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undreamed
解説
1. 基本情報と概要
英単語: undreamed
品詞: 形容詞 (Adjective)
意味(英語): Not thought of or imagined; beyond what one has ever dreamed or expected.
意味(日本語): 「夢にも思わない、想像を絶する、考えもしなかったような」という意味です。
「とても驚くような内容で、まったく想像していなかった」というニュアンスがあります。
CEFRレベル目安: B2(中上級)
・日常会話や文学作品で登場する可能性があり、少し抽象的・比喩的な使い方をするため、やや高度な単語に分類できます。
活用形:
- 原形: undreamed (イギリス英語では
undreamt
と綴る場合もあります) - 比較級・最上級: 形容詞の比較級・最上級としては通常用いられませんが、文脈によって
more undreamed
/most undreamed
と表現することが非常にまれにあります。ただし、通常はあまり使いません。
他の品詞形:
- 「undreamed」は形容詞のみで用いられるのが一般的です。他の品詞に派生した形は少ないですが、動詞 “dream” の派生形として生まれた形容詞です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: “un-” → 「否定」や「逆」の意味を表す。
- 語幹: “dream” → 「夢を見る」、「夢」、「理想」などの意味を持つ。
- 接尾語: “-ed”(ただし動詞の過去形・過去分詞形ではなく、形容詞化するときにも使われる)
「un- + dream + -ed」により、「夢にも思っていない」「想像すらしていない」という意味が生まれています。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例)
- undreamed-of success
- 日本語訳: 「想像もしなかった成功」
- 日本語訳: 「想像もしなかった成功」
- undreamed-of wealth
- 日本語訳: 「夢にまで見なかった富」
- 日本語訳: 「夢にまで見なかった富」
- undreamed potential
- 日本語訳: 「想像を超える可能性」
- 日本語訳: 「想像を超える可能性」
- remain undreamed
- 日本語訳: 「夢にも思われずに残る」
- 日本語訳: 「夢にも思われずに残る」
- beyond one’s undreamed scope
- 日本語訳: 「思いもよらない範囲を超えて」
- 日本語訳: 「思いもよらない範囲を超えて」
- undreamed-of results
- 日本語訳: 「予想外の結果」
- 日本語訳: 「予想外の結果」
- reach undreamed-of heights
- 日本語訳: 「思いもよらない高さ(頂点)に到達する」
- 日本語訳: 「思いもよらない高さ(頂点)に到達する」
- undreamed-of transformations
- 日本語訳: 「想像を絶する変化」
- 日本語訳: 「想像を絶する変化」
- the undreamed reality
- 日本語訳: 「想像だにしなかった現実」
- 日本語訳: 「想像だにしなかった現実」
- achieve undreamed-of goals
- 日本語訳: 「夢にも思わなかった目標を達成する」
3. 語源とニュアンス
- 語源:
“dream” は古英語 “drēam”(喜び、楽しみ、音楽)から変遷してきた単語で、そこから「夢を見る」という意味に変化しました。
接頭語 “un-” は「否定」を強調するため古くから英語で頻繁に使われています。 - 歴史的利用:
“undreamed” は文学的・詩的な文脈で使われることが多く、想像もつかないような内容を強調する表現として作品に登場します。 - ニュアンス:
何かが「非常に驚くべき」「全く考えられないほど素晴らしい」または「信じがたい」ことを表します。どちらかというと文章や文学的表現で、日常会話よりもフォーマル~セミフォーマルに使われる傾向があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として名詞を修飾します。
- しばしば “undreamed-of” の形でハイフンを伴い、「(想像を超えるほど) 〜な」という表現で使われます。
- 文中では以下のように用いられます:
例) “We achieved undreamed-of success.” - 使用シーン:
- 文学的表現やエッセイ、スピーチなど、やや格式のある文章でよく使われます。
- 日常会話でも強調表現として使われることがありますが、ややドラマチックな響きを伴います。
- 文学的表現やエッセイ、スピーチなど、やや格式のある文章でよく使われます。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文
- “I never expected this undreamed happiness to come my way.”
- 「こんな夢にも思わなかった幸せが訪れるなんて思わなかったよ。」
- 「こんな夢にも思わなかった幸せが訪れるなんて思わなかったよ。」
- “After moving to a bigger city, she found opportunities she had never even undreamed of.”
- 「大都市に引っ越してから、彼女はまったく想像していなかったチャンスを見つけたんだ。」
- 「大都市に引っ越してから、彼女はまったく想像していなかったチャンスを見つけたんだ。」
- “He’s living an undreamed life, far from what we imagined in high school.”
