最終更新日:2025/08/02

The aboriginal people have a rich cultural heritage.

正解を見る

土着の人々は豊かな文化遺産を持っています。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

aboriginal

形容詞

土着の,もとからある / 原住民

このボタンはなに?

土着の人々は豊かな文化遺産を持っています。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: aboriginal

品詞: 形容詞 (状況によっては名詞として「先住民」を指す用法もありますが、ここでは形容詞を中心に解説します)

意味 (英語): relating to the original or earliest known inhabitants of a region, or relating to the native peoples of a place

意味 (日本語): ある地域の最初の(元来の/先住の)住民に関する、または先住民に関係する

「その地域に最初から住んでいる人々に関連する」や「原住の」というニュアンスで使われる形容詞です。特にオーストラリアの先住民に関わる文脈で用いられることが多いですが、ほかの地域でも「先住民」「原住民族」に関連して使われることがあります。

活用形:


  • 形容詞: aboriginal (比較級や最上級としてはあまり使われませんが、文脈によっては more aboriginal, most aboriginal のように用いられる場合もあります)

  • 名詞形: Aboriginal (大文字で始めて、オーストラリアの先住民を指す名詞として使われることがあります。ただし特定の地域の先住民を直接指す場合は文脈や言葉選びに注意が必要です)

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)


  • B2: 日常的なテーマや専門的なテーマでもある程度説明ができ、多様な語いに触れているレベル


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「ab-」(ラテン語由来の接頭語で「~から離れて」「元々の」などを示すケースが多い)

  • 語幹: 「origin(起源)」に由来する「origin-」が含まれる

  • 接尾語: 「-al」(形容詞化する接尾語)

「ab-」と「origin」が組み合わさり、そこに形容詞化の「-al」が付いたことで「元来の」「初源の」「先住民の」という意味をもつ形容詞になりました。

派生語・類縁語


  • Aboriginal (名詞形) — オーストラリア先住民(や同様に先住民)を指す

  • Aborigine (名詞) — 通常オーストラリアの先住民を指す語。ただし現在では使い方に注意が必要(差別的に捉えられる場合もある)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. Aboriginal culture (先住民の文化)

  2. Aboriginal people (先住民の人々)

  3. Aboriginal community (先住民コミュニティ)

  4. Aboriginal heritage (先住民としての遺産・文化的遺産)

  5. Aboriginal art (先住民の芸術)

  6. Aboriginal rights (先住民の権利)

  7. Aboriginal history (先住民の歴史)

  8. Aboriginal traditions (先住民の伝統)

  9. Aboriginal land claims (先住民の土地請求)

  10. Aboriginal languages (先住民言語)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “ab” (~から) + “origo” (起源) + “-al” (形容詞化) から成り立ち、「はじめから、その土地に由来するもの」を指す意味を持ちます。

歴史的使用


  • もともとは「その場所に起源をもつもの」という一般的な意味合いを持ちました。現代ではとくにオーストラリアの先住民に関わる文脈で目にする機会が多い言葉です。 

使用時の注意点


  • 名詞として使う場合(“Aboriginal”を大文字で始める場合)は、特定の民族や人々を指すため、差別的・歴史的な背景に配慮が必要です。

  • 一般的・日常的には「先住民」「先住の」といった文脈で形容詞として使われ、フォーマルな書き言葉や学術的文脈、報道などで見られます。

口語・文書での使われ方


  • フォーマル寄りの印象があり、特に学術的、文化的、人類学的な文脈や正式な文書などで使われることが多いです。口語でも公的な話題に触れる際に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞を修飾する際に用いられます。

    例: “an aboriginal community” (ある先住民のコミュニティ)

  • 名詞として使う場合は大文字で始め、“an Aboriginal” のように書きます。

  • 「先住民の~」を表す際は所定の名詞を修飾する形で使われることが一般的です。


5. 実例と例文

ここでは形容詞としての用法を中心に、さまざまな文脈で紹介します。

日常会話 (3例)


  1. “I attended an exhibition about aboriginal art at the museum.”

    (博物館で先住民の芸術に関する展示会に行ったよ。)


  2. “They discussed the challenges facing aboriginal communities today.”

    (彼らは今日の先住民コミュニティが直面している課題について話し合っていました。)


  3. “She showed me some aboriginal-style paintings from Australia.”

    (彼女はオーストラリアの先住民族風の絵を見せてくれたよ。)


ビジネス (3例)


  1. “Our company is committed to supporting aboriginal-led initiatives.”

    (私たちの会社は先住民が率いる取り組みを支援することに力を入れています。)


  2. “We are partnering with local aboriginal organizations for the new project.”

    (私たちは新しいプロジェクトのために地域の先住民団体と提携しています。)


  3. “Her report focuses on aboriginal economic development in the region.”

    (彼女の報告書は、その地域における先住民の経済発展に焦点を当てています。)


学術的 (3例)


  1. “The study aims to analyze aboriginal languages and their evolution over the centuries.”

    (その研究は、先住民言語とその何世紀にもわたる変遷を分析することを目的としています。)


  2. “Aboriginal peoples’ worldview offers unique insights into sustainable living.”

    (先住民の人々の世界観は、持続可能な暮らしにおいて独特の視点を提供します。)


  3. “Many anthropologists are dedicated to preserving aboriginal traditions and histories.”

    (多くの人類学者が先住民の伝統や歴史を保護することに尽力しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. Indigenous (先住の)


    • より広範囲に「その土地に起源をもつ」という意味で使われる。時に「先住民族」を指す際によく使われる。


  2. Native (土着の、原産の)


    • 広義には動植物にも「原産の」という文脈で用いられる。人々に対しては丁寧に使わないと誤解を生む場合がある。


  3. Autochthonous (自生の、土着の)


    • 主に学術的な文脈で使われる格調の高い語。


反意語


  1. Foreign (外国の/異質な)


    • 「先住民に対して外来の」という意味合い。


  2. Colonial (植民地の)


    • 先住民と対比する文脈で用いられる場合がある。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語: /ˌæbəˈrɪdʒɪnəl/

  • アメリカ英語: /ˌæbəˈrɪdʒɪnəl/

強勢 (アクセント)


  • “a-bo-RI-gi-nal” のように、第三音節の「ri」に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • “abo-riginal” のように真ん中を平坦にしてしまう、または「アバロジナル」のように最後を濁らせすぎるケース。

  • アクセントを最初の “a” に置いてしまう場合があるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペル: “aboriginal” の “g” と “i” の並びに注意して、“aborigional” や “aborginal” にしないように気をつけましょう。

  2. 大文字/小文字: 人を指す名詞として使う時は “Aboriginal” (大文字) で始めることが多いので注意。

  3. 文脈: 歴史的背景や民族に関するセンシティブな領域のため、使う際には敬意を払い、適切な文脈を考慮する必要があります。

  4. 試験対策 (TOEIC・英検など): 読解問題で文化や歴史に関するトピックとして出題される場合があり、先住民の権利や伝統などがテーマになりやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ab” + “origin” で「起源から存在する」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • スペルは “aboriginal” と「ab + origin + al」の塊で理解するとミスが減ります。

  • オーストラリア先住民の芸術や文化を思い浮かべると、視覚的なイメージと結びついて記憶しやすくなります。


以上が、形容詞 “aboriginal” の詳細解説となります。先住民やその文化に敬意を払いながら、適切な文脈で使うように心がけてください。

意味のイメージ
aboriginal
意味(1)

土着の,もとからある

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★