最終更新日:2025/09/11

(また『teeter-totter』)〈C〉シーソー;〈U〉シーソー遊び / 〈U〉変動;(戦闘・ゲームなどの)一進一退 / シーソー遊びをする;上下(前後)に動く;(両者の間で)変動する

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元となった辞書の項目

seesaw

IPA(発音記号)
名詞

(また『teeter-totter』)〈C〉シーソー;〈U〉シーソー遊び / 〈U〉変動;(戦闘・ゲームなどの)一進一退 / シーソー遊びをする;上下(前後)に動く;(両者の間で)変動する

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子供たちは公園でシーソーで遊んだ。

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解説

以下では、英単語「seesaw」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: seesaw

品詞: 名詞 (時に動詞としても使われることがあります)

意味(英語):


  1. A long board balanced on a central support, on which children can sit at each end and move up and down.

意味(日本語):


  1. シーソー(子どもが遊ぶための遊具で、板の中央を支点に上下に動くもの)。

「公園などでよく見かける上下に動く遊具です。子ども同士が座って遊ぶイメージで、楽しげなニュアンスのある言葉です。比喩的に、物事が上下に揺れ動く状態を表すこともあります。」


  • 活用形


    • 名詞(単数形): seesaw

    • 名詞(複数形): seesaws

    • 動詞として(稀・比喩的表現): to seesaw / seesawed / seesawed


  • 他の品詞になった時の例


    • 動詞: “The situation has been seesawing between good and bad news.”(状況が良いニュースと悪いニュースの間を行ったり来たりしている)


CEFRレベルの目安: B1(中級)

→ 理由: 「seesaw」は日常会話に出てくる単語ではありますが、比喩的表現としても使われるため、中級レベルくらいがひとつの目安になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「see」と「saw」が合わさったように見えますが、厳密には「see(見る)」の過去形「saw」とは関係なく、古い子どもの歌遊びや掛け声から派生したとされる擬音的な語といわれています。

詳細な意味


  1. 遊具としてのシーソー

    子どもが公園で遊ぶ板状の遊具。支点に乗せて、二人がそれぞれ端に乗って上下に動く。

  2. 比喩的表現

    ものごとが上下に変動する、安定しない状態。感情や株価などが行ったり来たりする様子を指すこともある。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “ride a seesaw” — シーソーに乗る

  2. “play on the seesaw” — シーソーで遊ぶ

  3. “seesaw motion” — シーソーのような上下動

  4. “a seesaw of emotions” — 感情のアップダウン

  5. “on a financial seesaw” — 財務状況が不安定で上下する状態

  6. “seesaw battle” — シーソーゲーム(卓越した勝負が一進一退すること)

  7. “the market seesawing” — 市場が上下に振れている

  8. “seesaw effect” — シーソー効果(ある部分を上げると別の部分が下がるような関係)

  9. “a seesaw relationship” — 上下に変化を伴う関係性

  10. “an emotional seesaw ride” — 感情が激しく揺れ動く体験


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「seesaw」は、中世ヨーロッパにおける子どもの遊びの掛け声「see saw sacke a down」などの民謡(nursery rhymes)から来ているといわれています。

  • 元々は「板の端を踏むこと」を示す古い動詞形や音の繰り返しなどが組み合わさり、現在の形になったとされます。

ニュアンス


  • カジュアルかフォーマルか: 普段の会話や子どもの遊びを指す時に使われるカジュアルな単語です。

  • 比喩的表現: 状況が上下に反転する様子を強調する時などに用いられます。感情や量、数値が変動するさまを表す際は、やや口語的なイメージを帯びます。

  • 注意点: ビジネス文書などのフォーマルな文脈ではあまり使われない傾向です。しかし、プレゼンなどで「一進一退の動き」を比喩的に、分かりやすく示す場合などでは使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として


    • 可算名詞です(例: “There are two seesaws in the park.”)。


  • 動詞として


    • 自動詞的にも、他動詞的にも使われる場合がありますが、非常に限定的です。

    • 例: “The market seesawed all day.”(市場が一日中上下に揺れ動いた)


一般的な構文・イディオム


  • “to be on a seesaw” — 何かがシーソー状態(上下に不安定)であることを表す。

  • “seesaw back and forth” — 上下、または前後に変化や動揺を繰り返す。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Do you want to ride the seesaw with me?”

