最終更新日:2025/07/30
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元となった辞書の項目

unmistakable

形容詞

まぎれもない,明らかな

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彼女の才能はまぎれもない。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: unmistakable

日本語: 「決して間違いようがない」「明白な」「疑う余地のない」

これは「一目(耳)見(聞)いただけで、はっきりとわかる」というニュアンスを持つ形容詞です。誰が見ても誤解しようがないほど明らかな状況や特徴を強調する際に用いられます。


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 活用形:


    • 原形: unmistakable

    • 副詞形: unmistakably


「unmistakable」は “un-” (否定を表す接頭語) + “mistakable” (間違えることができる) からなり、「絶対に間違えられない」→「一目瞭然である」という意味を表します。

CEFRレベル目安: B2(中上級)

・ある程度英語に慣れてきて、抽象的な表現やニュアンスの違いも理解したい学習者向けです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 “un-”

    「否定」「逆」を意味します。ここでは、“mistakable”(間違えることが可能)を否定して「間違えることが不可能」という意味を生み出します。


  • 語幹 “mistake”

    「誤り、間違い」を意味する名詞または「間違える」を意味する動詞です。


  • 接尾語 “-able”

    「〜できる」という可能性・能力を表します。


以上から「絶対に間違えようがない」「非常に明白な」という意味になります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. unmistakable sign → 明らかな兆候

  2. unmistakable voice → 間違えようのない声

  3. unmistakable sound → はっきりとわかる音

  4. unmistakable feeling → 誰の目にも明確な感情・感触

  5. unmistakable proof → 明白な証拠

  6. unmistakable style → 独特で見分けやすいスタイル

  7. unmistakable identity → 誰にも間違えられない正体・存在感

  8. bear an unmistakable resemblance → はっきりとした類似点を持つ

  9. unmistakable smell → すぐにわかる匂い

  10. unmistakable mark → 見誤りようのない印


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “mistake”は中英語から入り、古ノルド語 “mistaka” = “to take wrongly” に由来するとされています。

    • そこに「否定」を表す接頭語“un-”と「〜できる」を表す接尾語“-able”が組み合わさり、「間違えることができない」→「はっきりとわかる」という意味合いになりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「絶対に誤解の余地がない」と強調するときに使うため、確信を伴う表現になります。

    • 日常会話でもフォーマルな文章でも使用可能ですが、「非常に明確な」ことを示すのでやや強い響きを持ちます。

    • 「断固たる明白さ」を強調するため、確信を持って言える状況や事実を示す際に使うと効果的です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾するときに使います。


    • 例: an unmistakable sign (決して間違いようがない兆候)


  • 構文例:


    • “It is unmistakable that …” → 「…ということは明白だ」

    • “There is an unmistakable sense of …” → 「…のはっきりした感覚がある」


  • フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • 日常会話でも「It’s unmistakable.」などと口語の中で使えます。

    • ビジネスや学術的文脈でも、相手を説得したり、客観的事実を示すときに好まれます。



5. 実例と例文

1) 日常会話での例文


  1. “That’s his unmistakable voice. You can’t confuse it with anyone else’s.”

    (あれは彼の間違えようのない声だよ。他の人の声と混同できないよ。)


  2. “The smell of freshly baked bread is unmistakable.”

    (焼きたてのパンの匂いは、すぐわかるよね。)


  3. “Her laughter has an unmistakable ring to it.”

    (彼女の笑い声は、誰にでもすぐわかる特徴があるんだ。)


2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The CEO’s unmistakable leadership style has driven the company’s success.”

    (CEOのはっきりとわかるリーダーシップスタイルが、その会社の成功を牽引してきた。)


  2. “Our product has an unmistakable advantage in terms of quality.”

    (わが社の製品には品質面で明白な優位性があります。)


  3. “The report presents unmistakable evidence of market growth.”

    (そのレポートは市場の成長について、明白な証拠を示しています。)


3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The data provides unmistakable proof that climate change is accelerating.”

    (そのデータは気候変動が加速していることを疑いようのない形で証明している。)


  2. “His theory bears unmistakable similarities to earlier research.”

    (彼の理論は、先行研究とのはっきりとわかる類似性を持っている。)


  3. “These findings demonstrate an unmistakable trend in consumer behavior.”

    (これらの発見は、消費者行動における明らかなトレンドを示しています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. obvious (明らかな)

    2. clear-cut (はっきりした)

    3. evident (明白な)

    4. plain (単純明快な)

    5. unmistakable → これらの中でも特に「間違いがない」と強調している点が特徴


  • 反意語 (Antonyms)


    1. ambiguous (あいまいな)

    2. unclear (はっきりしない)

    3. doubtful (疑わしい)


「unmistakable」は「ここまで見て明らかだ」という強い意味があるのに対し、反意語は「はっきりしない」「解釈に余地がある」という意味を持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):

    /ˌʌn.mɪˈsteɪ.kə.bəl/


    • 強勢: “mis-TAY” の部分 (第三音節 “steɪ”) に強くアクセントがきます。

    • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の発音やrの発音(残響させるかどうか)などで微妙に異なる場合があります。


  • よくある発音の間違い:


    • “mis-” の部分を “mee-” と延ばしたり、アクセントを前後にずらしてしまうなど。

    • アクセントを正しい位置に置かないと伝わりにくくなるため注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “unmistakable” の “t” を入れ忘れる場合や、“e” を落とすなどの間違いに注意。


  • 接頭語“un-”との混同


    • “in-” や “dis-” と混同しないように気をつける。


  • 同音異義語との混同


    • “mistake”(名詞や動詞)との混同。「unmistakable」はあくまで形容詞なので、使う場所や文脈に注意。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などで「強調表現のバリエーション」を問われるときに出ることがあります。

    • 筆記試験ではスペルミス、スピーキング試験ではアクセントの位置に注意しましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ:

    「絶対に間違えられない印→ドーンと目に飛び込んでくる明白さ」というビジュアルを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 覚え方:


    • 「un + mistake + able」をつなげた “(アン ミステイク アボー)” のリズムに乗せて覚えるのも手。

    • “まちがい(mistake)”を “できる(-able)” を “できない(un-)”と否定とすると、「間違いができないほど明らか」とイメージしやすくなります。


使い所をしっかり押さえて、「絶対に間違いようがない」というニュアンスを効果的に表現してみてください。

意味のイメージ
unmistakable
意味(1)

まぎれもない,明らかな

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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