最終更新日:2025/10/08

ぞくぞく(わくわく)させるような,血わき肉おどる

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元となった辞書の項目

thrilling

IPA(発音記号)
形容詞

ぞくぞく(わくわく)させるような,血わき肉おどる

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スリリングなジェットコースターの乗り物は私の心を高鳴らせました。

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解説

以下では、形容詞「thrilling」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: thrilling

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): causing excitement and pleasure; extremely exciting

意味(日本語): わくわくさせる、非常にスリルのある、心を躍らせる

「thrilling」は、心臓がドキドキするような強い興奮やワクワク感を表現するときに使います。単に「面白い」よりも強い、波立つようなスリルや快感を表すのが特徴です。

活用形 / 辞書形一覧


  • 原形(形容詞): thrilling

  • 比較級: more thrilling

  • 最上級: most thrilling

他の品詞形


  • 動詞形 (thrill)


    • 意味: わくわくさせる、ぞくぞくさせる

    • 例: “This roller coaster ride will thrill you.” (このジェットコースターの乗り物はあなたをわくわくさせるでしょう。)


  • 名詞形 (thrill)


    • 意味: わくわくする感覚、ぞくぞくする楽しみ


CEFRレベル目安


  • B2(中上級)

    ある程度英語が使いこなせるレベルの学習者が知っていると便利な語です。

    “thrilling”は主観的な興奮やワクワク感を表すため、使い方を覚えれば表現力がグッと広がります。


2. 語構成と詳細な意味


  • “thrill” + “-ing”


    • thrill: わくわくさせる、興奮させる

    • -ing (形容詞を作る接尾語): その動作や現象を引き起こす性質を表す


兄弟語や派生語


  • thrill (名詞/動詞)

  • thrilled (形容詞): わくわくした、興奮した(受け身的ニュアンス)


    • 例: “I was thrilled to hear the news.” (その知らせを聞いてわくわくしました)


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. thrilling experience → わくわくする体験

  2. thrilling moment → ぞくぞくする瞬間

  3. thrilling story → スリリングな物語

  4. thrilling adventure → わくわくする冒険

  5. thrilling ride → スリル満点の乗り物 (ジェットコースターなど)

  6. truly thrilling → 本当にわくわくする

  7. absolutely thrilling → まったくもって刺激的な

  8. a thrilling escape → ハラハラドキドキの脱出

  9. an unexpectedly thrilling event → 思いがけず刺激的な出来事

  10. nothing more thrilling than… → …より刺激的なことはない


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「thrill」の起源は古英語の「thyrlian(穴をあける)」にさかのぼるといわれています。元々は、矢などが体を貫通してぞくぞくするような感覚を表していた、と言われます。その後、心を突き動かすような興奮という意味合いで使われるようになりました。


  • ニュアンス:

    「exiting」や「exciting」と似ていますが、「thrilling」はさらにハラハラ感やドキドキの度合いが高い表現です。映画や本、イベントなどで「本当に手に汗握るような刺激的」な感覚を表すときによく使います。


  • 使用時の注意点:


    • 口語・文章どちらでも使われるが、少しドラマチックな印象を与えることが多い。

    • 日常会話からビジネスカジュアル程度まで幅広く使われる。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞「thrilling」は主に補語(補足説明)として使われます。

    例: “That was a thrilling movie.”

  • フォーマル / カジュアルどちらでも可ですが、「thrilling」と言うとやや感情を込めて盛り上げるようなニュアンスになります。

  • 名詞として使うときは“thrill”とし、可算名詞として使うことが多いです。

    例: “It was a real thrill.”

一般的な構文・イディオム


  • “find something thrilling” → 「~を非常にわくわくするものだと思う」

  • “nothing more thrilling than ~” → 「~よりわくわくするものはない」

  • 直接のイディオムは少ないものの、「thrill」に関連する表現は “thrill-seeker” (スリルを求める人) などがあります。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “That roller coaster was absolutely thrilling!”

    (あのジェットコースターは本当にスリル満点だったよ!)

  2. “I found the new video game really thrilling.”

    (新しいテレビゲームはすごくわくわくしたよ。)

  3. “Our trip to the mountains was thrilling from start to finish.”

    (山への旅は最初から最後までワクワクしっぱなしだった。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The product launch was a thrilling success, attracting a huge audience.”

    (その製品発表会はワクワク感を伴う大成功で、大勢の聴衆を集めました。)

  2. “It was thrilling to see our revenue grow so quickly.”

    (収益がこんなにも急速に成長するのは、とても胸が高鳴ることでした。)

  3. “Working with such innovative technology is absolutely thrilling.”

    (こんなにも革新的な技術に携われるのは本当にワクワクします。)

学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “The discovery of this new species was thrilling for the research community.”

    (この新種の発見は研究者コミュニティにとって胸が高鳴る出来事でした。)

  2. “Attending the international conference was a thrilling opportunity for young scholars.”

    (その国際学会への参加は、若い研究者にとってとても刺激的な機会でした。)

  3. “The survey results were thrilling, revealing novel insights in the field.”

    (調査結果は新たな洞察をもたらし、非常に刺激的な内容でした。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. exciting(エキサイティングな)


    • 意味がかなり似ていますが、「thrilling」のほうがより感情をかき立てる度合いが強い印象。


  2. exhilarating(爽快な)


    • 「thrilling」とは似ていますが、もう少し明るくさわやかな高揚感を表す。


  3. breathtaking(息をのむような)


    • 見たり聞いたりすると圧倒される感覚を強調するが、スリルをメインに据える場合は“thrilling”が適切。


反意語


  • boring(退屈な)

  • dull(つまらない)

  • unexciting(退屈な、わくわくしない)

これらは刺激や興奮、ドキドキと正反対の感覚を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈθrɪlɪŋ/


    • 音節: thrill-ing

    • アクセント: 第1音節“thrill”にアクセントがあります。


  • アメリカ英語 (AE) とイギリス英語 (BE):


    • どちらも同様にアクセントは“thríll-ing”です。

    • /θr/ の発音が慣れるまで少し難しく感じるかもしれません。

    • /r/ の音がアメリカ英語ではやや強く巻かれ、イギリス英語ではそこまで強く巻き舌にしないことが多いです。


  • よくある発音ミス:


    • “th” の音(無声音 /θ/)を /s/ や /t/ で代用してしまうミス。

    • “thrilling” の最後が /rɪŋ/ ではなく /rɪn/ っぽくなるミス。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “thrilling” を “trilling” と書いてしまうなど。

  2. “thrilled” と “thrilling” の混同:


    • “thrilled” = わくわくした(感情の受け手)

    • “thrilling” = わくわくさせる(感情を引き起こす対象)


  3. TOEIC・英検などでは「刺激的な、わくわくする」「興奮する」系の形容詞や動詞の問題で出題されることがあります。例文の空所補充などで落ちやすいので注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「スリル満点」の語感から日本語にも「スリリング」という形で入ってきています。そのイメージを活かして、“thrill”=「スリル」と結びつけて覚えてください。

  • “thrill” の語源が「穴をあける」、つまり貫くイメージも思い浮かべると、心を突き刺すようなワクワク感があるというイメージが強まります。

  • 連想法: “thrilling” → “thrill + ing” → 「スリルを感じさせる状態」

  • 動画や映画の予告編などで “It’s thrilling!” と言われる場面をイメージすると覚えやすいです。


以上が形容詞「thrilling」の詳細です。

心を揺さぶるようなワクワク感を表してくれる便利な形容詞ですので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
thrilling
意味(1)

ぞくぞく(わくわく)させるような,血わき肉おどる

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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