tattoo
1. 基本情報と概要
単語: tattoo
品詞: 名詞 (可算名詞)
活用形: 複数形は tattoos
英語の意味: A permanent design made on the skin by pricking in pigment.
日本語の意味: 皮膚に針などを用いて、インクや色素を入れて描いた絵や模様のことです。
「身体にデザインを刻む」ようなニュアンスで、ファッションや自己表現の一種として使われる言葉です。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
・身近なトピックではあるものの、文化的背景を理解する必要があるため、やや高めのレベル。
他の品詞になった例:
- 動詞形 (to tattoo): 「刺青を入れる」という意味で使われます。たとえば “He tattooed a dragon on his arm.” のように、他動詞として繰り返されます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: 特になし
- 語幹: 「tatt」 / 「tat」 など明確に分解しづらいですが、Polynesian語源 (サモア語、タヒチ語など) の
tatau
に由来するといわれます。 - 接尾語: 特になし
派生語や類縁語
- tattooist: タトゥーを彫る人、彫り師。
- tattooing: タトゥーを入れる行為そのものを指す動名詞。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- get a tattoo (タトゥーを入れる)
- remove a tattoo (タトゥーを消す)
- tattoo artist (タトゥーアーティスト、彫り師)
- tattoo parlor (タトゥースタジオ)
- tattoo design (タトゥーのデザイン)
- tattoo ink (タトゥーインク)
- tattoo culture (タトゥー文化)
- tattoo session (タトゥーの施術時間・セッション)
- tattoo appointment (タトゥーの予約)
- cover-up tattoo (カバーユップ用のタトゥー、既存のタトゥーを上書きするデザイン)
3. 語源とニュアンス
語源
- 18世紀ごろ、キャプテン・クック(Captain James Cook)がポリネシアを航海した際、サモア語やタヒチ語の “tatau” (「叩く」「刻む」の意) を英語に伝えたといわれます。
ニュアンス・使用時の注意
- 文化的背景があり、地域によって宗教的・社会的な受け止め方が異なります。
- 場合によってはフォーマルな場でネガティブなイメージを持たれる可能性もあります。
- カジュアルな会話でよく使われますが、職場やビジネスシーンなど、場面によっては慎重な取り扱いが必要です。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (可算名詞)
- 通常 “a tattoo” (単数) / “tattoos” (複数) で使われます。
- 通常 “a tattoo” (単数) / “tattoos” (複数) で使われます。
動詞 (to tattoo)
- 他動詞として “He tattooed a flower on my arm.” のように、「誰に」「何を彫るか」を目的語として取ります。
使用シーン
- 口語・カジュアル: 「新しいタトゥーを入れたよ!」のように日常でよく使われます。
- 文章・フォーマル: 美術や文化論、社会学の文脈で議論される場合もあります。
- 口語・カジュアル: 「新しいタトゥーを入れたよ!」のように日常でよく使われます。
イディオムとしての扱いはあまり多くありませんが、口語表現で “ink” をタトゥーの意で使うことがあります(例: “I got new ink.”)。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I’m thinking of getting a small tattoo on my wrist.”
(手首に小さなタトゥーを入れようか迷ってるんだ。)“She showed me her new tattoo of a butterfly.”
(彼女は新しく入れた蝶のタトゥーを見せてくれたよ。)“My friend got a matching tattoo with me last weekend.”
(友達と先週末にお揃いのタトゥーを入れたんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our company’s dress code policy does not allow visible tattoos.”
(当社の服装規定では、見えるタトゥーは禁止されています。)“He covered his tattoo during the client meeting to maintain a professional look.”
(クライアントとの打ち合わせの間、彼はタトゥーを隠してプロらしい印象を保ちました。)“The HR department is discussing how to address tattoos in our updated policy.”
(人事部は、今度の規定改訂でタトゥーをどう扱うか検討しています。)
(3) 学術的・文化的文脈での例文
“Anthropologists study the significance of tattoos in various tribal communities.”
(人類学者は、さまざまな部族社会におけるタトゥーの重要性を研究しています。)“The presence of tattoos in historical remains provides clues about ancient rituals.”
(歴史的遺物に見られるタトゥーの存在は、古代の儀式についての手がかりとなります。)“This exhibit explores how tattoos have evolved as cultural markers around the world.”
(この展示会では、世界中で文化的標識としてタトゥーがどのように発展してきたかを探求しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- body art (ボディアート)
シールなども含む場合があり、タトゥーより広義です。 - ink (スラングでタトゥー)
口語的に「タトゥー」の意味で使われますが、もともとは「インク」の意味。
反意語
- (直接的な反意語はありませんが、あえて挙げると)
- bare skin (タトゥーなどがない肌)
タトゥーが入っていない状態を指すという意味で対比的に扱われることがあります。
- bare skin (タトゥーなどがない肌)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /tæˈtuː/, /təˈtuː/
- イギリス英語: /tæˈtuː/, /təˈtuː/
- アメリカ英語: /tæˈtuː/, /təˈtuː/
- 強勢(アクセント)
- 「ta-too」のように、第二音節の “too” に強勢があります。
- 「ta-too」のように、第二音節の “too” に強勢があります。
- よくある間違い
- 第一音節に強勢を置いて “ˈtat-oo” と発音することがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tatoo” と “tatttoo” のように「t」を1つや3つ入れてしまうケース。正しくは “tattoo”。
- “to-do” との混同: 発音やスペルが似ているようで異なります。“tattoo”は /tuː/ または /tʊ/ に近い音で、意味もまったく違います。
- 資格試験での出題: TOEICや英検で直接出題頻度は高くないですが、文化や社会に関する文脈(リーディング問題)で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源を思い出す: 「タタウ (tatau) = 叩く、刻む」というポリネシア語ルーツを意識すると、「皮膚に刻むもの」というイメージがしやすいです。
- “T + a + two (2)” のイメージ: 「T」 + 「a」+ 「2つの t」 + 「oo (二重のo)」という感じでスペルを覚えるのも1つの方法です。
- 実際の画像や作品を見る: タトゥーの写真や文化的背景を調べると記憶に定着しやすくなります。
以上が “tattoo” の詳細な解説です。タトゥーの文化的背景や表現の自由、職場の規定などいろいろな話題に発展しやすい単語ですので、使いどころやニュアンスに注意しつつ学んでみてください。
入れ墨[の模様],彫りもの
〈肌など〉‘に'入れ墨をする
〈絵など〉‘を'入れ墨で書く