    (一緒にシーソーに乗りたい?)

  2. “The kids spent hours playing on the seesaw.”

    (子どもたちは何時間もシーソーで遊んでいたよ。)

  3. “I felt like my mood was on a seesaw today.”

    (今日は気分がシーソーのように上下していた気がする。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our sales figures seem to be on a seesaw lately.”

    (最近、わが社の売り上げがアップダウンを繰り返しているようだ。)

  2. “The negotiations have been seesawing between success and failure.”

    (交渉は成功と失敗の間を行ったり来たりしている。)

  3. “The market’s seesaw motion is making investors uneasy.”

    (市場の上下動で投資家が不安を感じている。)

学術的・専門的な文脈での例文


  1. “The research data shows a seesaw pattern of hormone levels throughout the day.”

    (研究データは、一日の間にホルモンレベルがシーソーのように変動するパターンを示している。)

  2. “Environmental shifts can create a seesaw effect in regional climates.”

    (環境の変化は、地域の気候にシーソー効果をもたらす可能性がある。)

  3. “They analyzed the seesaw phenomenon in economic cycles over the last decade.”

    (彼らは過去10年間の景気サイクルにおけるシーソー現象を分析した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “teeter-totter”(ティーター・トッター)


    • 米国の一部地域ではシーソーと同義で使われる遊具の呼称。意味・用法は同じ。


  2. “oscillation”(オシレーション)


    • 上下や往復運動を指すが、学術的/物理的なニュアンスが強い。


  3. “fluctuation”(フラクチュエーション)


    • 変動や変化を指し、よりフォーマル/学術的。上下動にも使われるが、イメージが直接「シーソー」というわけではない。


反意語


  • 「安定を意味する単語」と対比するとよいでしょう。たとえば “stability” (安定) はシーソーのように上下する状態とは反対の概念です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • 米音: /ˈsiː.sɔː/

    • 英音: /ˈsiː.sɔː/ (イギリス英語でも同様だが、地域によっては少し [sɔː] が [sɑː] に近い発音になる場合もあります)


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 最初の音節 “see-” にアクセントがあります。


  • よくある発音の間違い:


    • “see” の部分を短く /sɪ-/ としてしまうケース。正しくは“シー”と長めに発音します。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “seasaw” と書いてしまったり、 “see-saw” とハイフンを入れたりする間違いがある。

  2. 同音異義語との混同: “see” と “sea” の混乱、 “saw” と “sore” の音の紛らわしさなど。

  3. 比喩表現としての使い方: ビジネスやアカデミックな文脈でカジュアルに使いすぎると場違いになることを注意。


  • 試験対策: TOEICや英検などでは、文章中に比喩的表現として “seesaw” が使われ、読み手が「上下動」というニュアンスを正しく理解できるか問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「子どもの遊具が上下に動く様子」をまずしっかりイメージしてください。

  • 「左右にバランスを取る」という点から、「物事が安定しない状態」を連想すると覚えやすいでしょう。

  • スペリングでは、 “see” と “saw” を横に並べただけとシンプルに捉えると、区別しやすく覚えやすいです。


以上が名詞「seesaw」の詳細な解説です。子どもが乗る遊具として実際に目にしたり、「上下に揺れる様子」の比喩としてさまざまに活用してみてください。

意味のイメージ
seesaw
意味(1)

(またteeter-totter)〈C〉シーソー;〈U〉シーソー遊び

意味(2)

〈U〉変動;(戦闘・ゲームなどの)一進一退

意味(3)

シーソー遊びをする;上下(前後)に動く;(両者の間で)変動する

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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