最終更新日:2025/10/03
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元となった辞書の項目

ecologist

名詞

生態学者

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生態学者は鳥の行動を自然環境で研究しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ecologist

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): a scientist who studies the relationships between living organisms (including humans) and their physical environment

意味(日本語): 生物と環境との相互関係を研究する科学者のことです。自然界という大きな仕組みの中で、生き物がどのように影響し合っているかを調べる人を指します。環境問題についての見識が深く、自然保護や生態系の保全などの場面でよく使われる単語です。


  • 複数形: ecologists

  • 他の品詞になった場合の例:


    • ecology (名詞) … 生態学

    • ecological (形容詞) … 生態学に関する、生態学的な

    • ecologically (副詞) … 生態学的に


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・環境や科学といった少し専門的な分野で使われる単語なので、中上級レベルにあたります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • eco-: 「生態系」「環境」などを表す接頭辞。元はギリシャ語の oikos(家、住まい)から来ています。

  • -logist: 「~を研究する人」という意味を持つ接尾辞。「学者、専門家」を指します。

  • ecologist は「生態系を研究する人」という意味になります。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. “marine ecologist” — 海洋生態学者

  2. “field ecologist” — 野外調査を行う生態学者

  3. “behavioral ecologist” — 行動生態学を専門とする生態学者

  4. “community ecologist” — 群集生態学を研究する生態学者

  5. “ecosystem ecologist” — 生態系を広く研究する生態学者

  6. “ecologist’s viewpoint” — 生態学者の視点

  7. “ecologist warns that …” — 生態学者が…と警鐘を鳴らす

  8. “renowned ecologist” — 有名な生態学者

  9. “team of ecologists” — 生態学者のチーム

  10. “consult an ecologist” — 生態学者に相談する


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「ecology (生態学)」はギリシャ語の oikos(住まい+logos(学問))がもとで、「生き物の家(住む場所)を学ぶ学問」というイメージがあります。

  • 「ecologist」はそこから派生し、「生態学を専門とする人」を意味します。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 基本的には科学的または学術的な文脈で使われ、市民活動や環境保護の議論でも登場する言葉です。

  • フォーマルな文章から一般的な新聞記事、環境問題を扱うカジュアルな場面まで幅広く使えます。

  • “environmentalist” と似ていますが、ecologist は純粋に研究者や専門家の意味合いが強く、environmentalist は広く環境保護活動を行う人を指すことがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): “an ecologist,” “the ecologist,” “ecologists” のように使います。

  • 一般的な構文例:


    • “(Someone) is an ecologist who specializes in [分野].”

    • “Ecologists often conduct field research to study wildlife populations.”


  • フォーマル/カジュアル:


    • 新聞記事や論文などのフォーマルな文章で頻出します。

    • カジュアルな会話でも「環境分野の専門家」として紹介する場面で使われることがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “My neighbor is an ecologist; she’s always talking about protecting local wildlife.”


    • 「うちの隣の人は生態学者なんだ。いつも地域の野生生物を守る話をしてるよ。」


  2. “I learned about a famous ecologist who discovered a new bird species.”


    • 「新種の鳥を発見した有名な生態学者のことを習ったよ。」


  3. “Did you know an ecologist studies how all creatures interact with their environment?”


    • 「生態学者って、あらゆる生き物が環境とどう関わり合うかを研究するって知ってた?」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We invited an ecologist to assess the environmental impact of our new factory.”


    • 「新しい工場の環境への影響を評価するために、生態学者を招きました。」


  2. “Before launching the construction project, the company consulted an ecologist to protect local habitats.”


    • 「建設プロジェクトを始める前に、その企業は地域の生息地保護のため生態学者に相談しました。」


  3. “An ecologist’s report indicated potential harm to the wetlands, so we revised our plan.”


    • 「生態学者の報告書で湿地への影響が懸念されたので、私たちは計画を修正しました。」


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Leading ecologists debated the impacts of climate change on coral reef ecosystems.”


    • 「著名な生態学者たちが、サンゴ礁生態系における気候変動の影響について議論しました。」


  2. “Recent research by ecologists suggests a decline in pollinator populations worldwide.”


    • 「生態学者による最近の研究は、世界的に花粉媒介者の数が減少していることを示唆しています。」


  3. “Ecologists play a crucial role in shaping conservation policies based on scientific data.”


    • 「生態学者は、科学的データに基づいた自然保護政策の策定において重要な役割を果たしています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. environmentalist (環境保護主義者)


    • 環境を保護・改善しようとする人を幅広く指す。必ずしも研究者とは限らない。


  2. conservationist (自然保護活動家)


    • 自然保護や野生生物の保護を推進する人。研究だけでなく、政策や運動にも関わる。


  3. naturalist (博物学者/自然研究家)


    • 生物や自然現象に強い興味を持ち、研究や観察を行う人。必ずしも現代科学の生態学とは限らない。


反意語


  • はっきりした反意語はありませんが、環境に対して破壊的な行為に携わる人々と対比される場合があります。例としては、自然開発を積極的に進める “developer (開発業者)” などが対置されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ɪˈkɑːlədʒɪst/ または /iˈkɑːlədʒɪst/

    • イギリス英語: /ɪˈkɒlədʒɪst/


  • アクセント: 「-col-」の部分に強勢があります (e-COL-o-gist)。

  • よくある発音ミス: 最初の “e-” の音が弱くなりすぎて「カレジスト」と聞こえてしまう例があるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ecologist” は “-logist” の部分を “-logy” と混同してしまう間違いが時々あるので注意。

  • “ecology” (生態学) と “ecologist” (生態学者) を混同しやすいので使い分けを意識する。

  • TOEICや英検などのビジネスシーンや環境トピックの問題で出る可能性がある単語です。環境問題に関する長文読解で出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “eco” は環境や自然をイメージさせる接頭語です。 “ecology,” “ecosystem” など関連語が多く、まとめて覚えると良いでしょう。

  • “-logist” は “生物学者 (biologist), 気象学者 (meteorologist) ” などにも使われる「〜学者」を表す接尾辞。科学の分野でしばしば登場します。

  • 「 生態学者 = eco + log + ist 」とパーツに分けてイメージすると、暗記しやすくなります。

生態系や環境保護に興味がある方は、関連する単語と一緒に覚えておくと、議論や文献を読むときに便利です。

意味のイメージ
ecologist
意味(1)

生態学者

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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