最終更新日:2025/11/13

雌;(性別上の)女性 / 《話》女性,婦人

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元となった辞書の項目

female

名詞

雌;(性別上の)女性 / 《話》女性,婦人

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解説

1. 基本情報と概要

単語: female

品詞: 名詞(数えられる場合も不可算扱いの場合もあります)、形容詞としても使われる。

意味(英語): A female is a woman or a girl, or an animal of the sex that can give birth or lay eggs.

意味(日本語): 「女性」や「雌」という意味で、人間を指す場合は「女性」、動物を指す場合は「雌」というニュアンスになります。

「female」は、性別を表す語としてよく使われます。フォーマルな文章から日常会話まで幅広く使われますが、生物学的な性別を指すときによく使われる傾向があります。


  • CEFRレベルの目安: B1(中級)

    → 基本的な語彙としては初級レベルかもしれませんが、性別を区別して議論する文脈が出てくるため、中級レベルの学習者向けと考えられます。

活用形


  • 単数形: female (例: She is a female.)

  • 複数形: females (例: There are more females than males in this group.)

他の品詞としての用法


  • 形容詞: “female” → 「女性(の)」「雌(の)」という形容詞として使われます。

    例: female employee(女性従業員), female cat(雌猫)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: 「fem-」という形が見られますが、ラテン語由来の “femella” に由来しており、明確な接頭語・接尾語に分解できる形ではありません。

具体的な意味の違い


  1. 人間を指す場合: 女性(woman, girl)

  2. 動物を指す場合: 雌(雌の動物)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. female worker(女性労働者)

  2. female leader(女性のリーダー)

  3. female athlete(女性アスリート)

  4. female role model(女性のロールモデル)

  5. female voice(女性の声)

  6. female population(女性人口)

  7. female offspring(雌や女性の子ども)

  8. female friend(女性の友人)

  9. female perspective(女性の視点)

  10. female counterpart(女性の対応者・男性の対応する役割の女性版)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “femella” (女性の若い個体、小さな女性)から派生し、古フランス語の “femele” を経由して英語に入ってきました。

  • 歴史的背景: 古英語や中世英語では、主に「女性」や「雌」を表すための一般的な単語として定着していきました。

  • ニュアンス:


    • 「female」は生物学的視点の性を表す傾向が強く、ややフォーマルな、あるいは客観的な響きがあります。

    • 口語では「woman」のほうが親しみやすい場合が多いです。

    • 一方、論文や公的文章などフォーマルなシーンでは「female」を好んで使うことがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞の可算・不可算


    • 「a female」や「the female(s)」と書く場合は、主に「女性」や「雌の個体」という意味の可算名詞として使われます。

    • ただし、集合的に「女性」を指す場合、不可算的にも扱われることがあります。


  2. 形容詞としての使用


    • female doctor(女性医師)、female participant(女性参加者)、female cat(雌猫)のように、前から名詞を修飾します。


  3. 構文上の注意点


    • 生物学的な性別を議論するときによく用いられるため、医学や生物学分野では “male” と対比して使用されます。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “Are there any female members in this group?”

    (このグループには女性メンバーがいますか?)


  2. “My dog is a female, so she might have puppies soon.”

    (私の犬は雌なので、もうすぐ子犬が生まれるかもしれません。)


  3. “I prefer a female voice for my GPS navigation.”

    (カーナビの音声は女性の声が好きです。)


5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “The company is looking to hire more female executives to promote diversity.”

    (その会社は多様性を促進するため、より多くの女性役員を採用しようとしています。)


  2. “She is the first female CEO in our industry.”

    (彼女は我々の業界で初の女性CEOです。)


  3. “We need to address the workforce gap between female and male employees.”

    (女性と男性従業員の間の労働力格差に対処する必要があります。)


5.3 学術的な文脈での例文


  1. “Recent studies show an increase in the number of female scientists.”

    (最近の研究によれば、女性科学者の数が増加していることが示されています。)


  2. “Female participants reported higher satisfaction in the healthcare study.”

    (医療関連の研究では、女性参加者のほうが満足度が高いと報告されました。)


  3. “This species has distinct behavioral patterns between male and female individuals.”

    (この種ではオスとメス個体の間で行動パターンに顕著な違いが見られます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. woman(女性)


    • より人間の女性をカジュアルに直接表します。

    • 「female」のほうが生物学的・客観的ニュアンスが強い。


  2. lady(女性・淑女)


    • 丁寧で礼儀正しい呼称。フォーマル度が高い場合もあります。


  3. girl(女の子)


    • 子どもから若い女性までを指すカジュアルな表現。


  4. feminine(女性的な)


    • 形容詞。性質や特徴が「女性らしい」ことを指す。


反意語


  1. male(男性・雄)


    • 「female」の対比として最も基本的です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈfiːmeɪl/


    • アメリカ英語: [fíːmeɪl]

    • イギリス英語: [fíːmeɪl]


  • アクセント: 第1音節 “fee” に強勢があります。

  • よくある発音ミス: “fe-mail” と [フェメイル] にならず、[フィーメイル] のように “fiː” をはっきり伸ばすのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “female” を “femail” や “femal” と間違えないように注意しましょう。

  2. 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、“e-mail” などとは綴りも発音も異なるので注意。

  3. 試験対策: TOEICや英検では、男女比やダイバーシティを扱う文章でよく登場するため、読解問題やリスニングでの聞き取りに注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「fee(フィー)」+「male( メイル )」とイメージすると変化を感じやすいかもしれませんが、発音は「フィーメイル」です。

  • 「雌・女性」を強調したいときは “female” と “woman / lady” の使い分けをイメージしながら覚えると使いやすくなります。

  • 生物学や医学、または公的文書での表現においてよく使われる単語なので、論文やニュース記事などで意識的にチェックしてみましょう。


以上が名詞「female」の詳細な解説となります。学習や実践にお役立てください。

意味のイメージ
female
意味(1)

;(性別上の)女性

意味(2)

《話》女性,婦人

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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