〈C〉(上・下の)『あご』 / 《複数形で》口 / 〈C〉下あごのかっこう(感じ) / 《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口 / 〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教
jaw
〈C〉(上・下の)『あご』 / 《複数形で》口 / 〈C〉下あごのかっこう(感じ) / 《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口 / 〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教
名詞「jaw」の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語: jaw
品詞: 名詞 (可算名詞)
日本語: あご
意味(英語):
The lower or upper bony structure of the mouth that holds the teeth and enables chewing and speaking.
意味(日本語):
人間や動物の口の上下にある骨格部分を指し、歯を支えたり、噛む・話すといった動作に用いられます。日常会話や医療の分野でよく使われる単語です。
この単語が使われる場面・ニュアンス:
- 「あご」を指す一般的な身体部位の名称。
- 医学的文脈でも用いられます。
- 「jaw-dropping(あごが落ちるほど驚く)」という形で比喩的表現にも使われます。
活用形:
名詞なので基本的に語形変化は “jaws” (複数形) 以外ありません。
他の品詞例:
- 動詞: “to jaw” (カジュアル・やや古風) → 「おしゃべりする」「長々と話す」「説教をする」の意味で使われることがあります。
例) He spent the whole evening jawing about his travels.
CEFR レベルの目安: B1 (中級)
- 「あご」という具体的な身体部位で、日常生活で目にする物ですが、やや専門的なニュアンスを含む場合もあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
「jaw」は接頭語や接尾語を伴わない、単独の名詞です。
派生語・関連語:
- jawbone (名詞) → 「あごの骨」。また、金融・政治の世界では「言葉で圧力をかける」という意味の動詞用法がある(例: to jawbone someone)。
- jawbreaker (名詞) → 「非常に硬いキャンディー」または「発音が難しい言葉」の意味。
コロケーションや関連フレーズ(10個)
- lower jaw → 下あご
- upper jaw → 上あご
- glass jaw → 壊れやすいあご(ボクシング用語で「打たれると倒れやすい」)
- jaw surgery → あごの手術
- square jaw → 角ばったあご
- jaw pain → あごの痛み
- clenched jaw → 食いしばったあご
- set one’s jaw → 意志の強さを表すようにあごを引き締める
- jaw-dropping → あごが落ちるほど驚く(形容詞的)
- the jaws of death → 「死の淵(あご)」という比喩表現
3. 語源とニュアンス
語源:
古英語の “ceaf” (あご) や中英語の “jawe” に由来すると考えられています。紀元前から身体の部位を表す言葉として用いられ、語形の変化を経て modern English では “jaw” に定着しました。
歴史的・文脈的ニュアンス:
- 身体部位を表す基本的な単語ですが、「jaw-dropping」のように感情表現にも使われたり、「the jaws of ~(~の口・あご)」という比喩的表現でも使われ、文芸作品でも登場します。
- カジュアル、フォーマル問わずに使われる語ですが、医学分野ではより専門的な使い方が多くなります。
使用時の注意点:
- 「jaw」の動詞形 “to jaw” は古めかしく、日常会話ではあまり頻出しません。地域によってはスラング的に「説教する」「無駄話をする」の意味で使われる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a jaw / the jaw → 複数形は “jaws”。
- 使われ方:
- 主語や目的語として使われる → “His jaw was injured.”
- 比喩的表現 → “the jaws of defeat” (敗北というあご=敗北の口), “the jaws of death” (死の淵).
- 主語や目的語として使われる → “His jaw was injured.”
イディオムなど:
- jaw-dropping (形容詞) → 「とても驚くべき」
- to slack one’s jaw → 「あごがだらりと落ちる(驚きのあまり)」
フォーマル/カジュアル:
- 医学文脈や公的文書ではフォーマルに使われます。
- 日常会話でも「あご」を意味する一般的な名詞として自然に使えます。
5. 実例と例文
5.1 日常会話 (3例)
“I think I bit my tongue and my jaw hurts a little.”
- 「舌を噛んじゃって、あごがちょっと痛いんだ。」
“He has such a strong jaw; it really defines his face.”
