最終更新日:2025/10/29

(水・液体に)…を浸す,沈める / (仕事などに)〈自分〉を没頭させる《+one『self』+『in』+『名』(do『ing』)》

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元となった辞書の項目

immerse

IPA(発音記号)
動詞

(水・液体に)…を浸す,沈める / (仕事などに)〈自分〉を没頭させる《+one『self』+『in』+『名』(do『ing』)》

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夏のあつい日に、子供達はプールに浸かって遊ぶのが大好きだ。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: immerse

品詞: 動詞 (transitive verb 他動詞)

活用形:


  • 現在形: immerse / immerses

  • 進行形: immersing

  • 過去形・過去分詞形: immersed

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “to place someone or something completely in a liquid” or “to involve oneself deeply in an activity”

  • 日本語: 「(人・物を)液体にすっかり浸す」「(活動や状況に)すっかり没頭させる・没頭する」

たとえば、水に浸したり、何かの作業や勉強に深く入り込むときに使われる単語です。感覚としては「すっぽりと中に入ってしまう」というニュアンスがあります。

他の品詞としての例


  • 名詞: immersion(没頭、浸すこと)

  • 形容詞: immersive(没入感のある)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ある程度幅広い英語力を身につけて、抽象的な話題や分野の専門的な内容にも触れ始めるレベルの学習者が、積極的に使い始める単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: im-(in-) 「中へ」

  • 語幹: mers(mergere) ラテン語で「沈める/浸す」の意味

  • 接尾語: なし

関連語や派生語


  • immersion(名詞): 「没頭、浸すこと」

  • immersive(形容詞): 「没入感がある、没入型の」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. immerse oneself in ~(~に没頭する)

  2. be immersed in water(水に浸される)

  3. immerse in a culture(ある文化に浸る)

  4. fully immerse(完全に没頭させる/する)

  5. immerse the items in liquid(物を液体につける)

  6. immerse oneself in study(勉強に没頭する)

  7. immerse oneself in work(仕事に没頭する)

  8. deeply immerse oneself(深く没入する)

  9. immersive environment(没入型の環境)

  10. immerse oneself in nature(自然の中に身を置く)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “immergere” に由来し、「in(中へ)」+「mergere(沈める)」の組み合わせが原型です。

歴史的にも、「水などに沈める」という物理的な意味から、転じて「考えや活動に深く入り込む」という比喩的な意味で使われるようになりました。

ニュアンス・感情的な響き:


  • 「何かにどっぷり浸かる」というイメージが強く、単なる「参加」ではなく「どっぷり入り込む」感覚です。

  • フォーマル寄り: カジュアルな会話でも使えますが、文書やビジネス会話でややかっちりした印象を与えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞タイプ: 他動詞 (transitive verb) であり、目的語が必要です。

  • 代表的な構文: “immerse + 目的語 + in + 名詞” / “immerse oneself in + 名詞”


    • 例: “He immersed himself in his studies.”


イディオムや表現


  • “immerse (oneself) in …”: ~に完全に没入する

  • “get immersed in …”: ~に没頭してしまう

使用シーン:


  • フォーマル・カジュアル共に可。論文内やビジネス文書ではよりフォーマルな印象を与えます。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文(3つ)


  1. “I just want to immerse myself in a good book this weekend.”

    (今週末はいい本を読んで完全に浸りたいんだ。)

  2. “If you want to learn the language quickly, you should immerse yourself in everyday conversations.”

    (言語を早く習得したいなら、日常会話にどんどん入り込んだ方がいいよ。)

  3. “I immersed my dishes in soapy water to get rid of the grease.”

    (油汚れを落とすために食器を石鹸水につけておいたよ。)

② ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our employees spent a month immersing themselves in the overseas branch operations.”

    (当社の社員は1か月間、海外支社の業務に没頭しました。)

  2. “To fully understand the corporate culture, you need to immerse yourself in daily interactions.”

    (企業文化を十分に理解するには、日々のコミュニケーションに深く入り込む必要があります。)

  3. “We encourage new hires to immerse themselves in various departments to gain broader perspectives.”

    (新入社員には多角的な視点を得るために、いろいろな部署での経験に没頭することを推奨しています。)

③ 学術・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Participants were immersed in a controlled virtual environment for the study.”

    (参加者は研究のために管理された仮想空間に没入させられた。)

  2. “The best way to master complex theories is to immerse yourself in academic journals and discussions.”

    (複雑な理論を習得する最善の方法は、学術論文やディスカッションにどっぷり浸かることです。)

  3. “Students are encouraged to immerse themselves in research projects to deepen their understanding.”

    (学生たちは理解を深めるために研究プロジェクトに没頭することが推奨されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. submerge(水中に沈める/沈む)


    • 「物理的に水中に沈む」意味が強い。比喩的に使うこともあるが、「immerse」よりも物理的なニュアンス。


  2. plunge(勢いよく飛び込む)


    • 勢いのある動きを表し、「飛び込む」ニュアンスにフォーカス。


  3. engross(没頭させる)


    • 「頭の中がいっぱいになる」イメージで、精神的な没入。


  4. absorb(吸収する、没頭させる)


    • 「吸い取る、吸収してしまう」イメージ。人の注意や興味を引きつけるときに比喩として使われる。


反意語


  1. withdraw(引き上げる、退く)

  2. extract(抜き出す)

  3. いずれも「中から引き上げる・取り出す」意味として、物理的・比喩的に「反対の方向」になります。

それぞれ微妙にニュアンスが異なるので、状況に応じた使い分けが必要です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ɪˈmɝːs/

    • イギリス英語: /ɪˈmɜːs/


  • アクセント: 第2音節 “-mer-” に強勢があります(i-MMER-se)。

  • 発音の注意点: 「イマー(イマース)」という感じですが、日本語にはない “r” の発音が含まれるため注意してください。アメリカ英語は “r” をはっきり発音し、イギリス英語は “r” を弱めます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “immerse” は “m” が2つ重なります。よく “immerce” と書き間違えないように注意。

  • 発音の間違い: “i-mers” とアクセントを前に置いてしまったり、/ɪ/ の音を /aɪ/ としてしまうケースがあります。

  • 紛らわしい単語: “emersed” という生物学用語(「水面上に顔を出した」)があり、スペルが似ています。混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEIC や英検など、ビジネス・学術表現として出題される可能性があります。文脈で「没頭する」意味に気づけると得点に繋がります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “in” + “merge”(沈む)=深いところにすっぽり入る感覚。

  • 覚え方: 「イマー(いまー)すっぽり浸す」と音で結びつけると覚えやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: 好きなことに “immerse” するようにして覚える。例えば英語環境のドラマやゲームに没頭することで、自分自身で “immerse” を体感するのがオススメです。


以上が“immerse”の詳細な解説です。ぜひ、いろいろなシーンで積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
immerse
意味(1)

(水・液体に)…‘を'浸す,沈める・(仕事などに)〈自分〉‘を'没頭させる《+one*self+in+(doing*)》

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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