拡大する、視覚的に強調するニュアンス。

  • expand(広げる)

    範囲や容積などを広げるニュアンス。

“amplify”は、特に「音・波動・メッセージなど」を増幅する、あるいは「議論・内容を詳しくする」といった文脈でよく使われます。

反意語 (Antonyms)


  • reduce(減らす)

  • diminish(減少させる)

  • lessen(軽減する)

  • decrease(下げる)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈæm.plɪ.faɪ/

  • 強勢(アクセント)は 最初の音節「am」 に置かれます: AMP-li-fy

アメリカ英語・イギリス英語ともに大きく変わりませんが、イギリス英語だと /ˈæm.plɪ.faɪ/、アメリカ英語でも同様に発音されます。

よくある間違いとしては、日本人学習者が「アンプリファイ」となってしまい、第二音節を強く読みがちなので、最初の音節を強めに発音するように注意すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “amplify” を “amplyfy” や “amplfy” と書いてしまうエラー。

  2. 意味の混同: “amplify” は具体的な音量増幅以外にも、抽象的に「影響を強める」「説明を詳しくする」を意味することを見落とさない。

  3. 形容詞との混同: “amplified” は過去形・過去分詞形としてはOKだが、形容詞として使われる場合もあり、文章中で混乱しないように。

試験対策(TOEIC・英検など)


  • ビジネス関連の文章で “amplify our marketing efforts” などが目に入りやすい。

  • 会話問題で“Could you amplify on that?” という使い方が問われる場合もある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「アンプ(amp)」をイメージする: “amp” はギターの音を大きくする装置(amplifier)です。そのイメージを思い浮かべると “amplify” は「音を大きくする=増幅する」と覚えやすいです。

  • “ampli-” = 大きく、“-fy” = 〜にする という組み合わせを覚えておくと、他の “-fy” の単語(clarify, simplify など)ともあわせて整理しやすくなります。

  • 音を増幅するだけでなく、内容や影響力を「大きくする」ことも all-in-one と覚えておくと応用的に使いやすいです。


以上が、動詞「amplify」の詳細な解説です。ぜひ、音量やメッセージを「大きくする」「強める」「詳しくする」状況で活用してみてください。

意味のイメージ
amplify
意味(1)

…'を'拡大する,さらに加える

意味(2)

〈電流〉'を'増幅する

意味(3)

(…について)長々と述べる《+on(upon)+

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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