- 「彼はとても力強いあごをしていて、顔の輪郭に特徴があるわ。」
“Can you believe how much his jaw dropped when he saw the surprise gift?”
- 「サプライズギフトを見たときの彼のあごの落ち方、信じられる?」
5.2 ビジネスシーン (3例)
“I have to see my doctor about my persistent jaw pain.”
- 「ずっと続いているあごの痛みについて、医者に診てもらわないといけないんです。」
“The patient is scheduled for a jaw surgery next week.”
- 「その患者は来週、あごの手術を予定しています。」
“Protective gear is essential to avoid jaw injuries in high-impact sports.”
- 「衝撃の大きいスポーツでは、あごの負傷を避けるため保護具が欠かせません。」
5.3 学術的・専門的文脈 (3例)
“The fossil displays a unique jaw structure suggestive of its reptilian ancestry.”
- 「その化石は爬虫類の祖先を思わせる、独特なあごの構造を示している。」
“Studies indicate that jaw alignment can affect overall facial symmetry.”
- 「研究によると、あごのかみ合わせが顔全体の対称性に影響を与える可能性がある。」
“Jaw morphology is a critical factor in orthopedic dentistry.”
- 「あごの形態は、歯科矯正において非常に重要な要素である。」
6. 類義語・反意語と比較
chin(あご先)
- 類義語というより、あご先(下あごの先端)だけを指す語。
- “jaw” は上下あごの骨格全体を表しますが、“chin” は下あごの突き出た先端部分を指します。
- 類義語というより、あご先(下あごの先端)だけを指す語。
mandible(下顎骨)
- 医学・生物学で使われる専門用語。
- “jaw” よりもフォーマルで特に下顎を指す。
- 医学・生物学で使われる専門用語。
maxilla(上顎骨)
- これも医学的に「上顎骨」を指す専門用語。
- これも医学的に「上顎骨」を指す専門用語。
反意語(直接的な対義語は存在しない)
- 「あご」と反対の意味の身体部位は特になし。
- ただし、頭蓋骨と対比する語として使われることはありますが、厳密な反意語ではありません。
- 「あご」と反対の意味の身体部位は特になし。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (米音): /dʒɔː/
- IPA (英音): /dʒɔː/ (米音と英音で母音にやや差が出る場合がありますが、大きな違いはありません)
アクセント:
- 一音節なのでアクセントは特に前後の位置の違いはありません。
- [dʒ] の発音に注意しましょう。「ジ」と「ヂ」の中間音です。
よくある発音の間違い:
- “ジョー” や “ジェイ” のように伸ばしすぎたり、歯擦音が不十分になったりしがちなので気を付けましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- “jaw” は短い単語のため、スペリングを間違えることはあまりありませんが、「jew(宝石商・ユダヤ人といった別の単語)」との混同が起こる場合があります。
同音異義語との混同:
- 同音異義語はほとんどありませんが、似た発音で “jawed” (動詞の過去形) や “jawd” のような表記ミスをすることも。
- 同音異義語はほとんどありませんが、似た発音で “jawed” (動詞の過去形) や “jawd” のような表記ミスをすることも。
試験対策:
- “jaw-dropping” はエッセイやスピーチ、語彙問題などで出題されることがあります。
- 医学英単語として医学系のTOEFL、IELTS、英検などで登場する可能性が高いです。
- “jaw-dropping” はエッセイやスピーチ、語彙問題などで出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “ジョーがあごを押さえる” とイメージしてみると “jaw” と結び付けやすいかもしれません。
- 映画「ジョーズ (Jaws)」から連想して、サメの大きなあご (jaw) をイメージすると記憶に残りやすいです。
- “j + aw” (驚きの「おー」という音) と発音をイメージして、あごが落ちる (jaw-dropping) 連想をすると覚えやすいでしょう。
以上が、名詞「jaw」の詳細解説です。身体のパーツとして基本的に覚えておくと、医学や日常会話など多方面で役立つ単語です。ぜひ例文とセットで記憶してみてください。
〈C〉(上・下の)あご
《複数形で》口
〈C〉下あごのかっこう(感じ)
《複数形で》あごに似た物;(谷・海峡などの)狭い入口
〈U〉《話》おしゃべり;(長い)お説教