altitude
1. 基本情報と概要
英語表記: altitude
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): the height of an object or point in relation to sea level or ground level
意味(日本語): 海抜や地面からの高さ、標高
「altitude」は主に山や航空機などの“高さ”や“標高”を表すときに使われます。たとえば「山頂の標高」や「飛行機が飛んでいる高度」のように、上空や高地の高さを具体的に示すニュアンスがあります。
- 活用形: 名詞のため、時制による変化はありませんが、複数形は altitudes となります。
- 他の品詞形: 直接的な別品詞形はあまりありませんが、派生語として後述の「altitudinal (形容詞: 標高に関する)」などがあります。
難易度(CERF レベル): B2 (中上級)
- 航空や地理など多少専門的な文脈で出る単語なので、初歩的ではありませんが、日常会話でも山や飛行機の話題などで出てくることがあります。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「alt」
- ラテン語の「altus (高い)」が元になっています。
- ラテン語の「altus (高い)」が元になっています。
- 接尾語: 「-itude」
- 「状態や性質」を表すラテン系の接尾語です (magnitude, latitude などと同系統)。
関連する派生語・類縁語
- altitudinal (形容詞): 標高の、標高に関係する
- altimeter (名詞): 高度計
- latitude (名詞): 緯度(形が似ていますが意味は異なります)
よく使われるコロケーション(10個)
- high altitude – 高い高度
- low altitude – 低い高度
- altitude sickness – 高山病
- altitude training – 高地トレーニング
- gain altitude – 高度を上げる
- lose altitude – 高度を下げる
- altitude chamber – 高地シミュレーション室(チャンバー)
- cruising altitude – 巡航高度 (飛行機が安定して飛ぶ高さ)
- average altitude – 平均標高
- altitude measurement – 高度の測定
3. 語源とニュアンス
語源:
「altitude」はラテン語の「altitudo」(高さ) に由来し、さらに「altus」(高い) にさかのぼります。歴史的には山岳や天文学、幾何学などさまざまな学問分野で「高さ」を表す用語として使われてきました。
ニュアンス・使い方の注意:
- 「height」に比べると、やや専門的または正確な計測値を意識した言い方です。
- 航空や科学的文脈(地理・気象学など)でよく使われます。
- 日常的な会話でも山登りや飛行機の話をするときなどにはカジュアルに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「an altitude」「altitudes」というように可算名詞として使えます。
例) “We measured several altitudes.” - 「the altitude of ~」「at an altitude of ~」という形で使われることが多いです。
- 例) “the altitude of the mountain” (その山の標高)
- 例) “at an altitude of 3,000 meters” (標高3,000メートルで)
- 例) “the altitude of the mountain” (その山の標高)
代表的な構文・イディオム
- reach an altitude: ある高度に達する
- fly at an altitude of ~: ~の高度で飛ぶ
- altitude record: 高度の記録、最高高度
フォーマル/カジュアルの使い分け
- 「altitude」はそこまでフォーマルに限定された言葉ではありませんが、ビジネスや学術的な文脈でも問題なく使えます。むしろカジュアルに「height」と言い換える場合のほうが多いかもしれません。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I get dizzy at high altitudes, so I always pack medication when I go hiking.”
- (高い標高になるとめまいがするので、山登りに行くときはいつも薬を持っていくんです。)
“We took a ride in a hot air balloon and reached an altitude of nearly 2,000 feet.”
- (熱気球に乗って、約2,000フィートの高さまで行きました。)
“Do you notice any difference in taste when you cook at a higher altitude?”
- (標高が高い場所で料理すると、味に違いがあるって感じる?)
ビジネスでの例文
“Our drone can fly at a maximum altitude of 400 meters for aerial surveillance.”
- (当社のドローンは空撮のために最大400メートルまで飛行可能です。)
“During the mountain construction project, we had to account for altitude in our engineering plans.”
- (山岳地帯の建設プロジェクトでは、エンジニアリング計画に標高を考慮する必要がありました。)
“For safety reasons, we are required to maintain a certain altitude while inspecting power lines.”
- (安全上の理由から、送電線を点検するときには一定の高度を保つ必要があります。)
学術的(アカデミック)な文脈での例文
“The experiment was conducted at an altitude of 3,500 meters to test the effect of thin air on combustion.”
- (希薄な空気が燃焼に及ぼす影響をテストするために、標高3,500メートルで実験が行われた。)
“We analyzed the correlation between altitude and temperature variations in the region.”
- (その地域における標高と気温変化の相関関係を分析しました。)
“Altitude plays a significant role in determining the ecological systems present in mountainous areas.”
- (標高は山岳地域に存在する生態系を決定する上で重要な役割を果たします。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
height (高さ)
- 一般的に使われる「高さ」。日常のあらゆる“高さ”に幅広く使われる。
- “Write down your height on the form.” のように人の身長にも使う。
- 一般的に使われる「高さ」。日常のあらゆる“高さ”に幅広く使われる。
elevation (標高、海抜)
- 地理学・地形学で「ある地点の海抜」を示すときに多用。地図上の高低差などの文脈で使われることが多い。
- “The elevation of the city is about 1,500 meters above sea level.” のように使う。
- 地理学・地形学で「ある地点の海抜」を示すときに多用。地図上の高低差などの文脈で使われることが多い。
loftiness (高尚、高遠)
- 「とても高い、または高尚な」という文学的・抽象的表現。具体的な数値よりもイメージや比喩に使われやすい。
反意語
- depth (深さ)
- 高度(altitude)の反対にある「深さ」を表す単語。
- “He measured the depth of the lake.” (湖の深さを測った)
- 高度(altitude)の反対にある「深さ」を表す単語。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈæl.tə.tuːd/ または /ˈæl.tɪ.tuːd/
- イギリス英語: /ˈæl.tɪ.tjuːd/
- アメリカ英語: /ˈæl.tə.tuːd/ または /ˈæl.tɪ.tuːd/
アクセント(強勢): 最初の音節「AL」に強勢があります。
- AL-ti-tude
よくある発音の間違い:
- 「アルティチュード」のように /æ/ (カタカナで「ア」に近い音) を /ʌ/ (「ア」の別の音) と混同する場合があります。
- また、「アルティチュード」と伸ばしすぎてしまうこともあるので注意しましょう。
- 「アルティチュード」のように /æ/ (カタカナで「ア」に近い音) を /ʌ/ (「ア」の別の音) と混同する場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “altitute” や “alititude” などと間違えやすい。
- “alt” + “i” + “tude” の3つのまとまりを意識すると覚えやすいです。
- “alt” + “i” + “tude” の3つのまとまりを意識すると覚えやすいです。
- 同音異義語との混同: “attitude” と綴りが似ていますが、意味はまったく異なるので注意。
- 試験対策: TOEICや英検では、主にリスニングやリーディング問題で“山や飛行機の高度”の話題として登場する場合あり。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源の“alt”=高い というイメージを持つことで、 “altitude” に「高いところ」「高い状態」の意味付けをしやすくなります。
- “alt + i + tude” の3つのパーツを分けてスペルをイメージすると覚えやすいでしょう。
- 「attitude (態度)」と綴りが似ているので、一緒に覚えつつ区別すると記憶に定着しやすいです。
「山の頂上や飛行機が飛んでいるイメージ」を思い浮かべると、自然に「altitude = 高度」というリンクができます。
〈U〉高さ(height)
〈C〉標高,海抜(かいばつ)
《しばしば複数形で》高所;高い地位
〈U〉〈C〉(三角形などの底辺からの)高さ;(天体の)高度,高角