元となった辞書の項目
achievable
解説
1. 基本情報と概要
単語: achievable
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Something that can be accomplished or attained.
意味(日本語): 達成可能な、実現できる。
「achievable」は「何かが可能である」「到達することができる」というニュアンスの形容詞です。たとえば「目標が達成できる」「計画が実行可能である」というシーンで使われます。日常的にもビジネスシーンでも、目標設定や計画を話す時に頻繁に用いられます。
活用形
- 形容詞: achievable
- 副詞形: (一般的には用いられず)“achievably” として使用する場合もごくまれにあります。
- 名詞形: achievability(「達成可能性」)
他の品詞の例
- 動詞: achieve(達成する)
- 名詞: achievement(達成、業績)
- 名詞(人を表す): achiever(達成する人、成功者)
CEFRレベル目安
- B2(中上級): ビジネスや学業の場面などで使われる単語として、中上級レベルで学ぶことが多い語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: achieve
- 接尾語: -able
- 「-able」は「~できる」という意味を加える接尾語です。
- よって“achievable”は「達成することができる」という意味につながります。
- 「-able」は「~できる」という意味を加える接尾語です。
関連語や派生語
- achieve(動詞)
- achievement(名詞)
- achievable(形容詞)
- achievability(名詞: 達成可能性)
- achiever(名詞: 達成者)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- achievable goal(達成可能な目標)
- achievable target(達成可能なターゲット)
- achievable plan(実現できる計画)
- achievable objectives(達成しうる目的)
- realistically achievable(現実的に達成可能な)
- achievable standards(達成可能な基準)
- easily achievable(簡単に達成可能な)
- achievable deadline(守れる締め切り)
- financially achievable(財政的に実行可能な)
- potentially achievable(潜在的に達成可能な)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「achieve」はフランス語の古形 “achever” (à + chief = 頂点に達する、完成する) に遡ります。もともとは「頂点に達する、完成する」というニュアンスを持っていました。
- そこに「-able」が付いて「達成できる」という意味になりました。
ニュアンスのポイント
- 「achievable」はポジティブで前向きな響きをもつ形容詞で、「これは現実的に到達できるよ」という肯定的な印象を与えます。
- ビジネスや学業の場面で「この目標はachievableだ」と言うと、計画・目標として無理がないことを示唆する表現になります。
- カジュアルな会話よりも、ややフォーマルまたはセミフォーマルな場面で使われることが多いですが、日常会話でも使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として主に名詞を修飾します。
- 例: “an achievable goal”
- 例: “an achievable goal”
- 構文としては “It is achievable to + 動詞の原形” よりも “This goal is achievable.” という形が一般的です。
使用シーン
- フォーマル/ビジネス: 企画書、会議での発言、プランニングなどで頻出。
- カジュアル: 友人や家族との目標設定の話などで使うこともあり。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I think exercising three times a week is achievable if I plan my schedule carefully.”
(週に3回運動するのは、ちゃんとスケジュールを立てれば達成可能だと思うよ。) - “Saving a little money each month is an achievable goal for most people.”
(毎月少しずつお金を貯めることは、ほとんどの人にとって達成可能な目標だよ。) - “Learning basic cooking skills is definitely achievable, even if you start from zero.”
(料理の基礎を習得するのは、まったくの初心者でも間違いなく可能だよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “We need to set achievable sales targets for the next quarter.”
(次の四半期には達成可能な販売目標を設定する必要があります。) - “These project milestones are challenging but still achievable.”
(このプロジェクトのマイルストーンはハードルが高いですが、それでも達成可能です。) - “Our team must agree on an achievable budget before we proceed.”
(先に進む前に、チームとして実行可能な予算に合意しなければなりません。)
学術的な文脈での例文
- “Establishing an achievable research timeline is critical for graduate students.”
(大学院生にとって、達成可能な研究スケジュールを設定することは極めて重要です。) - “Their hypothesis may be ambitious, but it appears to be achievable with proper methodology.”
(彼らの仮説は野心的かもしれませんが、適切な手法を用いれば達成可能に思われます。) - “Funding is often crucial to determine whether a project is truly achievable.”
(予算の確保が、プロジェクトが本当に実行可能かどうかを左右することが多いです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- feasible(実行可能な)
- 「理論上や計画上、実行できる」ニュアンス。ビジネスやフォーマルな文脈でよく用いられます。
- 「理論上や計画上、実行できる」ニュアンス。ビジネスやフォーマルな文脈でよく用いられます。
- attainable(到達できる)
- 「目的や目標に届くことができる」ニュアンス。より目的志向の響きが強いです。
- 「目的や目標に届くことができる」ニュアンス。より目的志向の響きが強いです。
- possible(可能な)
- 一般的な「可能である」という意味。より幅広い文脈で使われます。
反意語
- impossible(不可能な)
- unachievable(達成不可能な)
- unattainable(到達不可能な)
反意語はいずれも「目標や結果が達成できない」という意味合いを強く含みます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /əˈtʃiː.və.bəl/
- アメリカ英語・イギリス英語で大まかな発音は同じです。
- アメリカ英語・イギリス英語で大まかな発音は同じです。
- 強勢(アクセント)の位置: 「chee」の部分(第2音節)に強勢があります (t-CHIE-vable)。
- よくある発音の間違い: /tʃ/ の音を /ʃ/ としてしまう(「シーバブル」にならないように注意)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “achievable” の “i” と “e” の位置を間違えるケースが多いです。
- 例: × “acheivable”
- 例: × “acheivable”
- 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、しばしば “achieve” のスペルを “acheive” と誤る傾向があります。
- 試験対策: TOEICや英検などのビジネス・アカデミック系の英語テストでは、「適切な目標設定」や「プロジェクト管理」などの文脈で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “achieve” + “-able” で「達成できる」
- 「何かが完結したイメージ」を持つ“achieve”に「~できる」を表す“able”をつけると想像しながら覚えると、綴りで混乱しにくくなります。
- 「ゴール(goal)」や「ターゲット(target)」とセットで覚えると使いやすいです。
- “a-chieve-able”のように区切って発音を意識するのも綴りを覚えるコツです。
以上が形容詞 “achievable” の詳細な解説です。目標設定やタスク管理の文脈で非常に便利な単語なので、ぜひ使いこなしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
成就(じょうじゅ)(達成)できる