元となった辞書の項目
jeweler
解説
1. 基本情報と概要
英単語: jeweler
品詞: 名詞 (n.)
意味(英語・日本語)
- 英語: A person who deals in or makes jewelry
- 日本語: 宝石商、宝飾職人、または宝飾品を販売・制作する人
- ジュエリーを扱う人全般を指して使われる単語です。たとえば、宝飾品を自分で作ったり、店で販売したり、鑑定したりする人をまとめて「jeweler」と呼びます。
活用形
- 名詞なので、通常は数えられる可算名詞です。複数形は jewelers です。
- 所有格は jeweler’s (単数)、jewelers’ (複数) となります。
他の品詞への派生
- 直接「jeweler」が別の品詞になることはあまりありませんが、動詞としては「to jewel」(宝石で飾る)という形があります(やや古い用法)。
- 「jewel」(宝石)という名詞形があります。
- 「jewelry」(ジュエリー)という関連名詞もあります。
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 一般的なトピックだけでなく、専門用語ややや高度な語彙を扱えるレベルで、この単語を自然に使えると英語力の幅が広がります。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: jewel (宝石)
- 接尾語: -er (~する人、~に関わる人を表す接尾語)
このため、「宝石を扱う人」という意味を持ちます。
関連語や派生語
- jewel (n.): 宝石
- jewelry (n.): 宝飾品、ジュエリー
- jewel-like (adj.): 宝石のような
- to jewel (v.): (宝石で)飾る
よく使われるコロケーション(共起表現)
- renowned jeweler(有名な宝石商)
- family-run jeweler(家族経営の宝石商)
- local jeweler(地元の宝石商)
- trusted jeweler(信頼できる宝石商)
- certified jeweler(資格を持つ/公認の宝石商)
- master jeweler(熟練の宝飾職人)
- jeweler’s loupe(宝石商が使うルーペ)
- jeweler’s appraisal(宝石商による鑑定)
- visit a jeweler(宝石商を訪ねる)
- custom-made jewelry by a jeweler(宝石商によるオーダーメイドの宝飾品)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「jewel(宝石)」はフランス語由来の「jouel」を経て、中英語「juel」に変化し、それに「-er」(人を指す接尾語)がついてできます。
- 歴史的背景: 宝石細工や宝石売買は古くから存在する職業で、中世から職人的な要素が強かったこともあり「jeweler」は職人を強く連想させます。
- ニュアンス:
- 宝石を販売する人だけでなく、宝石の加工・製作・鑑定など、ジュエリーに関するあらゆる専門家を指す場合があります。
- フォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、ビジネス文脈でも専門家として扱う場合は「jeweler」が適切に使われます。
- 宝石を販売する人だけでなく、宝石の加工・製作・鑑定など、ジュエリーに関するあらゆる専門家を指す場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞(可算名詞): a jeweler / jewelers
- 使用シーン:
- フォーマル/カジュアル問わず、「宝石を扱う専門家」として一般的に用いられます。
- 「go to the jeweler’s」は「宝石店へ行く」の意味としてしばしば使われる表現です。
- フォーマル/カジュアル問わず、「宝石を扱う専門家」として一般的に用いられます。
一般的な構文例
- to go to a jeweler (to buy a ring): 指輪を買いに宝石商へ行く
- to consult a jeweler: 宝石商(の専門家)に相談する
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “Let’s visit the jeweler to get our watches fixed.”
(腕時計を直してもらうために宝石商に行こう。) - “I asked the local jeweler to make a custom necklace.”
(地元の宝石商にオーダーメイドのネックレスを頼んだんだ。) - “My mother always buys earrings from that jeweler.”
(母はいつもあの宝石商のところでイヤリングを買います。)
ビジネス(ややフォーマル)
- “We’re partnering with a renowned jeweler for our upcoming fashion show.”
(私たちは今度のファッションショーで有名な宝石商と提携します。) - “Our company supplies gems to major jewelers around the world.”
(当社は世界中の大手宝石商に宝石を供給しています。) - “Please contact a certified jeweler for an official appraisal of these diamonds.”
(これらのダイヤモンドの正式な鑑定には、公認の宝石商に連絡してください。)
学術的・専門的(フォーマル)
- “According to historical records, medieval jewelers utilized primitive techniques to set stones in crowns.”
(歴史的記録によると、中世の宝石商たちは王冠に石をはめ込むために原始的な技術を用いた。) - “This museum displays artifacts showcasing methods used by 18th-century jewelers.”
(この博物館では18世紀の宝石商によって用いられた手法を示す工芸品が展示されています。) - “The conference brought together eminent jewelers and gemologists to discuss advancements in synthetic gemstones.”
(その会議には、宝飾業界の一流の宝石商や宝石学者が集まり、合成宝石の進歩について議論しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- goldsmith(ゴールドスミス)
- 主に金細工を専門とする職人を指す。宝石以外にも金属加工についても強調される。
- 主に金細工を専門とする職人を指す。宝石以外にも金属加工についても強調される。
- silversmith(シルバースミス)
- 主に銀細工を専門とする職人。銀製食器や装飾品などを作る人。
- 主に銀細工を専門とする職人。銀製食器や装飾品などを作る人。
- jewelry maker(ジュエリー製作者)
- 宝飾品を製作する人を広く指す。販売の側面より、制作部分が強調される。
反意語
- 宝石商と正反対の職業を直接表す単語はあまりありませんが、強いて言えば「customer(顧客)」、「buyer(購入者)」が役割的には対立します。それ以外の反意概念としてはありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (米国英語): /ˈdʒuːələr/
- IPA (英国英語): /ˈdʒuːələ/ または 「jeweller」と綴ることが多い
- 強勢: 「ju-」の部分にアクセントが来ます。
- よくある間違い: “jew-ler”と短く発音したり、“jewel-ler”と二重母音を強くしすぎてしまうことなど。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: アメリカ英語では “jeweler”、イギリス英語では “jeweller”。綴りが異なるので気をつけましょう。
- 同音異義語との混同: “jeweler” と “jewellery”(英)/“jewelry”(米)は似たつづりですが、前者は「人」、後者は「宝飾品」です。
- 試験対策: TOEICや英検のビジネスシーンなどで、店や商品の説明として出題される場合があります。「宝石商」としてしっかり押さえておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「jewel(宝石)」+「-er(~する人)」→「宝石を扱う人」
- アメリカでは “jewelry” - “jeweler”、イギリスでは “jewellery” - “jeweller” と綴りが似ているペアで覚えると混乱しにくいです。
- 実際に宝石店の看板を思い浮かべて、「Jeweler’s」と書いてあるイメージをすると、所有格表現で「宝石商のお店」という意味に繋げやすいでしょう。
以上が jeweler の詳しい解説になります。宝石にまつわる英単語をまとめて覚えると、ビジネスや旅行などさまざまな場面で役立ちます。
意味のイメージ
意味(1)
宝石商,貴金属商;宝石細工