最終更新日:2025/08/05
正解を見る

そのボートは波止場につながれていた。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

alongside

前後置詞

...のそばに, ...と並んで

このボタンはなに?

そのボートは波止場につながれていた。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: alongside

品詞: 前置詞 (時に副詞としても使われる)

英語での意味:

・「(場所的に) ~のそばに、~と並行して」

・「(集合的に) ~と一緒に、~するのと同時に」

日本語での意味:

・「~と並んで」「~と並行して」「~とともに」などの意味で使われます。

たとえば、「電車と並行して走る車のイメージ」や、「誰かと一緒に作業をするイメージ」で使われる単語です。状況としては、何かや誰かと“横並びで”一緒に行うイメージが強いです。

活用形:

前置詞として使われるときは形は変化しません。動詞のように活用はありませんが、副詞的に用いられても形はそのままです。

他の品詞への変化例:


  • もともと「alongside」は前置詞や副詞としての用法が中心のため、大きく形が変わる品詞転換はありません。

  • 「along」(前置詞・副詞) は関連する形で、同じように並んで進むイメージをもつ単語です。

CEFRレベル目安:


  • B2(中上級): 日常会話では頻出しないものの、ビジネスや学術的な文脈まで幅広く使われるため、中~上級のレベルで教わることが多い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「along」+「side」という要素を含む複合的表現


    • 「along」: 「~に沿って」

    • 「side」: 「側」

      これらが一緒になり、「そばに沿って、一緒に」という意味合いを表しています。


関連性(派生・類縁語)


  • along (前置詞/副詞): 「~に沿って、~の途中で」

  • beside (前置詞): 「~の隣に」

  • alongsidealongbeside は位置・並列を示す点で類似性があります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. work alongside …(…とともに働く)

  2. stand alongside …(…の隣に立つ)

  3. serve alongside …(…と並んで勤務する/兵役などを共にする)

  4. fight alongside …(…と並んで戦う)

  5. run alongside …(…に沿って走る)

  6. alongside the road(道に沿って/道のそばで)

  7. alongside each other(お互いに横並びで)

  8. alongside existing systems(既存のシステムと併用して)

  9. learn alongside …(…と一緒に学ぶ)

  10. work in parallel alongside …(…と並行して作業する)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「along」と「side」が組み合わさってできた言葉。

  • もともとは「そばに、並んで」という物理的な近接を示すところから、比喩的に「一緒に行動する」という意味へ広がりました。

ニュアンス:


  • 「alongside」は、何かに寄り添って同じ方向を向いている、「協同・協力している」ニュアンスを強く含みます。

  • 「~のそばに」「~の横に」に加え、「同時進行で」「一緒に」というニュアンスもあり、共通の目的や作業をするイメージがあります。

  • あまりカジュアルすぎず、ビジネスなどフォーマルな文脈でも使いやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 前置詞としての使い方


    • 「alongside + 名詞(代名詞)」で「~のそばに」「~と一緒に」という意味を表します。

    • 例: I worked alongside him on the project. 「私はそのプロジェクトで彼と一緒に働きました。」


  2. 副詞としての使い方


    • 例: They walked alongside.(彼らは並んで歩いた。)

    • この場合は「一緒に・並んで」のニュアンスが文だけで完結します。


  3. フォーマル/カジュアル


    • どちらかというと少し書き言葉的・フォーマル寄り。

    • ビジネス文書や報告書、ニュース記事などでよく見られる単語です。


  4. 他動詞・自動詞の使い分け


    • 前置詞なので、他動詞/自動詞での使い分けはありませんが、後ろには常に名詞(代名詞)が続いています。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I usually run alongside the river in the morning.”


    • (朝はいつも川沿いを走ってるんだ。)


  2. “Could you walk alongside me? I’m a bit worried about walking alone.”


    • (一緒に歩いてもらってもいい?一人で歩くのが少し心配なの。)


  3. “Let’s place the chairs alongside the wall to save space.”


    • (スペースを確保するために、イスを壁沿いに置こうよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “We will launch this new product alongside our existing services.”


    • (既存のサービスと並行して、この新製品を立ち上げます。)


  2. “I’m looking forward to working alongside seasoned professionals.”


    • (経験豊富なプロと共に働けるのを楽しみにしています。)


  3. “The two departments are collaborating alongside each other to improve efficiency.”


    • (2つの部署が連携して効率を上げようとしています。)


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “This drug can be administered alongside standard treatments.”


    • (この薬剤は標準的な治療と並行して投与できます。)


  2. “The researcher worked alongside international teams to gather data.”


    • (研究者はデータ収集のために国際的なチームと協力して働きました。)


  3. “These theories are often discussed alongside historical perspectives.”


    • (これらの理論は、歴史的な視点と併せて語られることが多いです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. beside – 「横・隣」に焦点があるが、一緒に行動するニュアンスは弱い。

  2. next to – 「~の隣に」のカジュアルな表現。場所を強調。

  3. along – 「~に沿って」の意味が強く、単に距離・方向を示す場合に用いる。

  4. together with – 「~と一緒に」だが、物理的に隣り合うイメージはそれほど強くない。

反意語 (Antonyms)


  • 独立したはっきりとした反意語はないものの、意味や方向性が逆になるフレーズとしては「apart from」(「~とは別に」)、「away from」(「~から離れて」)などが挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /əˈlɒŋ.saɪd/ (イギリス英語), /əˈlɔːŋ.saɪd/ (アメリカ英語)


  • イギリス英語: アクセントは「a-LONG-side」の “LONG” の部分に近いところで強く発音する感覚です。

  • アメリカ英語: 「ə-lɔːng-SIDE」 と “lɔːng” や “SIDE” 付近に重みを置きます。実際には母音の違い (ɒ / ɔː) でわずかに異なります。

  • 「side」の最初の ”s” 音をはっきり発音し、母音[aɪ]を長めにはっきり発音すると通じやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「along*s*ide」の ”s” を抜かして「alongide」としないよう注意。

  • 混同しやすい単語: 「along」や「beside」との使い分け。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは「~と並行して行う」「~と一緒に」という意で出題されることがあります。前置詞問題として、選択肢に出る場合もあるため、文脈から正しく区別できるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「alongside」は「along」と「side」が合体したイメージで、「横に並んで」「そばに」。

  • “along the side” → “並んで” → “一緒に” とイメージすれば覚えやすいです。

  • シンプルに「along + side = そばに沿って並ぶ」というストーリーで記憶すると混乱が少なくなります。


「alongside」は、誰かや何かと「並んで一緒に行動する」イメージが重要です。ビジネスや学術、日常会話まで幅広く使える便利な単語なので、実際に英文を読んだり書いたりするときにぜひ積極的に活用してみてください。

意味のイメージ
alongside
意味(1)

…のそばに,と並んで

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★