最終更新日:2025/11/21

(人が)社交的な,交際じょうずな / (集まりなどが)なごやかな,楽しい,親睦(しんぼく)の

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元となった辞書の項目

sociable

IPA(発音記号)
形容詞

(人が)社交的な,交際じょうずな / (集まりなどが)なごやかな,楽しい,親睦(しんぼく)の

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彼女は新しい人に会うことを楽しむ社交的な人です。

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解説

以下では、形容詞「sociable」をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: sociable

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): friendly and enjoying talking to other people

意味(日本語): 「社交的な」「人付き合いが好きな」といった意味です。相手と積極的に関わったり会話をすることを好む人を表します。さまざまな場面で「他者と関わるのが楽しい」というニュアンスを示したいときに使われる単語です。

活用形


  • sociable (形容詞)

  • more sociable (比較級)

  • most sociable (最上級)

他の品詞への派生


  • 名詞: sociability(社交性)

  • 副詞: sociably(社交的に)

  • 反意の形容詞: unsociable(非社交的な)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話でよく出てくる単語で、比較的覚えやすい語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源・語構成: 「soci-」は「仲間」や「社会」を表すラテン語の socius(仲間)から来ています。そこに「-able」がついて「~できる」という意味を表し、「仲間と一緒にいるのを好む・できる状態」というニュアンスが含まれています。

  • ニュアンス: 「人と話すのを好む」「親しみやすい」「人と一緒にいたがる」といった友好的で明るい印象を与える表現です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. sociable person → 社交的な人

  2. sociable nature → 社交的な性格

  3. sociable atmosphere → 和やかな(社交的な)雰囲気

  4. become more sociable → より社交的になる

  5. highly sociable → 非常に社交的な

  6. sociable colleagues → 社交的な同僚たち

  7. naturally sociable → 生まれつき社交的な

  8. sociable gathering → 社交的な集まり

  9. sociable conversation → 打ち解けた会話

  10. sociable hobby → 社交的な趣味(多人数で楽しめる趣味など)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “socius” (仲間) から派生しています。そこから “social”、“society” などの単語も生まれました。

  • 歴史的変遷: 15世紀ごろから英語に取り入れられ、「誰かと共にいる状態を楽しむこと」を意味して使われ始めました。

  • 微妙なニュアンス: 「社交的」と言っても、「大勢の人前で存在感を示すことが好き」というよりは、「人と会うのが好きで、喜んで交流する」という自然な親しみやすさの印象を与えます。

使用シーン


  • 口語: 日常の会話で、友達や知人について話す際に頻繁に使われます。

  • 文章: 比較的カジュアルなイメージがありますが、フォーマルな文章でも「和やか」「打ち解けた」といった意味で使用可能です。

  • カジュアル vs. フォーマル: 口語に寄っていますが、レポートや論文などのフォーマルな文脈でも「社交的な(状態や性格)」という客観的な説明であれば使用します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: “sociable” は主に補語や修飾語として使われます。


    • 例: He is sociable. / She has a sociable nature.


  • 可算・不可算の区別: 形容詞なので、名詞としての可算・不可算は関係ありません。

  • 他動詞・自動詞の使い分け: 動詞ではないため、該当しません。

一般的な構文


  • S + be + sociable

    例: “He is very sociable, so he makes friends easily.”

  • S + become + sociable

    例: “She became more sociable after joining the club.”

イディオムは特になし

“sociable” 自体がイディオムに封じ込められることは少ないですが、“sociable with someone” のように前置詞 “with” と組み合わせて「~と社交的に接する」という意味を伴うことがあります。


5. 実例と例文

ここでは、それぞれの場面(①日常会話、②ビジネス、③学術的)で使いそうな例文を提示します。

① 日常会話(カジュアル)


  1. “I love going to parties because I’m quite sociable.”

    (私はすごく社交的だから、パーティに行くのが大好きなんだ。)

  2. “My roommate is really sociable; he’s always talking to new people.”

    (ルームメイトはとても社交的で、いつも新しい人と話をしてるよ。)

  3. “She’s sociable and gets along with everyone at school.”

    (彼女は社交的で、学校のみんなと仲良くしているよ。)

② ビジネス


  1. “Our manager is sociable and encourages team-building activities.”

    (私たちのマネージャーは社交的で、チームビルディングのアクティビティを推奨しています。)

  2. “It’s important to be sociable at networking events.”

    (ネットワーキングのイベントでは社交的に振る舞うことが大切です。)

  3. “He was promoted partly because of his sociable nature and strong client relationships.”

    (彼は社交性の高さとクライアントとの強い関係が評価され、昇進しました。)

③ 学術的(フォーマル)


  1. “Students exhibiting sociable behaviors often demonstrate stronger collaborative skills.”

    (社交的な行動を示す学生は、共同作業のスキルが高いことが多い。)

  2. “A sociable environment can have a positive impact on individual well-being.”

    (社交的な環境は個人の幸福感に良い影響を与える場合がある。)

  3. “Researchers have found sociable traits to be correlated with a higher level of emotional intelligence.”

    (研究者によると、社交的な性質は高い感情知能と相関があるとされています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. friendly(フレンドリーな)


    • 「親しみやすい」といった意味合い。好感を持ちやすいが、必ずしも人前に出たがるとは限らない。


  2. outgoing(社交的で外交的な)


    • 「外に向かう」というニュアンスが強く、より積極的に人と関わったり、新しい環境を楽しむ姿勢を示す。


  3. gregarious(社交好きな, 群れるのが好きな)


    • 学術的な文脈で使われることもあり、「集団で過ごすのを好む」ニュアンスが強い。語感は少しフォーマル。


  4. convivial(陽気な、快活な、宴会好きな)


    • 食事やお酒などを楽しむような「陽気で仲間と一緒にいるのが好きな」雰囲気を強調。


反意語


  • unsociable(非社交的な)


    • 人との交流をあまり好まず、一人の時間を好む状態。内向的というよりは人付き合いを積極的に避けるような語感。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈsəʊʃəbl/ (イギリス英語), /ˈsoʊʃəbl/ (アメリカ英語)

  • アクセントの位置: 語頭の “so-(ソウ / ソー)” に強勢があります。

  • 発音の違い: イギリス英語は “səʊ”(ソウ)という音、アメリカ英語は “soʊ”(ソウ)に近い音になります。

  • よくある間違い: “soc-i-a-ble” のように “cia” を誤って [ʃɪə] や [sɪə] と発音してしまうケースがあります。正しくは [ʃə] で舌を軽く歯茎にあてる音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「social」と混同しやすい。social(社会的な)と書き間違えないように注意。

  • 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、accentやスペルの似ている “sociable” と “sociably” を混同しないように。

  • 試験対策: TOEICや英検の読解問題で、「社交的な人について述べる文章」などで登場することがあります。「friendly」の言い換え表現として出る場合もあるので注意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “society (社会)” + “able (〜できる)” → “社会に溶け込める、他の人と打ち解けられる” というイメージで覚えるとよいでしょう。

  • スペルのポイントは “soc-ia-ble” の「i」の位置。 “social” の「l」の前に「b」が来る違いを確認すると混乱を防ぎやすいです。

  • 友人や仲間と楽しく話している自分の姿をイメージすると、覚えやすくなります。


以上が形容詞「sociable」の詳細な解説です。人と関わるのが好きで大勢の前でも明るく接するイメージを持つ単語として、会話や文章でも幅広く活用できます。ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
sociable
意味(1)

(人が)社交的な,交際じょうずな

意味(2)

(集まりなどが)なごやかな,楽しい,親睦(しんぼく)の

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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