元となった辞書の項目
breathtaking
解説
1. 基本情報と概要
単語: breathtaking
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語):
• Extremely impressive or awe-inspiring, to the point of literally or figuratively taking one’s breath away.
意味(日本語):
• 息をのむほど驚くような、感動的な、圧倒されるような
「breathtaking」は、「息が止まるほどすごい」というニュアンスで、主に景色やパフォーマンスなどに対して使われる形容詞です。
活用形
- 形容詞なので、比較級や最上級を取る場合は「more breathtaking」「most breathtaking」の形を取ることがあります。
- 「breathtakingly」という副詞形もあります(例: breathtakingly beautiful)。
他の品詞形
- 「breath」(名詞) … 「息」「呼吸」
- 「breathe」(動詞) … 「息をする」
- 例: “I need to breathe fresh air.”
- 例: “I need to breathe fresh air.”
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)
- 「とても印象的」「感動する」という表現は比較的幅広い文脈で使われるため、B2相当の語として扱います。
2. 語構成と詳細な意味
「breathtaking」は、
- breath(息) + take(取る) + -ing(形容詞化する要素)
から成り立っています。直訳すると「息を取るような」となります。
関連単語・派生語
- breath(名詞)
- breathe(動詞)
- breathless(形容詞):息が切れている
- breathtakingly(副詞):息をのむほどに
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- breathtaking view(息をのむような景色)
- breathtaking scenery(息をのむような風景)
- breathtaking moment(息をのむ瞬間)
- breathtaking performance(息をのむようなパフォーマンス)
- breathtaking beauty(息をのむような美しさ)
- absolutely breathtaking(まったくもって息をのむような)
- breathtaking silence(息をのむような静寂)
- breathtaking speed(息をのむほどの速さ)
- breathtaking achievement(息をのむような偉業)
- to find something breathtaking(何かを息をのむほど素晴らしいと思う)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「breath (息) + take (取る)」という組み合わせが19世紀頃から徐々に用いられ始め、強い感動や驚きを表す形容詞として定着しました。
ニュアンス:
- 誉め言葉として非常に強いインパクトを与えます。
- 相手や対象の魅力や迫力を強調する丁寧ながら感覚的にも強烈な表現です。
- 会話や文章いずれでも使えますが、日常的に「すごくきれい!」と言うときに使われることが多く、フォーマルな文章でもポジティブで印象的な描写として活躍します。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞として名詞を修飾するか、補語として用いられます。
- 例: “The scene was breathtaking.” (補語として)
- 例: “We enjoyed a breathtaking view.” (名詞を修飾)
- 例: “The scene was breathtaking.” (補語として)
フォーマル/カジュアル問わず使用されますが、口語的にも頻繁に使われるため、日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広い場面で利用できます。
名詞ではないので可算・不可算の区別は不要です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3文)
- “The sunset at the beach was absolutely breathtaking.”
(海辺の夕日は本当に息をのむように美しかったよ。) - “That movie had breathtaking action sequences!”
(あの映画には息をのむようなアクションシーンがあったよ!) - “The fireworks display last night was just breathtaking.”
(昨夜の花火大会は本当に圧巻だったね。)
ビジネスシーンでの例文(3文)
- “Our new product launch video features breathtaking visuals to captivate our audience.”
(新製品のローンチ映像は、観客の心をつかむ息をのむような映像を採用しています。) - “The hotel’s location offers a breathtaking view of the city skyline, which will impress our clients.”
(そのホテルは街のスカイラインを一望できる息をのむような景色があり、クライアントを感動させるでしょう。) - “The proposed architectural design is so breathtaking that investors are eager to meet our team.”
(提案された建築デザインは息をのむほど素晴らしく、投資家たちも早く我々のチームと会いたがっています。)
学術的な文脈での例文(3文)
- “The research presented a breathtaking solution to the long-standing problem of data encryption.”
(その研究は、長年のデータ暗号化の問題に息をのむような解決策を提示した。) - “Her lecture on black holes was so engaging; the visuals she used were simply breathtaking.”
(ブラックホールに関する彼女の講義はとても魅力的で、彼女が使った視覚資料はまさに息をのむほどだった。) - “The new discovery in quantum computing offers breathtaking possibilities for the future of technology.”
(量子コンピューティングの新発見は、未来の技術に息をのむような可能性をもたらす。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
stunning(驚くほど美しい)
- 例: “The bride looked stunning in her wedding dress.”
- 「breathtaking」より感覚的には似ているが、「まぶしいほどの美しさ」にも焦点を当てやすい。
- 例: “The bride looked stunning in her wedding dress.”
spectacular(壮観な)
- 例: “The fireworks were truly spectacular.”
- 「壮観な」というニュアンスが強い。景色やイベントに使いやすい。
- 例: “The fireworks were truly spectacular.”
amazing(驚嘆させるような)
- 例: “Her vocal range is amazing.”
- 幅広い場面で使われる、汎用性の高い形容詞。
- 例: “Her vocal range is amazing.”
astonishing(驚くべき)
- 例: “He showed astonishing progress in just one month.”
- 「驚き」にフォーカスした表現。
- 例: “He showed astonishing progress in just one month.”
impressive(印象的な)
- 例: “Your speech was very impressive.”
- 「印象を強く残す」比較的フォーマルな語。
- 例: “Your speech was very impressive.”
反意語(対義語)
- ordinary(普通の)
- mundane(平凡な)
- unimpressive(印象的でない)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- /ˈbreθˌteɪ.kɪŋ/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、地域によって母音のニュアンスが若干異なる可能性があります。
強勢(アクセント)の位置:
- “BREATH” の部分に強勢があり、「ブレッ(ス)テイキング」のように発音します。
- しばしば /breθ/ の後の “t” が弱めになり、続く /teɪkɪŋ/ と繋がる形で聞こえることがあります。
よくある間違い:
- 「breath (名詞) /breθ/」と「breathe (動詞) /briːð/」の区別がつかず「breathtaking」を「breathetaking」と書いてしまう誤り。
- “taking” 部分を「タイキング」ではなく「テイキン」に近い音で発音すると自然です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス:「breathtaken」や「breathetaking」と書いてしまう。
- 「breath」と「breathe」の混同。
- 試験やライティングでは「breathtaking view」などの定番コロケーションがよく使われます。TOEICや英検などでも、「strong adjective(強い形容詞)」を問う問題で出る可能性があるため、しっかり覚えておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「breathtaking」は「(あなたの)息を取ってしまうほどの」というイメージで、「思わず息を止めるような光景や出来事」を指します。
- スペルのポイントは「breath(息)」+「taking(取る)」をくっつけること。
- 発音の際、「breath」の最後の「th」の音と「taking」の「t」が続くので、少し意識して区切る練習をするとスムーズに言えます。
- 覚え方:英語の歌や映画のセリフなどでも「You are breathtaking!」と誉めるフレーズとして使われることがあるので、そうした印象的なシーンを思い出すとよいでしょう。
以上が「breathtaking」の詳細な解説です。息をのむほど素晴らしい感動を伝えるときに、ぜひ使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
かたずをのませるような,あっといわせるような