最終更新日:2025/09/18
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

spokeswoman

IPA(発音記号)
名詞

女性スポークスマン

このボタンはなに?

女性スポークスマンは記者会見でメディアに対応しました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: spokeswoman

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2:自分の専門分野や関心のある話題であれば、ある程度複雑な文章であっても理解でき、詳細にわたり話したり書いたりできるレベル

意味(英語): A woman who speaks on behalf of a person, organization, or group.

意味(日本語): ある人物・団体・集団などの“代弁者”として話す女性。

「大勢を代表して意見を発表したり、見解を述べたりする女性の役割を表す単語です。ニュースや公式発表などフォーマルな場面でよく使われます。」

活用形


  • 単数形: spokeswoman

  • 複数形: spokeswomen

他の品詞形


  • spokesman (男性形)

  • spokesperson (男女問わない中立的な表現)

「spokeswoman」は上記の “spokesperson” の女性形ですが、近年はジェンダーニュートラルな “spokesperson” が使われることも増えています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • spoke (speak の古い形 “spoke” が含意として残っている)

  • s (連結子音)

  • woman (女性)

つまり「発表する人(spokes)+ 女性(woman)」という構造です。

派生語・類縁語


  • spokesman: 男性形の代弁者

  • spokesperson: 男女を問わない表現の代弁者

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. official spokeswoman(公式の女性報道官・女性広報担当)

  2. company spokeswoman(企業の女性広報担当)

  3. press spokeswoman(報道担当の女性広報官)

  4. government spokeswoman(政府の女性報道官)

  5. appointed spokeswoman(任命された女性報道官)

  6. chief spokeswoman(チーフ広報担当の女性)

  7. acting spokeswoman(代理の広報担当の女性)

  8. spokeswoman confirmed …(女性報道官が…を確認した)

  9. spokeswoman announced …(女性報道官が…を発表した)

  10. spokeswoman stated …(女性報道官が…と述べた)


3. 語源とニュアンス

語源

「spokeswoman」は “spokesman” (「発言者」「代弁者」)+ “woman” から成り立ち、1970年代以降、女性の社会進出とともに使われ始めました。元々は “spokesman” が一般的でしたが、女性がその役割を担うことが増え、性差を表すために “spokeswoman” も広く使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • フォーマルな場面で特に用いられる。ニュース、公式発表、ビジネスのプレスリリースなど。

  • カジュアルな場面で使われることは少なく、固い報道の印象が強い。

  • ジェンダーニュートラルな表現を求める文脈では “spokesperson” を使う場合が多い。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a spokeswoman / the spokeswoman / spokeswomen

  • 一般的には “for + 組織/人物” という形で「〜の代弁者」という構文をとる

    例: “She is a spokeswoman for the company.”

一般的な構文例


  1. “[主語] + is the spokeswoman for [団体].”

    例: “She is the spokeswoman for the non-profit organization.”


  2. “[主語] + [報道・発表系の動詞] + (that) …”

    例: “The spokeswoman announced that the merger would be completed next month.”


イディオム的な用法


  • 特に “spokeswoman” 単体でイディオムはありませんが、報道文などで頻用される表現として “according to the spokeswoman”「広報担当者によると」があります。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I heard a spokeswoman on the radio explaining the event details.”

    (ラジオで女性広報担当がイベントの詳細を解説していたよ。)

  2. “My sister wants to become a spokeswoman for social causes.”

    (私の姉は社会的活動の広報担当になりたがっているんだ。)

  3. “Have you seen the spokeswoman’s latest statement online?”

    (広報担当者の最新の発表をオンラインで見た?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The company spokeswoman clarified the policy changes at the press conference.”

    (企業の女性広報担当が記者会見でポリシー変更を明確にした。)

  2. “A spokeswoman for our partner firm will join the meeting.”

    (パートナー企業の女性広報担当が会議に参加します。)

  3. “We need to schedule a briefing with the new spokeswoman by Friday.”

    (金曜までに新任の女性広報担当とのブリーフィングを予定に組む必要があります。)

学術・フォーマルな文脈での例文


  1. “During the seminar, a spokeswoman for the research institute presented key findings.”

    (セミナーでは、研究所の女性広報担当が主な研究成果を発表した。)

  2. “The government spokeswoman issued an official statement regarding the policy reform.”

    (政府の女性広報官が政策改革に関する公式声明を出した。)

  3. “In the journal article, the spokeswoman was quoted multiple times.”

    (その学術論文では、その女性広報担当が何度も引用されていた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. spokesperson(スポークスパーソン):ジェンダーニュートラルな言い方で、男女不問の「広報担当、代弁者」という意味。

  2. representative(レプレゼンタティブ):やや広義。組織や人を代表する人、必ずしも報道発表に限らない。

  3. mouthpiece(マウスピース):少しくだけた・比喩的な表現。公の場で意見を述べる人のこと。公式発表も含むが、政治的なチームの「声」を表すときに使われる場合が多い。

“spokeswoman” は女性形にフォーカスしている点が特徴ですが、最近ではジェンダーニュートラルの流れもあり、一般に “spokesperson” がより広く使われます。

反意語


  • 直接的な反意語は存在しません。「代弁者」でない人という意味であれば、audience(聴衆)やbystander(傍観者)などが文脈によって対比されることはあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈspoʊksˌwʊm.ən/

    • イギリス英語: /ˈspəʊksˌwʊm.ən/


  • アクセント: “spokes” の部分に強勢があり、そこから “wo” にかけて音がやや下がるイメージです。


  • よくある発音の間違い: “spokesman” と混同して最後が “-man” の音になることや、“woman” の “wʊ” を 「ウ」 でなく 「オ」 と読んでしまうミスが起こりがちです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “spoke” + “s” + “woman” なので、間違えて “spokewoman” や “spokeswomen” と書きがちなので注意。

  • “spokesman” との混同: 性別を意識した文脈なら、正しく使い分ける必要があります。

  • TOEIC・英検などでは “spokesperson” がより一般的に出題される場合もありますが、ジェンダーを示唆する選択肢として “spokeswoman”、“spokesman” が見られることがあります。文脈での使い分けに注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「五本のスポーク(spoke)のある車輪+女の人(woman)」のイメージで「中心となる女性が外部に声を届ける様子」を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。

  • スペリングのポイントは “spokes…” + “woman”。「複数形の場合は -women(ウィメン)になる」と覚えておきましょう。

  • ジェンダーに配慮する流れの背景も理解しておくと、同義語 “spokesperson” との使い分けが意識づけられます。


以上が spokeswoman の詳細な解説です。話し手・代弁者として女性を指す語として、ニュースや公式声明でよく目にする単語なので、意味・スペリング・発音をしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
spokeswoman
意味(1)

女性スポークスマン

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★