最終更新日:2025/08/03

They live in the house opposite to ours.

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あの人たちは私たちの家の真向いの家に住んでいる。

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元となった辞書の項目

opposite

IPA(発音記号)
副詞

…の向かい側に

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解説

1. 基本情報と概要

単語: opposite

品詞: 副詞(基本的には形容詞・名詞・前置詞としての用法が多いですが、副詞としても使われます)

意味(英語): on or to the other side; in a position facing something

意味(日本語): 「向かい側に」「反対側に」

「opposite」は「向かい側にある、反対にある」というニュアンスで使われる単語です。誰かや何かのちょうど反対側に位置する状況を表すときに用いられます。例えば、「建物の向かい側に住んでいる」場合や、「テーブルの反対側に座っている」ような場面で使われます。


  • 活用形: 副詞の場合は変化しません(原形のみ)。

  • 他の品詞としての例:


    • 形容詞: “the opposite side of the street”(その通りの反対側)

    • 名詞: “the opposite of love is indifference”(愛の反対は無関心だ)

    • 前置詞: “He lives opposite the park.”(彼は公園の向かいに住んでいる)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • (A1=超初心者, A2=初級, B1=中級, B2=中上級, C1=上級, C2=最上級)

      「opposite」は日常会話でも使われますが、前置詞や副詞などでの使い分けを正確に理解するのに少し慣れが必要なのでB2くらいと考えられます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「op-」は古フランス語を経由したラテン語由来で、「ob-」(〜に対して)

  • 語幹: 「posit」(「ponere: 置く」というラテン語に由来)

  • 接尾語: 「-e」(英語化した形)

「opposite」のコアの意味は「相対する位置に置く」から来ています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(副詞用法だけでなく広義に)


  1. sit opposite (〜の向かいに座る)

  2. live opposite (〜の向かいに住む)

  3. located opposite (〜の反対側に位置する)

  4. stand opposite (〜の向かいに立つ)

  5. across (from) the road/street (道・通りの向かい) ※同義表現との関連

  6. completely opposite (完全に正反対の)

  7. the exact opposite (まさに正反対)

  8. directly opposite (真向かいの)

  9. be/go in the opposite direction (反対の方向に行く/ある)

  10. polar opposite (正反対、全く逆)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語「opponere(op- + ponere = against + place)」が起源で、「反対側に置く」という意味を持ちます。

  • 中期英語を経て、「opposite」として定着しました。

ニュアンス:


  • 「向かいに」「反対側に」「全く正反対」という感覚を表し、どちらかと言えば書き言葉よりはややフォーマルまたは日常会話でも自然に使える単語です。

  • 副詞用法としては「He lives opposite.(向かいに住んでいる)」のように「opposite + 無冠詞」で言う場合があり、特にイギリス英語でよく見られます。

使用時の注意点:


  • アメリカ英語では副詞としてよりも前置詞や形容詞、名詞として使われることが多く、口語で “across from” と言うことが一般的なシチュエーションもあります。

  • 文脈によっては「正反対の」という強い対比を表すため、意見や性格などが真逆であることを示すニュアンスになることもあるので、使用時は前後関係に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞用法: 文章や会話で「(場所などが)反対側にあること」を示すときに単独で使われます。


    • 例: “They live opposite.”


  • 形容詞用法: 名詞を修飾して「反対の〜」と示す。


    • 例: “She took the seat on the opposite side.”


  • 名詞用法: “the opposite” の形で「反対のもの・こと」を表す。可算名詞としても使われるが、文脈によっては抽象的に不可算扱いになることもある。


    • 例: “He is the complete opposite of his brother.”


  • 前置詞用法: “opposite + 名詞” で「〜の向かいに」という意味。


    • 例: “Her office is opposite the station.”


フォーマル/カジュアル


  • 一般的なフォーマル度: 中程度。日常会話・ビジネス書類の両方で使えるが、アメリカでは会話で “across from” がよく使われる。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “He lives opposite, so we often wave to each other from our windows.”

