jar
以下では、名詞 “jar” について、できるだけ詳しく分解しながら解説します。
1. 基本情報と概要
英語: “jar”
日本語: 「瓶」、「広口びん」、「(保存用などの)容器」
- 品詞: 名詞 (countable noun)
- 活用形: 単数形 “jar”、複数形 “jars”
「jar」は、ガラスや陶磁器などでできた蓋つきの容器を指します。食品や調味料など、さまざまなものを保存するときに使われます。家庭でよく見られる、ジャムやはちみつが入っているあの容器をイメージすると分かりやすいでしょう。カジュアルなニュアンスで日常会話でも頻繁に登場する単語です。
- 他の品詞形: 動詞 “to jar” (「不快感を与える、衝撃を与える、ガタガタさせる」など)
CEFRレベルの目安: A2 (初級)
日常生活でわりと早い段階で目にする単語です。買い物や料理の場面で登場するため、初級学習者でもよく習います。
2. 語構成と詳細な意味
“jar” は、一音節の短い単語で、はっきりした接頭語・接尾語を持ちません。語幹は “jar” 一語のみです。
関連語や派生語
- jarful (名詞): 1瓶分、1瓶の容量
- jam jar (名詞): ジャム用の瓶
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- “jam jar” → 「ジャムの瓶」
- “peanut butter jar” → 「ピーナッツバターの瓶」
- “empty jar” → 「空の瓶」
- “screw-top jar” → 「ねじ蓋の瓶」
- “glass jar” → 「ガラスの瓶」
- “storage jar” → 「保存用の瓶」
- “tip jar” → 「チップを入れる瓶」
- “cookie jar” → 「クッキーの瓶」
- “jar lid” → 「瓶の蓋」
- “Mason jar” → 「メイソンジャー(蓋つき保存瓶)」
3. 語源とニュアンス
“jar” は中英語(Middle English)の “jarre” という単語まで遡り、これは古フランス語やスペイン語を経て、アラビア語で「水差し」を意味する “jarra” に由来しています。歴史的には、液体や食べ物を保管するための容器を指す言葉として使われてきました。
ニュアンスと使用時の注意
- 素朴でカジュアルな響きがあり、日常会話で広く使われます。
- フォーマルな文章でも特に問題なく使用できますが、ビジネス文書などでは “container” と書く方が広義的で堅い表現になる場合があります。
- 「瓶」と聞くと日本語ではガラス製を想像しがちですが、陶器やプラスチックなど素材に関係なく “jar” と呼ぶことがあります。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞 (countable noun)
“one jar” (1つの瓶) / “two jars” (2つの瓶) のように数えられます。一般的な構文例
- “a jar of + 名詞” → 「~が入った瓶」
例: “a jar of honey” (はちみつの瓶) - “in a jar” → 「瓶の中で/に」
- “fill a jar with + 名詞” → 「…で瓶を満たす」
- “a jar of + 名詞” → 「~が入った瓶」
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you pass me that jam jar, please?”
(あのジャムの瓶を取ってもらえますか?) - “I like to keep spices in cute little glass jars.”
(私はスパイスをかわいいガラスの小瓶に入れるのが好きです。) - “I reused the empty jar for storing buttons and pins.”
(空の瓶をボタンやピンを入れるのに再利用しました。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “We should label each jar clearly before shipping.”
(出荷する前に、それぞれの瓶にきちんとラベルを貼るべきです。) - “The marketing team suggests releasing our new sauce in smaller jars for convenience.”
(マーケティングチームは、便利さのために新しいソースをより小さな瓶で販売することを提案しています。) - “Please ensure the jars are sealed properly to avoid leaks.”
(漏れがないよう、瓶がしっかり密封されているか確認してください。)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “We examined the jar specimens collected from the archaeological site.”
(私たちはその考古学遺跡から収集された瓶の標本を検証しました。) - “Each jar was labeled with the exact date of excavation for accurate record-keeping.”
(正確な記録を残すために、それぞれの瓶には発掘された正確な日付が表示されていました。) - “The chemical contents of the jars were analyzed in the laboratory.”
(瓶に入っていた化学物質の内容は研究所で分析されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “container” → 「容器」
- 違い: より幅広い意味で、袋や箱なども含む。
- “bottle” → 「ボトル、(細長い)瓶」
- 違い: 首が細長い形の容器。ワインや水などの液体を主に入れる印象。
- 違い: 首が細長い形の容器。ワインや水などの液体を主に入れる印象。
- “vessel” → 「容器、船」
- 違い: 学術的・文語寄り。液体を入れる大きめの容器や船を意味する場合も。
※「瓶」という点では“bottle”と似ていますが、“jar”は口が広く、食品の保存に使われることが多い点で異なります。
反意語
特に明確な「反意語」はありませんが、強いて言えば「容器でないもの」や「開放状態」(e.g. “uncontained”) などが「対照」という意味合いで挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語(BrE): /dʒɑː(r)/
- アメリカ英語(AmE): /dʒɑr/
- イギリス英語(BrE): /dʒɑː(r)/
アクセント: 一音節なので、語頭の /dʒ/ の音に注意します。日本語の「ジャー」よりやや硬い 発音です。
よくある発音の間違い:
- 「ジャル」と言わないように注意。
- /dʒ/ の音を /z/ や /ʒ/ と混同しがちなので、しっかりと “j” の破裂音を意識してください。
- 「ジャル」と言わないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: jar → “jarr”, “jaar” などと間違いやすい。
- 同音異義語: “jar” と同じ発音の単語はありませんが、動詞の “to jar” (衝撃を与える) と区別が必要です。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでも、日常生活の雑貨やビジネス商品説明などを扱う英語で、十分に出題され得ます。
- 例文の中で “a jar of ~”という形が読解問題や英作文で頻出することがあります。
- TOEICや英検などでも、日常生活の雑貨やビジネス商品説明などを扱う英語で、十分に出題され得ます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすいイメージ:
「ジャム (jam) を入れる ‘ジャー (jar)’」。同じ “j” で始まるため、イメージがつながりやすいです。 - スペリングのポイント:
“j-a-r” の3文字で短いので、何度も書いて体になじませるとよいでしょう。 - 勉強テクニック:
もしおうちに空き瓶があれば実際にラベルに “JAR” と書いてみたり、英単語カードと一緒に置いておくと視覚的に覚えやすくなります。
以上が、名詞 “jar” の詳細解説です。ぜひ日常生活や語学学習で活用してみてください。
一つぼ(びん)(の…)《+of+名》
(広口の)つぼ,かめ,びん,ジャー