最終更新日:2024/06/13

竜巻が町の真ん中に達し、広範囲にわたる破壊を引き起こしました。

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A tornado touched down in the middle of the town, causing widespread destruction.

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元となった辞書の項目

tornado

IPA(発音記号)
名詞

(特に米国中部に発生する)竜巻 / 大旋風

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竜巻が町の真ん中に達し、広範囲にわたる破壊を引き起こしました。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: tornado

品詞: 名詞 (可算名詞)

活用形:


  • 単数形: tornado

  • 複数形: tornadoes / tornados(どちらのスペルも使われます)

意味(英語): A violently rotating column of air extending from a thunderstorm to the ground, capable of causing significant destruction.

意味(日本語): 激しい回転を伴うつむじ風で、特に雷雨や積乱雲から地上に伸びる形で発生し、大きな被害をもたらす自然現象です。狭い範囲を強い勢いで吹き荒れるため、建物や車などを巻き上げたり破壊したりするほどの力を持ちます。「突然起こる強力な自然災害」というニュアンスで使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)

・自然現象やニューストピックでもよく登場する単語であり、専門的でなくとも理解が求められるレベルです。

他の品詞形


  • 動詞化はされにくい: 一般的に「tornado」の動詞や形容詞形はありません。口語では「tornadic (形容詞)」という気象用語がありますが、専門的であまり日常では使いません。


    • 例) Tornadic activity(竜巻活動)など



2. 語構成と詳細な意味

「tornado」は接頭語・接尾語がはっきり分かれる単語ではありません。語幹が “tornad-” として存在し、語尾に “-o” がついています。スペイン語の “tornar(回転する)” などに由来すると考えられています。

関連・派生語


  • twister: 口語で「竜巻」を指す一語。よりカジュアルな言い方。

  • tornadic (形容詞): 竜巻のような、あるいは竜巻に関する。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. violent tornado – 激しい竜巻

  2. tornado outbreak – 竜巻の発生が集中する現象

  3. tornado warning – 竜巻警報

  4. tornado watch – 竜巻注意報

  5. funnel cloud – 竜巻の雲の漏斗型の部分

  6. tornado path – 竜巻が通った経路

  7. massive destruction – 甚大な被害/破壊

  8. storm chase – (竜巻などの)嵐を追いかける行為

  9. touch down – (竜巻が)地面に接触する

  10. emergency alert – 緊急警報


3. 語源とニュアンス

語源: スペイン語やポルトガル語で「ひねる、回転する」を意味する動詞 “tornar” と、「雷鳴」を意味する “tronada” などが組み合わさった言葉から派生したと考えられています。16世紀ごろから英語に取り入れられ、当初は「暴風」一般を指す意味合いでも使われました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 災害として非常に破壊力がある様子を表すため、深刻な響きを持ちます。

  • 主に気象ニュースや天候の話題、非常事態を説明するときに用いられるため、学術的な文脈から日常会話まで幅広く使われます。

  • 口語/カジュアル: “twister” と言えば多少砕けた表現に。

  • フォーマル/文章: “tornado” が無難です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): 「a tornado(1つの竜巻)」「two tornadoes(2つの竜巻)」のように数えられます。

  • 文法的に難しい点は特にありませんが、複数形を “tornadoes” とするか “tornados” とするかは表記揺れがあります。どちらも正解ですが “tornadoes” のほうが一般的です。

一般的な構文例


  • There was a tornado warning in the area.

  • The tornado caused severe damage to the town.

  • This region is prone to tornadoes.


5. 実例と例文

下記では、日常会話、ビジネス、学術的な文脈ごとに3例ずつ提示します。

日常会話


  1. “Did you hear about the tornado that hit the neighboring county last night?”

    (昨夜、隣の郡を襲った竜巻の話、聞いた?)


  2. “I’ve never actually seen a tornado in person.”

    (実際に竜巻を見たことは一度もないよ。)


  3. “They issued a tornado warning, so let’s stay in the basement.”

    (竜巻警報が出たから、地下に避難しよう。)


ビジネス


  1. “Our supply chain was disrupted by the tornado, causing shipment delays.”

    (竜巻の影響でサプライチェーンが混乱し、出荷が遅れています。)


  2. “In the aftermath of the tornado, we’ll need to file insurance claims.”

    (竜巻の被害後、保険の請求を行う必要があります。)


  3. “The team is evaluating the cost of repairs after last week’s tornado damage.”

    (先週の竜巻被害後の修繕費用を、チームが見積もっています。)


学術的・専門的


  1. “Tornado formation is closely linked to supercell thunderstorms.”

    (竜巻の形成は、スーパーセル雷雨と密接に関係しています。)


  2. “Meteorologists gather data on tornado outbreaks to improve forecast accuracy.”

    (気象学者は、竜巻の集中発生に関するデータを収集して予報精度を高めています。)


  3. “The Fujita scale rates tornadoes based on the extent of damage to structures.”

    (藤田スケールは、建物などへの被害状況に基づいて竜巻を評価します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. twister (ツイスター)


    • 口語的表現で「竜巻」を指します。正式な表現よりもカジュアルです。


  2. cyclone (サイクロン)


    • 低気圧性の大規模な渦を指します。インド洋や南太平洋などで発生する熱帯低気圧にも用いられ、竜巻よりも規模が大きい場合があります。


  3. hurricane (ハリケーン)


    • 大西洋や東太平洋で発生する熱帯低気圧の一種を指します。非常に大規模で長期間続くことが多く、別の気象現象ですが、混同されやすいです。


反意語

自然現象としての直接的な反意語はありませんが、「穏やかな天気」などと対比するならば:


  • calm weather (穏やかな天候)

  • fair weather (良い天気)


7. 発音とアクセントの特徴

国際音声記号(IPA)


  • アメリカ英語: /tɔrˈneɪ.doʊ/ または /tɔːrˈneɪ.doʊ/

  • イギリス英語: /tɔːˈneɪ.dəʊ/

アクセント(強勢)は、第二音節 “-nay-” にあります。


  • アメリカ英語では、語末の “o” が /oʊ/ と発音されます。

  • イギリス英語では、語末の “o” は /əʊ/ に近い発音です。

よくある間違い:


  • 第一音節にアクセントを置いて TOR-nado と発音してしまうことがありますが、正しくは tor-NA-do です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: 複数形で “tornadoes” と “tornados” のどちらも使えます。英語学習者は混乱しやすいですが、どちらも正しいです。

  • 同音異義語との混同: 目立つ同音異義語はありませんが、発音近似で “tomato” (トメイトウ) と間違えないように注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検で自然災害のトピックが出る場合、語句の一つとして登場することがあります。また、ニュース英語でも頻出です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「tor-NA-do」でリズムよく発音し、とにかく “回転する風” というイメージを頭に焼き付けると覚えやすいでしょう。

  • スペイン語の “tornar(回転する)” から来たと覚えておくと、語源からインパクトを感じられます。

  • 竜巻の形や動き(回転)を映像や写真などでイメージしながら音読すると記憶に残りやすいです。


以上が名詞「tornado」の詳細説明です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで頻出する単語ですので、しっかりと意味と発音を抑えておきましょう。

意味のイメージ
tornado
意味(1)

(特に米国中部に発生する)竜巻

意味(2)

大旋風

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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