最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

nutshell

名詞

(クルミなどの)穀(から)

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要するに、クルミは穀物の一種です。

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解説

名詞 “nutshell” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: nutshell

品詞: 名詞 (数えられる名詞)

英語での意味:


  1. The hard outer covering of a nut (as in the shell of a walnut, almond, etc.).

  2. (比喩的に) In the expression “in a nutshell,” it means “in the fewest possible words,” or “summarily,” i.e., “briefly.”

日本語での意味:


  1. ナッツ(くるみやアーモンドなど)の殻。

  2. 慣用的に “in a nutshell” で、「要するに」「手短にいえば」という意味です。

    たとえば「要点だけを簡潔に伝える」というニュアンスで使われます。

活用形:


  • 単数形: nutshell

  • 複数形: nutshells

(“nutshell” は名詞なので、動詞のように時制による変化はありません。)

他品詞への派生例:


  • 動詞形や形容詞形はありませんが、“in a nutshell” を副詞的に扱う場合があります。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

→ よく使われるイディオム “in a nutshell” が日常会話やビジネス英語でも出てくるため、比較的早い段階で学習すると便利な表現です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • nut + shell


    • nut: 「ナッツ」や「木の実」

    • shell: 「殻」

      これらが合わさって、「ナッツの殻」という字義通りの意味になります。


関連語や派生語


  • “nut” の派生表現に “nutty” (形容詞: ナッツ味の、気が変ななど) がありますが、「nutshell」そのものに形容詞形式はありません。

コロケーションや関連フレーズ 10選


  1. in a nutshell → 手短に言うと

  2. put it in a nutshell → 簡潔にまとめる

  3. describe (something) in a nutshell → (何かを) 手短に説明する

  4. nutshell summary → ごく手短な要約

  5. to encapsulate everything in a nutshell → すべてをひとことで要約する

  6. the whole story in a nutshell → 物語の要点を端的に

  7. present (something) in a nutshell → (何かを) 要点だけ伝える

  8. a nutshell version → すごく手短なバージョン/簡易版

  9. explain (something) in a nutshell → (何かを) かいつまんで説明する

  10. that’s it in a nutshell → 以上が要点です


3. 語源とニュアンス

語源


  • 英語の “nut” (木の実) と “shell” (殻) の組み合わせ。

  • 古くから木の実の殻を指していましたが、in a nutshell というイディオムとして使われるときは、「非常に小さい(ナッツの殻の中に入るほどの)スペースにすべて収める」というイメージから「要点だけまとめる」「ごく簡潔に言う」という意味に転じています。

使用時のニュアンス・注意


  • “nutshell” 自体は文字通り「ナッツの殻」の意ですが、非常に頻繁にイディオム “in a nutshell” の形で使われます。

  • カジュアルからビジネス寄りまで幅広い場面で使われるフレーズですが、あまりにフォーマルな文書では避けることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞)


    • a nutshell / the nutshell / nutshells と冠詞や複数形を取れます。


  • 主にイディオム “in a nutshell” で副詞句的に使われ、「手短に言うと」「要するに」という意味になります。

    例: “Let me put this in a nutshell.” (手短に言うとね)

  • 直訳の「木の実の殻」として使う文脈では、ふつうに可算名詞として “a nutshell” や “nutshells” と表記します。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈それぞれ3つずつ、合計9つの例文を紹介します。

① 日常会話での例文


  1. “In a nutshell, I need more time to finish my homework.”

    (手短に言うと、宿題を終わらせるにはもっと時間が必要なんだ。)


  2. “Could you explain the movie’s plot in a nutshell?”

    (その映画のあらすじを手短に教えてくれる?)


  3. “That’s our plan in a nutshell.”

    (それが簡単に言えば、私たちの計画だよ。)


② ビジネスでの例文


  1. “Let me put the sales strategy in a nutshell: focus on customer retention.”

    (営業戦略を手短に言うと、顧客維持に注力することです。)


  2. “In a nutshell, our profits have increased by 10% this quarter.”

    (要するに、今期の利益は10%増加しました。)


  3. “Here’s the project timeline in a nutshell for the board meeting.”

    (取締役会向けにプロジェクトのスケジュールを一言でまとめるとこちらです。)


③ 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “In a nutshell, the theory proposes a new model for gene expression.”

    (要約すると、この理論は遺伝子発現に関する新たなモデルを提案しています。)


  2. “To put it in a nutshell, the study confirms our initial hypothesis.”

    (手短にまとめると、この研究は我々の初期仮説を裏づけました。)


  3. “In a nutshell, this literature review highlights gaps in current research.”

    (かいつまんで言うと、この文献レビューは現行研究の不足点を指摘しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(近い意味の単語)


  1. “brief summary” (簡潔な要約)


    • “in a nutshell” と同様、“簡単にまとめたもの” を表すときに使う。


  2. “short version” (短いバージョン)


    • 要点だけ伝えるときに用いられるが、より口語的。


  3. “outline” (概略)


    • “in a nutshell” の内容を文章構造として示すイメージ。


反意語


  • 直接的な反意語はあまりありませんが、「詳細な」や「冗長な」といった言葉が対比的に使われることがあります。


    • “detailed explanation” (詳細な説明)

    • “long story” (長い話)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈnʌtʃɛl/

  • アクセント: 第1音節 “nut” に強勢があります: NUH-t-shel

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな発音の差はありませんが、アメリカ英語では “ʌ” (アの口を横に引いた感じ)、イギリス英語では若干 “ɐ” (より口を開く感じ) になることがあります。

よくある発音の間違い


  • “nut” の部分を “nat” と言ってしまう。

  • “shell” の “sh” を “s” (セル) と発音してしまう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “nutshell” を “nuttshell” や “nutchshell” と書いてしまうミス。

  2. 単数・複数: 「木の実の殻」を複数形で言うときは “nutshells” となるので注意。

  3. “in a nutshell” の誤用: “at a nutshell” など他の前置詞を使う間違いがある。

  4. 試験での出題: TOEIC や英検では、“in a nutshell” がイディオム問題や読解問題で出ることがあります。「要するに」「端的に」というニュアンスで覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “nutshell” をビジュアルでイメージする:小さいナッツの殻の中身に、要点だけギュッと詰まっている感じ。

  • “in a nutshell” = 「要点だけを手のひらサイズにまとめる」 というイメージを持つと覚えやすいです。

  • スペルを覚える際は “nut” + “shell” と分割して確認するとミスが減ります。


以上が “nutshell” の詳細な解説です。日常生活やビジネス文書でも “in a nutshell” としてしばしば使われる表現なので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
nutshell
意味(1)

(クルミなどの)穀(から)

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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