最終更新日:2025/11/16

〈自〉《…を求めて》大声で叫ぶ《for ...》, 《…に》大声をあげる《at ...》 / 《…に向かって》…を叫んで言う《out ... at, to ...》

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元となった辞書の項目

yell

動詞

〈自〉《…を求めて》大声で叫ぶ《for ...》, 《…に》大声をあげる《at ...》 / 《…に向かって》…を叫んで言う《out ... at, to ...》

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彼は遅刻した私を怒鳴りつけた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: yell

品詞: 動詞 (一部、名詞としても使われる場合があります:「a yell」 = 叫び声)

意味 (英語)

To shout or speak very loudly, often in anger, excitement, or fear.

意味 (日本語)

「大声で叫ぶ、怒鳴る」という意味です。強い感情(怒り・興奮・恐怖など)や、相手に聞こえないときに声を張り上げるイメージがあります。日常的には「怒鳴る」というニュアンスが強いですが、必ずしも怒りだけではなく「大声を上げる」全般に用いられます。

活用形


  • 原形: yell

  • 三人称単数現在形: yells

  • 現在分詞/動名詞: yelling

  • 過去形: yelled

  • 過去分詞: yelled

他の品詞としての例


  • 名詞: a yell (「叫び声、大声」)

CEFRレベルの目安: A2 ~ B1


  • A2(初級)からB1(中級)程度のレベルで学習する単語です。比較的よく使われる基本的な動詞ですが、感情表現に絡むため、ニュアンスの理解が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 「yell」は短い単語のため、はっきりした接頭語・接尾語はありません。語幹はyell自体です。

  • 「yell」の派生語や類縁語としては「yelling(叫んでいる)」があり、動名詞(または現在分詞)として会話や文章でしばしば登場します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. yell at someone (誰かに向かって怒鳴る)

  2. yell out loud (大きく叫ぶ)

  3. yell in pain (苦痛で叫ぶ)

  4. yell with excitement (興奮して叫ぶ)

  5. yell across the room (部屋の向こう側に向かって怒鳴る)

  6. yell for help (助けを求めて叫ぶ)

  7. yell a warning (警告を叫ぶ)

  8. yell back (叫んで応答する)

  9. start yelling (叫び始める)

  10. yell instructions (指示を大声で叫ぶ)


3. 語源とニュアンス


  • 「yell」は古英語の“ġellan(叫ぶ)”やオランダ語の“gillen”などに由来するとされています。もともと「大きな声を出す・甲高い声を上げる」といった意味合いが根源にあります。

  • 使う場面としては、怒りや苛立ちのみならず、驚きや喜びなど感情が高ぶったときにも大声を上げるニュアンスが含まれます。

  • 口語表現で日常的に使われる一方、ビジネスメールなどフォーマルな文章ではほとんど使いません。会話や物語文 (小説・エッセイ)では頻繁に登場する表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞: 「yell」は主に自動詞として使われることが多いですが、目的語を取れる場合もあり、他動詞的に「yell (something)」と使うこともあります。例えば He yelled a warning.(彼は警告を叫んだ)のように。

  • 「yell at + 人」にすると、「その人に向かって怒鳴る」「叱りつける」という意味になります。

  • カジュアル: 日常会話でよく使われる。

  • フォーマル: レポートやビジネス文章などフォーマルな文章ではあまり使われない。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Don’t yell at me! I didn’t do anything wrong.”

    (私に怒鳴らないでよ!何も悪いことしてないよ。)


  2. “I heard someone yelling outside last night.”

    (昨夜、誰かが外で叫んでいたのを聞いたよ。)


  3. “Stop yelling and talk to me calmly, please.”

    (怒鳴るのはやめて、落ち着いて話してちょうだい。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our boss never yells at his employees; he calmly discusses issues.”

    (私たちの上司は従業員に怒鳴ることは決してなく、冷静に問題を話し合います。)


  2. “Even when under pressure, try not to yell in the office.”

    (たとえプレッシャーがあっても、オフィスで怒鳴るのは避けましょう。)


  3. “Some managers believe yelling motivates people, but it usually creates stress.”

    (怒鳴ることで人を奮起させると考えるマネージャーもいますが、大抵はストレスを生むだけです。)


学術的・フォーマルな文脈(3つ)


  1. “The experiment demonstrated elevated stress levels in subjects who were yelled at repeatedly.”

    (この実験では、繰り返し怒鳴られた被験者のストレスレベルが上昇することが示された。)


  2. “Historical accounts suggest that military leaders often used yelling as a method of communication on the battlefield.”

    (歴史文献によると、軍の指揮官たちは戦場でのコミュニケーション手段としてよく怒鳴ることを使っていたようだ。)


  3. “In certain cultures, yelling is considered an aggressive act, even when it’s not intended as such.”

    (特定の文化圏では、たとえ意図がなくても怒鳴ることは攻撃的な行為とみなされる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. shout (大声を上げる)


    • 「yell」とほぼ同じく「大声を出す」という意味ですが、怒りだけでなく広く「声を張り上げる」行為全般を指す場合が多いです。


  2. scream (悲鳴を上げる)


    • 「恐怖」や「叫び声」をより強く示唆。甲高い声を連想させます。


  3. holler (大声で呼ぶ)


    • アメリカ英語のカジュアルな響き。気軽に「叫ぶ」「呼ぶ」意味合いが強いです。


  4. bellow (雄叫びをあげる)


    • より低くて大きな声のイメージ。しばしば怒りを強調します。


反意語 (Antonyms)


  • whisper (ささやく)

  • murmur (つぶやく)

  • speak softly (小声で話す)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /jel/

  • アクセント: 単音節語なので特別なアクセントの移動はありません。全体を /jel/ と発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 基本的に両者とも /jel/ と発音し、大きな違いはありません。

  • よくある発音の間違い: 「イェル」と母音を誤って /jɪl/ にしないように、なるべく /e/(「エ」の音)を意識すること。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “yell” を “yelll” や “yall” などと間違えないように注意してください。

  • “yell” と “yale” などの文字の混同: 大学名の “Yale” (イェール)とは全く意味が違います。

  • 同音異義語としての混同は特になく、スペルの違いをしっかり覚えれば問題ありません。

  • 試験(TOEIC・英検など)では、感情表現や怒りを表す動詞として選択肢に出てくる場合がありますが、そこまで頻出ではありません。出題があった場合は「大声で叫ぶ」という文脈で区別できると良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「yell」という音の響き自体が「イェル!」と鋭い叫び声を連想させるため、感情を込めて声に出してみると覚えやすいです。

  • “yell” の e をしっかり意識する( “y + ell” )ことでスペルミスを防ぎやすくなります。

  • 感情が高ぶって口を大きく開けている場面をイメージすると、自然と頭に残るでしょう。


以上が、動詞 “yell” の詳細な解説です。普段の生活や感情を表すシーンで使う動詞なので、ニュアンスや正しい綴りを押さえておけば、英会話にも役立ちます。

意味のイメージ
yell
意味(1)

(…に向かって)…‘を'叫んで(大声で)言う《+out+名(+名+out)+at(to)+名》

意味(2)

(…を求めて)大声で叫ぶ《+for+名》;(…に)大声をあげる《+at+名》

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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