最終更新日:2025/11/06

〈C〉(上・下の)『あご』 / 《複数形で》口 / 〈C〉下あごのかっこう(感じ) / 《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口 / 〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教

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元となった辞書の項目

jaw

名詞

〈C〉(上・下の)『あご』 / 《複数形で》口 / 〈C〉下あごのかっこう(感じ) / 《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口 / 〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教

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解説

名詞「jaw」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: jaw

品詞: 名詞 (可算名詞)

日本語: あご

意味(英語):

The lower or upper bony structure of the mouth that holds the teeth and enables chewing and speaking.

意味(日本語):

人間や動物の口の上下にある骨格部分を指し、歯を支えたり、噛む・話すといった動作に用いられます。日常会話や医療の分野でよく使われる単語です。

この単語が使われる場面・ニュアンス:


  • 「あご」を指す一般的な身体部位の名称。

  • 医学的文脈でも用いられます。

  • 「jaw-dropping(あごが落ちるほど驚く)」という形で比喩的表現にも使われます。

活用形:

名詞なので基本的に語形変化は “jaws” (複数形) 以外ありません。

他の品詞例:


  • 動詞: “to jaw” (カジュアル・やや古風) → 「おしゃべりする」「長々と話す」「説教をする」の意味で使われることがあります。

    例) He spent the whole evening jawing about his travels.

CEFR レベルの目安: B1 (中級)


  • 「あご」という具体的な身体部位で、日常生活で目にする物ですが、やや専門的なニュアンスを含む場合もあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:

「jaw」は接頭語や接尾語を伴わない、単独の名詞です。

派生語・関連語:


  • jawbone (名詞) → 「あごの骨」。また、金融・政治の世界では「言葉で圧力をかける」という意味の動詞用法がある(例: to jawbone someone)。

  • jawbreaker (名詞) → 「非常に硬いキャンディー」または「発音が難しい言葉」の意味。

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. lower jaw → 下あご

  2. upper jaw → 上あご

  3. glass jaw → 壊れやすいあご(ボクシング用語で「打たれると倒れやすい」)

  4. jaw surgery → あごの手術

  5. square jaw → 角ばったあご

  6. jaw pain → あごの痛み

  7. clenched jaw → 食いしばったあご

  8. set one’s jaw → 意志の強さを表すようにあごを引き締める

  9. jaw-dropping → あごが落ちるほど驚く(形容詞的)

  10. the jaws of death → 「死の淵(あご)」という比喩表現


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の “ceaf” (あご) や中英語の “jawe” に由来すると考えられています。紀元前から身体の部位を表す言葉として用いられ、語形の変化を経て modern English では “jaw” に定着しました。

歴史的・文脈的ニュアンス:


  • 身体部位を表す基本的な単語ですが、「jaw-dropping」のように感情表現にも使われたり、「the jaws of ~(~の口・あご)」という比喩的表現でも使われ、文芸作品でも登場します。

  • カジュアル、フォーマル問わずに使われる語ですが、医学分野ではより専門的な使い方が多くなります。

使用時の注意点:


  • 「jaw」の動詞形 “to jaw” は古めかしく、日常会話ではあまり頻出しません。地域によってはスラング的に「説教する」「無駄話をする」の意味で使われる場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: a jaw / the jaw → 複数形は “jaws”。

  2. 使われ方:


    • 主語や目的語として使われる → “His jaw was injured.”

    • 比喩的表現 → “the jaws of defeat” (敗北というあご=敗北の口), “the jaws of death” (死の淵).


イディオムなど:


  • jaw-dropping (形容詞) → 「とても驚くべき」

  • to slack one’s jaw → 「あごがだらりと落ちる(驚きのあまり)」

フォーマル/カジュアル:


  • 医学文脈や公的文書ではフォーマルに使われます。

  • 日常会話でも「あご」を意味する一般的な名詞として自然に使えます。


5. 実例と例文

5.1 日常会話 (3例)


  1. “I think I bit my tongue and my jaw hurts a little.”