- 「彼は高校生のときに想像していたものとはまるで違う、夢にも思わなかった人生を送っているよ。」
5.2 ビジネスシーンでの例文
- “The new marketing strategy led our company to undreamed-of expansion.”
- 「新しいマーケティング戦略によって、当社は想像を絶する拡大を遂げました。」
- 「新しいマーケティング戦略によって、当社は想像を絶する拡大を遂げました。」
- “Her innovative idea opened undreamed-of opportunities in the international market.”
- 「彼女の革新的なアイデアにより、国際市場で想像を超えるほどのチャンスが開けました。」
- 「彼女の革新的なアイデアにより、国際市場で想像を超えるほどのチャンスが開けました。」
- “We’re aiming for undreamed-of growth next quarter.”
- 「次の四半期には想像以上の成長を目指しています。」
5.3 学術的/フォーマルな文脈での例文
- “The research has uncovered undreamed-of possibilities in the field of genetics.”
- 「その研究により、遺伝学分野で想像を絶する可能性が明らかになりました。」
- 「その研究により、遺伝学分野で想像を絶する可能性が明らかになりました。」
- “His painstaking studies led to undreamed knowledge of ancient civilizations.”
- 「彼の丹念な研究は、古代文明に関する想像を超える知識に到達しました。」
- 「彼の丹念な研究は、古代文明に関する想像を超える知識に到達しました。」
- “These findings point toward undreamed-of applications in modern medicine.”
- 「これらの発見は、現代医学における想像もしなかった応用を示しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- unimaginable(日本語: 想像もつかない)
- “undreamed” よりも一般的で幅広い文脈で使える。
- “undreamed” よりも一般的で幅広い文脈で使える。
- unthinkable(日本語: 考えられない)
- “undreamed” と似ているが、もう少し強い「絶対にあり得ない」というニュアンスがあることが多い。
- “undreamed” と似ているが、もう少し強い「絶対にあり得ない」というニュアンスがあることが多い。
- inconceivable(日本語: 考えられないほどの)
- ややフォーマルで、理論上不可能に近いニュアンスが加わる。
反意語
- ordinary(日本語: 普通の)
- 「夢にも思わない」とは反対に、「平凡でよくあること」を示す。
- 「夢にも思わない」とは反対に、「平凡でよくあること」を示す。
- predictable(日本語: 予測可能な)
- 「想像を超える」の反対で、「予測された範囲内」の意味。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
アメリカ英語: /ˌʌnˈdriːmd/
イギリス英語: /ˌʌnˈdriːmd/アクセント(強勢)の位置: “un-DREAMED” の “DREAMED” に強調があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 綴りで “undreamed” または “undreamt” とバリエーションがある程度で、発音上は目立つ違いはあまりありません。
よくある発音の間違い:
- “dreamed” の部分を [drɛmd] のように短く濁らないようにしましょう。しっかり [driːmd] と長母音 /iː/ を意識して発音します。
- 接頭語 “un-” は /ʌn/ で、[アン] に近い音をイメージします。
- “dreamed” の部分を [drɛmd] のように短く濁らないようにしましょう。しっかり [driːmd] と長母音 /iː/ を意識して発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “undreamed” を “undreamt” とする綴りもありますが、混同しても意味は同じ。ただし一貫して使う方が望ましいです。
- 「not dreamed」などと直訳しない: “undreamed” は1語の形容詞なので “not dreamed” という言い方は通常はしません。
- 類語との混同: “unimaginable” などの類語とのニュアンス差に注意しましょう。
- TOEICや英検: そこまで頻出ではありませんが、選択肢や読解問題で登場したときに「想像を絶する」という意味を押さえておくと役に立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ: 接頭語 “un-” が「否定」や「逆」の意味を持つことを意識しましょう。 “dream” が「夢」という意味なので、「夢にも思わない」というイメージで捉えると定着しやすいです。
- イメージ: 「ドアを開けたら、今まで考えもしなかった世界が広がっていた」というように、驚きの扉を開けるような情景を想像すると覚えやすいかもしれません。
- スペリングのポイント: “undreamed” / “undreamt” どちらも認められますが、「-ed」の方が動詞の過去形を想起しやすく、覚えやすいかもしれません。
以上が、形容詞 “undreamed” の詳細解説です。文章やスピーチの中で、インパクトを与えたいときや、想像を絶する出来事を表したいときに使ってみてください。
意味のイメージ