    (彼は向かいに住んでいて、窓越しによく手を振り合うんです。)


  2. “In the restaurant, we usually sit opposite to make eye contact easily.”

    (レストランでは、目を合わせやすいように私たちはたいてい向かい合って座ります。)


  3. “She parked her car opposite, near the grocery store.”

    (彼女は食料品店の近く、向かい側に車を停めました。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our chief competitor’s office is located opposite, so we often run into them.”

    (我々の主要な競合相手のオフィスは向かい側にあるので、彼らにしばしば出くわします。)


  2. “Please set up the projector opposite the whiteboard for the presentation.”

    (プレゼンテーションのために、プロジェクターをホワイトボードの反対側に設置してください。)


  3. “The new partner company is right opposite our branch, which makes communication easier.”

    (新しい提携先の会社はうちの支店のすぐ向かいにあるので、連絡が取りやすいです。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “In chemistry, electrons frequently spin in the opposite direction to maintain overall balance.”

    (化学において、電子は全体のバランスを保つためにしばしば反対方向にスピンします。)


  2. “The two forces act opposite to each other, resulting in an equilibrium.”

    (二つの力は互いに反対向きに作用し、結果として釣り合いをもたらします。)


  3. “His findings are the polar opposite of a previous researcher’s conclusion.”

    (彼の研究結果は、先行研究者の結論とは正反対だ。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “across” (向こう側に)

  2. “facing” (面している)

  3. “counter” (対抗する、反対の立場をとる:ややフォーマル)

  4. “contra” (ラテン語由来の接頭語で「反対する」の意味:単独よりも複合語で使われることが多い)

これらの語は、「何かを挟んだ向こう側」であることや、「対立する」意味合いが含まれています。特に “across from” と “opposite” は、アメリカ英語圏ではしばしば置き換え可能です。

反意語


  • “adjacent” (隣接している) — 実際には反対の概念ではない可能性がありますが、空間的な向きでは「となり」にあることを示すため「反対側」に座る場合とのコントラストが生まれます。

  • “same side” (同じ側) — “opposite side” の反対として使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈɒp.ə.zɪt/ (イギリス英語), /ˈɑː.pə.zɪt/ (アメリカ英語)

  • アクセント(強勢)は第1音節にあります(“OP-posite”)。

  • イギリス英語: 「オ(ッ)プ-ə-ジット」のように “ɒ” の音がやや短く、母音が曖昧音(シュワ)となる部分あり。

  • アメリカ英語: 「ア(ー)プ-ə-ジット」のように “ɑː” の音が存在し、「アー」に近い発音。

よくある発音の間違い


  • 中間の /ə/ を強く発音しすぎて「op-po-zi-te」のように区切る。

  • 最後の “-ite” を「アイト」のように誤って読む。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “oppesite” や “oposit” など “p” の重複や “s” の位置の間違い。

  2. “opposite” の品詞混同: 前置詞と副詞、形容詞と名詞で意味の使い分けを間違えやすい。

  3. “across from” と “opposite” の混同: アメリカ英語では副詞よりも “across from” が圧倒的に使われやすい。試験(TOEICや英検)ではどちらかが正答になる問題もあるので注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「対向車線」「正反対」をイメージしながら「オ(ップ)/ア(ップ) - 置く(pos) - イト」とつなげると覚えやすいかもしれません。

  • 「相手がいるところに (op-) 自分が置かれている (posit)」→「反対側にいる」とイメージすると覚えやすいです。

  • 実際に地図や部屋のレイアウトを見ながら「opposite」を使って説明してみると、空間的な感覚とともに記憶しやすくなります。


以上が副詞「opposite」の詳細な解説です。副詞としてはイギリス英語圏でよく使われる表現なので、アメリカ英語使用者との会話では“across from”も同時に覚えておくと便利です。

意味のイメージ
opposite
意味(1)

…に向かい合って

英和例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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