    • 「舌を噛んじゃって、あごがちょっと痛いんだ。」


  2. “He has such a strong jaw; it really defines his face.”


    • 「彼はとても力強いあごをしていて、顔の輪郭に特徴があるわ。」


  3. “Can you believe how much his jaw dropped when he saw the surprise gift?”


    • 「サプライズギフトを見たときの彼のあごの落ち方、信じられる?」


5.2 ビジネスシーン (3例)


  1. “I have to see my doctor about my persistent jaw pain.”


    • 「ずっと続いているあごの痛みについて、医者に診てもらわないといけないんです。」


  2. “The patient is scheduled for a jaw surgery next week.”


    • 「その患者は来週、あごの手術を予定しています。」


  3. “Protective gear is essential to avoid jaw injuries in high-impact sports.”


    • 「衝撃の大きいスポーツでは、あごの負傷を避けるため保護具が欠かせません。」


5.3 学術的・専門的文脈 (3例)


  1. “The fossil displays a unique jaw structure suggestive of its reptilian ancestry.”


    • 「その化石は爬虫類の祖先を思わせる、独特なあごの構造を示している。」


  2. “Studies indicate that jaw alignment can affect overall facial symmetry.”


    • 「研究によると、あごのかみ合わせが顔全体の対称性に影響を与える可能性がある。」


  3. “Jaw morphology is a critical factor in orthopedic dentistry.”


    • 「あごの形態は、歯科矯正において非常に重要な要素である。」



6. 類義語・反意語と比較


  1. chin(あご先)


    • 類義語というより、あご先(下あごの先端)だけを指す語。

    • “jaw” は上下あごの骨格全体を表しますが、“chin” は下あごの突き出た先端部分を指します。


  2. mandible(下顎骨)


    • 医学・生物学で使われる専門用語。

    • “jaw” よりもフォーマルで特に下顎を指す。


  3. maxilla(上顎骨)


    • これも医学的に「上顎骨」を指す専門用語。


  4. 反意語(直接的な対義語は存在しない)


    • 「あご」と反対の意味の身体部位は特になし。

    • ただし、頭蓋骨と対比する語として使われることはありますが、厳密な反意語ではありません。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米音): /dʒɔː/

  • IPA (英音): /dʒɔː/ (米音と英音で母音にやや差が出る場合がありますが、大きな違いはありません)

アクセント:


  • 一音節なのでアクセントは特に前後の位置の違いはありません。

  • [dʒ] の発音に注意しましょう。「ジ」と「ヂ」の中間音です。

よくある発音の間違い:


  • “ジョー” や “ジェイ” のように伸ばしすぎたり、歯擦音が不十分になったりしがちなので気を付けましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “jaw” は短い単語のため、スペリングを間違えることはあまりありませんが、「jew(宝石商・ユダヤ人といった別の単語)」との混同が起こる場合があります。


  2. 同音異義語との混同:


    • 同音異義語はほとんどありませんが、似た発音で “jawed” (動詞の過去形) や “jawd” のような表記ミスをすることも。


  3. 試験対策:


    • “jaw-dropping” はエッセイやスピーチ、語彙問題などで出題されることがあります。

    • 医学英単語として医学系のTOEFL、IELTS、英検などで登場する可能性が高いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ジョーがあごを押さえる” とイメージしてみると “jaw” と結び付けやすいかもしれません。

  • 映画「ジョーズ (Jaws)」から連想して、サメの大きなあご (jaw) をイメージすると記憶に残りやすいです。

  • “j + aw” (驚きの「おー」という音) と発音をイメージして、あごが落ちる (jaw-dropping) 連想をすると覚えやすいでしょう。


以上が、名詞「jaw」の詳細解説です。身体のパーツとして基本的に覚えておくと、医学や日常会話など多方面で役立つ単語です。ぜひ例文とセットで記憶してみてください。

意味のイメージ
jaw
意味(1)

〈C〉(上・下の)あご

意味(2)

《複数形で》口

意味(3)

〈C〉下あごのかっこう(感じ)

意味(4)

《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口

意味(5)

〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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