shoplifter
1. 基本情報と概要
単語: shoplifter
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A person who steals goods from a shop or store.
意味(日本語): お店の商品をこっそり盗む人、いわゆる「万引き犯」です。
「shoplifter」は、お店で商品を会計せずに持ち出す(万引きする)人を指し、犯罪行為をする人物の呼称です。やや専門的に犯罪用語めいた響きですが、ニュースや会話の中でも比較的よく聞かれる単語です。
活用形:
- 単数形: shoplifter
- 複数形: shoplifters
関連する品詞:
- 動詞: to shoplift (万引きする) 例) He shoplifted a candy bar.
- 動名詞/名詞: shoplifting (万引き行為) 例) Shoplifting is a serious crime.
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
・B2(中上級): 会話やニュースで出てきたときに理解できるレベル。英語学習者でもある程度慣れてくると、日常のニュースや雑談で登場しても対応できる語彙です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- shop + lift + -er
- shop: 「店」
- lift: 「持ち上げる」、転じて「盗む」というスラング的な意味合い
- -er: 行為者を表す接尾辞
- shop: 「店」
派生語や類縁語
- shoplift (動詞): 万引きする
- shoplifting (名詞): 万引き行為
よく使われるコロケーション(10例)
- catch a shoplifter(万引き犯を捕まえる)
- suspected shoplifter(万引き犯の疑いがある人)
- deter shoplifters(万引き犯を思いとどまらせる)
- prosecute shoplifters(万引き犯を起訴する)
- chronic shoplifter(常習的な万引き犯)
- teenage shoplifter(10代の万引き犯)
- alleged shoplifter(万引きの容疑がかけられた人)
- shoplifter in action(万引きをしている最中の犯人)
- caught shoplifter(捕まった万引き犯)
- tackle shoplifters(万引き犯への対処をする)
3. 語源とニュアンス
語源
「shoplifter」は、もともと「shop(店)」と「lift(品物を持ち上げて盗む)」を組み合わせた言葉です。英語では「to lift something」=「それを持ち上げる」という動作から転じて、「盗む」というスラング的表現が生まれました。
ニュアンスと使用時の注意点
- 法律や犯罪の文脈でほぼ確実に使われるため、日常会話・記事・ニュースなどで目にする機会があります。
- 「shoplifter」は完全に犯罪行為を指しているので、冗談めかして使うと不謹慎になる場面もあります。
- 口語・筆記どちらでも使える単語ですが、内容が犯罪に関わるので、真面目な場面で出てくることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): a shoplifter / two shoplifters
- 通常「someone who steals from a shop」という定義で扱われます。
- 「shoplift」は他動詞として「to shoplift something(何かを万引きする)」の形でも使われます。
一般的な構文例
- (subject) is a shoplifter.(~は万引き犯だ)
- (subject) shoplifts (object).(~は…を万引きする)
イディオム
「shoplifter」に直接結びつく特別なイディオムはあまりありませんが、「caught red-handed(現行犯で捕まる)」が万引き関連の文章にしばしば登場します。
5. 実例と例文
日常会話での例文
They caught a shoplifter at the local supermarket this morning.
(今朝、近所のスーパーで万引き犯が捕まったんだって。)I saw the store manager chasing after a suspected shoplifter.
(店長が万引きの疑いがある人を追いかけているのを見かけたよ。)Have you ever witnessed a shoplifter in action?
(万引き犯が実際に盗んでいるところを見たことある?)
ビジネスシーンでの例文
We installed extra security cameras to deter shoplifters.
(万引き犯を防ぐために、追加の監視カメラを取り付けました。)Our loss prevention team always stays alert for potential shoplifters.
(損失防止担当はいつも万引き犯の可能性に目を光らせています。)We have a strict policy to prosecute any shoplifters we apprehend.
(万引き犯を捕まえた場合は必ず起訴するという厳格な方針です。)
学術的な文脈での例文
A study on juvenile shoplifters suggests a correlation with socioeconomic factors.
(若年層の万引き犯に関する研究では、社会経済的要因との相関が示唆されています。)Researchers examined the psychological profile of habitual shoplifters.
(研究者たちは常習的な万引き犯の心理的特徴を調査しました。)The crime rate related to shoplifters has steadily increased over the last decade.
(過去10年間で、万引き犯に関連する犯罪率は着実に増加してきました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- thief(泥棒)
- 「shoplifter」は店の商品を盗む人を特に指しますが、「thief」は一般的な「泥棒」のことです。
- 「shoplifter」は店の商品を盗む人を特に指しますが、「thief」は一般的な「泥棒」のことです。
- burglar(住居侵入窃盗犯)
- 夜間や鍵のかかった家などから盗む人を指すため、店での万引き犯というよりは家宅侵入犯などを指します。
- 夜間や鍵のかかった家などから盗む人を指すため、店での万引き犯というよりは家宅侵入犯などを指します。
- robber(強盗)
- 暴力や脅迫を伴う盗みを行う犯人に使われるので、「shoplifter」とはかなり状況が異なります。
- 暴力や脅迫を伴う盗みを行う犯人に使われるので、「shoplifter」とはかなり状況が異なります。
反意語
「shoplifter」の直接的な“反意語”はありませんが、対比としては「誠実な買い物客 (honest shopper)」などが考えられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (アメリカ英語): /ˈʃɑːp.lɪf.tɚ/
- IPA (イギリス英語): /ˈʃɒp.lɪf.tər/
- アクセントは shop の部分(語頭)にきます: SHOP-lift-er
- アメリカ英語とイギリス英語の違いは、「shop」の母音(/ɑː/ vs /ɒ/)と語尾の /tɚ/(米)と /tər/(英)の発音にやや差があります。
- 「shop」部分をはっきり発音しないと「shiplifter」のように聞こえてしまうことがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “shoplifter” の中の “-lift-“ の部分を “-lif-” と省略したり、ハイフンを入れて “shop-lifter” と書いたりする誤りがあります。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、“lift” の意味に引きずられて「持ち上げる人」というニュアンスだけで理解しないようにしましょう。
- 資格試験での出題: TOEICや英検などでは、パート7の読解セクションで治安状況やニュース記事などのトピックとして出てくる可能性があります。「万引き」=shoplifting という用語の理解を求められるかもしれません。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “shop + lift + -er” の組み合わせで、「店のものを持ち上げる = 万引きする人」と覚えましょう。
- 「lift」の本来の意味は「持ち上げる」ですが、「盗む」の隠語としても英語圏では使われます。
- 「ショッピング」(shopping) と「リフティング」(lifting) の組み合わせイメージで「“万引き”をする人」と連想できると覚えやすいかもしれません。
万引きの意味を持つ「shoplifter」は、ニュースや会話の中でも登場する可能性の高い単語です。品詞は名詞であり、関連する動詞「shoplift」や名詞「shoplifting」をあわせて覚えておくと便利です。犯罪用語という点に注意しつつ、文脈によっては日常会話でも使われることがありますので、しっかり使い方をマスターしておきましょう。
万引き[する人]