最終更新日:2025/10/22

〈C〉射撃,砲撃 / 〈U〉着弾距離,射程

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

gunshot

IPA(発音記号)
名詞

〈C〉射撃,砲撃 / 〈U〉着弾距離,射程

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

【英単語】 gunshot

【品詞】 名詞 (countable [可算名詞])

【英語の意味】


  1. The firing of a gun or the sound that it makes.

  2. A bullet or projectile fired from a gun.

【日本語の意味】


  1. 銃の発射音、あるいは発砲音

  2. 銃から発射された弾丸そのものを指す場合もあります

「gunshot」は、主に「銃の発砲音」や「銃弾そのもの」を意味する名詞です。日常会話の中では、何かが鳴り響くようなシーンや、ニュース記事などで「発砲事件」を伝えるときなどに使います。「衝撃音」「銃声」というニュアンスを持つため、暴力的なイメージや危険なシチュエーションと結びつくことが多い単語です。


  • 活用形: 通常、名詞として「gunshot / gunshots」と可算扱いをします。(単数形 gunshot, 複数形 gunshots)

  • 他の品詞: 「gunshot」は形容詞として使われることはあまり一般的ではありませんが、「gunshot wound」のように複合表現で形容詞的に使われる場合も見られます。

  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • 「gunshot」はニュースや社会問題などで頻繁に登場しますが、物騒な話題や軍事・警察・犯罪に関連する話題に限られますので、CEFRレベルB2以上の方が理解できるようになる単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹(gun + shot)


    • gun: 銃

    • shot: 発砲、撃つ行為、または撃たれた弾丸などを意味する

    • それぞれの語が結合し、「銃が放つもの・行為」を示しています。


  • 派生語や類縁語:


    • gunfire (銃撃、発砲)

    • gunman (銃士、銃を持った人)

    • shotgun (散弾銃) など


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10個


    1. a loud gunshot — 大きな銃声

    2. a single gunshot — 単発の銃声

    3. multiple gunshots — 複数発の銃声

    4. fatal gunshot wound — 致命傷となる銃創

    5. gunshot residue — 銃を発射した痕跡(火薬残渣)

    6. gunshot victim — 銃撃された被害者

    7. hear a gunshot — 銃声を聞く

    8. report of a gunshot — 銃声の通報

    9. accidental gunshot — 誤射

    10. stray gunshot — 流れ弾



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「gun」は古ノルド語の「gunnr(戦い)」に由来すると言われ、そこから「銃」の意味で定着しました。

    • 「shot」は古英語「sceot (射撃)」から派生した言葉です。

    • これらが組み合わさることで「銃の発砲」という意味になっています。


  • ニュアンス:


    • 「gunshot」は銃声や弾丸、武力に直結するイメージが強いので、物騒で緊迫感や危険を感じさせる響きがあります。

    • 主に警察や軍事関連、犯罪に関する文脈で用いられることが多いですが、狩猟やスポーツ(射撃競技)において使われる場合もあります。

    • フォーマル/カジュアルどちらの場面でも使用されますが、主にニュース記事や報道などで形式的に登場する傾向が高いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算): 「a gunshot」「two gunshots」のように数えられます。

  • 一般的な構文:


    1. “I heard a gunshot.”

    2. “He suffered a gunshot wound.”

    3. “The victim was found with multiple gunshot wounds.”


  • イディオムや表現:


    • gunshot wound (銃による傷)

    • gunshot residue (発砲残渣)

    • at gunshot range (銃の射程内) → やや古い表現


  • 使用シーン:


    • フォーマル: 警察や新聞の報道、法廷証言等

    • カジュアル: 口語で「突然撃たれた音がした」「銃の音を聞いた」等の場面で



5. 実例と例文

5.1 日常会話の例文


  1. “I thought I heard a gunshot last night, but it turned out to be fireworks.”


    • 「昨夜、銃声を聞いたかと思ったけど、花火の音だったんだ。」


  2. “When I heard a loud gunshot, I immediately called the police.”


    • 「大きな銃声が聞こえたとき、すぐに警察に電話したよ。」


  3. “Everyone panicked after the gunshot echoed through the neighborhood.”


    • 「近所に銃声が響いて、みんなパニックになった。」


5.2 ビジネスシーンの例文


  1. “The news broadcast reported a gunshot incident near our main office.”


    • 「ニュース放送で、うちの本社の近くで起きた発砲事件が報じられました。」


  2. “We have to update our safety protocols in case of a gunshot threat.”


    • 「銃撃の危険がある場合に備えて、安全対策をアップデートしなければなりません。」


  3. “After hearing a gunshot in the vicinity, employees remained indoors.”


    • 「近くで銃声が聞こえた後、従業員は建物の中に留まっていました。」


5.3 学術・報道・専門的な文脈の例文


  1. “Forensic experts examined gunshot residue on the suspect’s clothing.”


    • 「法医学の専門家は容疑者の衣服についた発砲残渣を調べました。」


  2. “Gunshot wounds to the torso can often be life-threatening.”


    • 「胴体への銃創は命に関わることが多いです。」


  3. “Statistically, gunshot incidents have decreased in the last decade.”


    • 「統計的に見ると、この10年で銃撃事件は減少してきています。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. gunfire(銃撃、連射音)


      • 「gunshots」が複数集中して起こる様子を指す場合、gunfire が使われる。


    2. shooting(射撃、銃撃)


      • 行為としての「撃つこと」を主に表し、事件としても「a shooting」と言う。



  • ニュアンスの違い:


    • 「gunshot」は1発の発砲音、またはその弾丸を特定する場合に使いやすい。

    • 「gunfire」は連射や複数の発砲の総称。

    • 「shooting」は出来事全体を指すことが多い。


  • 反意語:


    • 銃関連の単語なので、直接的な厳密な反意語はありませんが、あえて挙げるなら “silence (静寂)”、“peace (平和)” などの概念的対義語があります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɡʌn.ʃɒt/ (イギリス英語), /ˈɡʌn.ʃɑːt/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 最初の “gun” に強勢がきます → GUN-shot

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス英語: “shot” の母音は /ɒ/ に近い。

    • アメリカ英語: “shot” の母音は /ɑː/ に近い。


  • よくある発音の間違い:


    • “gun” の /ʌ/ を “ガン”と発音せずに “ゴン”と濁らせてしまうこと。

    • “shot” の /ʃ/ を /s/ で濁らないように注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “gunshot” を “gunshot” 以外に分けたり (“gun shot”) 書いてしまう場合がありますが、一般的には一語で表記します。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、 “shot” は別の意味で「ショット」(注射やお酒の小さい一杯)などもあり、文脈で判断しましょう。

  • 試験対策:


    • ニュース記事のリスニングで “gunshot” を聞き逃さないよう、発音に慣れておくと便利です。

    • 英語検定やTOEICでも、犯罪や事件に関するパッセージで出てくる可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「gun(銃)」+「shot(撃つ)」で「銃の撃った音・モノ」という単純な組み合わせですので、連想しやすいです。

  • スペルをそのまま覚えにくい場合は、“gun + shot = gunshot” と意識して結びつけましょう。

  • 危険や驚きのイメージとセットでイメージすると、忘れにくくなります。


以上が「gunshot」の詳細な解説となります。銃の発砲音や弾丸を表す際に使い、ニュース記事、警察の報告書、または日常会話でも「危険な音が聞こえた」といったトピックで登場しますので、文脈に応じて正しく使えるようにぜひ覚えておきましょう。

意味(1)

〈C〉射撃,砲撃

意味(2)

〈U〉着弾距離,射程

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★