最終更新日:2025/10/30

反射(反映,反響)する / 熟考する,思慮深い,内省的な

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元となった辞書の項目

reflective

IPA(発音記号)
形容詞

反射(反映,反響)する / 熟考する,思慮深い,内省的な

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解説

形容詞 reflective の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語表記: reflective

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): Thinking carefully about something; capable of reflecting light or other forms of energy

意味 (日本語): 物事をじっくり考える、よく熟考するさま / 光などを反射する性質があるさま

「reflective」は主に「じっくり考える、内省的な」というニュアンスで使われます。たとえば「reflective person」といえば、よく熟考する人を指します。また、物理的に光を反射する意味でも使われます。「reflective surface」といえば、光を反射する表面のことを表します。

活用形・関連語


  • reflect (動詞) : 反射する、熟考する

  • reflection (名詞) : 反射、熟考

  • reflectively (副詞) : 熟考して、反射して

レベル感としては、文脈によってはやや抽象度の高い表現となることから、CEFRではB2(中上級)C1(上級)レベルに相当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: reflect


    • 「反射する」「よく考える」という意味を持つ動詞。


  • 接尾語: -ive


    • 「~の性質をもつ」「~しがちな」という形容詞を作る接尾語。


単語全体としては、動詞「reflect(よく考える・反射する)」に形容詞化の接尾語「-ive」が付いて、「熟考しがちな」「反射の性質をもつ」という意味が生まれています。

他の単語との関連性


  • reflective → reflection (名詞:反射・熟考)

  • reflectively (副詞:思慮深く、反射しながら)

よく使われるコロケーション(関連フレーズ10選)


  1. reflective thinking (熟考する思考)

  2. reflective mood (内省的・考え込んだ気分)

  3. reflective surface (反射性のある表面)

  4. reflective essay (考察文・熟考した上でのエッセイ)

  5. reflective practice (振り返りの実践、熟考を伴う実践)

  6. highly reflective material (非常に反射性の高い素材)

  7. be in a reflective state (熟考している状態である)

  8. reflective quality (熟考・反射の特性)

  9. reflective approach (熟考しながらのアプローチ)

  10. reflective property (反射性の特性)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「reflect」はラテン語で「折り返す」や「後ろに曲げる」を意味する “reflectere” に由来し、そこから「何かを跳ね返す」という意味が派生し、「考えを巡らす」→「内省する」というニュアンスも得るようになりました。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「reflective」は人の性格や態度の文脈では「じっくり深く考える」イメージが強いです。

  • 物理的な対象に対して使う場合は「光などを反射する」というニュアンスになります。

  • 主に文章ではフォーマル〜中程度の硬さで使われることが多い表現ですが、日常会話でも「I’m feeling reflective today(今日は考え込んでる気分だな)」のように十分使われます。

  • 「考え込む」ニュアンスなので、暗く落ち込むわけではなく、内省的であることをポジティブにもネガティブにも表現できます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「reflective」は形容詞であり、名詞を修飾するときに使います。たとえば “reflective person”(よく考える人)、 “reflective coating”(反射コーティング) のように名詞の前に置かれることが一般的です。

  • 「reflective of ~」という形で「~を反映している」という表現になることがあります。


    • 例: This data is reflective of current market trends.


  • フォーマル/カジュアルどちらでも使える形容詞ですが、「物理的な反射」に関しては比較的フォーマル寄りの文脈・学術的な文脈でよく使います。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’ve been feeling quite reflective lately, thinking about my future.”


    • 「最近、とても物事を考え込んでいて、将来のことを考えているんだ。」


  2. “She’s always reflective after reading a good book.”


    • 「彼女は良い本を読むと、いつもじっくり考え込むんだ。」


  3. “It’s a reflective time of year for me, as the seasons change.”


    • 「季節の変わり目は、私にとって熟考する時期なんだ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “A reflective approach to problem-solving can lead to more innovative ideas.”


    • 「問題解決への熟考的なアプローチは、より革新的なアイデアにつながる可能性があります。」


  2. “We need to create more reflective surfaces in the office to improve lighting.”


    • 「オフィスの照明を改善するために、もっとよく光を反射する面を作る必要があります。」


  3. “He wrote a reflective report on the project’s outcomes.”


    • 「彼はプロジェクトの成果について、熟考を重ねたレポートを書きました。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Reflective journals are beneficial for students to deepen their understanding.”


    • 「熟考日誌は、学生が理解を深めるのに役立ちます。」


  2. “This reflective essay examines the ethical implications of AI technology.”


    • 「この考察エッセイは、AI技術の倫理的影響を考察しています。」


  3. “Researchers adopted a reflective framework to analyze the qualitative data.”


    • 「研究者たちは、質的データを分析するために熟考的な枠組みを採用しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. thoughtful (思慮深い)


    • 意味合いが非常に近く、深く考える性格を表す形容詞。


  2. pensive (物思いにふける)


    • やや感傷的・物静かなニュアンスが強め。


  3. introspective (内省的な)


    • 外界より自分の内面に意識を向けるニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  1. unreflective (軽率な、あまり深く考えない)

  2. shallow (浅薄な)

  3. superficial (表面的な)

これらの反意語は、「deeply考えない」「浅くしか考えない」というニュアンスを持っています。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /rɪˈflɛktɪv/

  • アクセント: “re-FLEC-tive” のように第2音節 “flect” に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音: 大きな差はありませんが、イギリス英語では /r/ をあまり強く発音しない傾向がある場合があります。

  • よくある間違い: 「reフレクティブ」と日本語のカタカナ発音にならないよう注意。/ɪ/ と /ɛ/ の音の区別に注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “reflective” の “c” と “t” の順番を間違えて “refelctive” などと書いてしまうミスに注意。

  • 同音異義語: “reflexive” (再帰的な) との混同に注意。スペルも似ていますが意味が異なります。

  • 試験対策でのポイント:


    • TOEICなどのリスニング/リーディングで「内省的な」「熟考する」といった文脈や、「反射板」「反射素材」の話題(工業製品・安全ベストなど)で出題されるかもしれません。

    • 英検やIELTSのエッセイライティングでも使うと文意が豊かになります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: 「reflect」は「反射」を示すイメージが強いので、「光を反射する=考えも自分の内側に跳ね返す=内省する」という連想をすると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: “reflect + ive” と覚え、「reflect」に「-ive」を加えるだけで形容詞になる、と考えると間違えにくくなります。

  • 学習テクニック: 似た意味をもつ “thoughtful” “pensive” “introspective” と一緒にまとめて覚えると便利です。


以上が形容詞 reflective の詳細解説です。考え込む・振り返るイメージと、光を反射するという両方を頭に置いておくと、使い分けがスムーズになるでしょう。学習や実際のコミュニケーションでも、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
reflective
意味(1)

反射(反映,反響)する

意味(2)

熟考する,思慮深い,内省的な

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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