最終更新日:2025/10/27
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元となった辞書の項目

shameful

IPA(発音記号)
形容詞

『恥ずべき』,けしからぬ(disgraceful)

このボタンはなに?

彼の行動は恥ずべきだった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: shameful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): deserving or causing shame; disgraceful.

意味 (日本語): 「恥ずべき」「不名誉な」「みっともない」という意味です。人や行動などが、「見ていられないほど恥ずかしい」「社会的に許されない、良くないもの」として強い非難を伴うことを表します。日常会話でも「それは恥ずべきことだよね」のように使われることが多く、使うときは相手や状況への配慮が必要です。


  • 活用形: 形容詞なので、shameful, more shameful, most shameful の比較級・最上級があります。


    • 原級: shameful

    • 比較級: more shameful

    • 最上級: most shameful


  • 他の品詞形:


    • 名詞: shame (恥)

    • 副詞: shamefully (恥ずかしそうに、不名誉に)

    • 名詞(抽象名詞として): shamefulness (恥ずべき状態、不名誉)


CEFRレベル目安: C1(上級)

「なじみのある単語ではありますが、強い非難や感情を表す表現で、日常会話だけでなくニュースや評論などフォーマル寄りの場面でも使われることがあります。」


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 語幹: “shame” (恥)

    • 接尾語: “-ful” (「〜に満ちている」「〜にあふれた」という意味を表す)

    • 結果として「恥にあふれた=恥ずべき」というニュアンスになります。


  • 派生語・類縁語:


    • 「shameless (厚顔無恥な)」: こちらは「恥知らずの」という正反対のニュアンス。

    • 「shame」: 名詞・動詞両方で使われ、「恥」や「〜に恥をかかせる」。

    • 「ashamed (恥じている)」: 「自分がしたことに対して恥ずかしく思っている」。


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


    1. shameful behavior / shameful act(恥ずべき行為)

    2. shameful secret(恥ずかしい秘密)

    3. shameful conduct(不名誉な振る舞い)

    4. shameful decision(恥ずべき決定)

    5. quite shameful(かなり恥ずかしい/不名誉な)

    6. feel shameful about ...(〜について恥ずかしく思う)

    7. it’s shameful that ...(〜は恥ずかしい/不名誉だ)

    8. nothing short of shameful(まさしく恥ずべき)

    9. deeply shameful(非常に不名誉な)

    10. borderline shameful(ギリギリ恥といえるような)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「shame (恥)」は古英語の “scamu” にさかのぼり、そこから派生して “shameful” は「恥でいっぱいの」という意味合いを持った表現になりました。

  • ニュアンス: 使うときには「強い非難」「深い後悔」を伴うことが多いです。「shameful」は何らかの行動や状態が倫理的・社会的に許されない、恥ずかしいといった強いトーンを持ちます。


    • 使用時の注意点: 人を直接「You’re shameful! (お前は恥知らずだ)」のように罵倒すると非常に強い表現になり、対立を生む可能性があるため、状況や相手への配慮が必要です。


  • 口語/文章体/フォーマル度:


    • カジュアルな会話でも使われますが、やや強い意味合いを持つので注意を要します。

    • ニュースや評論、エッセイなどの文章でも頻繁に使われ、自分の強い非難の意を表したいときにフォーマルにも使用されます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 形容詞なので名詞を修飾するか、補語として使われます。

    • 「It is shameful to ~」の形で不定詞を伴うと、「〜することは恥ずかしいことだ」という意味としてよく使われます。


  • 一般的な構文・イディオムの例:


    1. It’s shameful to lie to your friends.(友達に嘘をつくのは恥ずべきことだ)

    2. That was a shameful display of arrogance.(あれは不名誉なほどの傲慢ぶりだった)

    3. I find it shameful that he never apologized.(彼が一度も謝らないのは恥知らずだと思う)


  • 使用シーン:


    • フォーマルでもカジュアルでも使用されますが、意味が強いため軽々しく使うと誤解を生む場合があります。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “It’s shameful to waste so much food, especially when others have so little.”

    (他の人がほとんど食べられない状況なのに、こんなに食べ物を無駄にするなんて恥ずべきことだよ。)


  2. “He made a shameful joke at the party, and everyone felt uncomfortable.”

    (彼はパーティーで恥ずべき冗談を言って、みんな気まずそうだった。)


  3. “I think it’s shameful how they treated the new student.”

    (新入生に対するあの扱いは、本当に恥ずかしいと思うよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “It would be shameful for the company to ignore employee complaints.”

    (従業員の苦情を無視するなんて、その会社としては恥ずべきことだ。)


  2. “A shameful mistake like that can seriously damage our brand image.”

    (あのような不名誉なミスは、わが社のブランドイメージを著しく傷つけかねない。)


  3. “Their refusal to accept responsibility is shameful and unprofessional.”

    (彼らが責任を認めようとしないのは、恥ずべきことであり、プロらしくありません。)


(3) 学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “It is shameful that in the 21st century, certain basic human rights are still not universally respected.”

    (21世紀になっても、なお一部の基本的人権が世界的に尊重されていないことは恥ずべきことだ。)


  2. “The government’s shameful neglect of rural education must be addressed immediately.”

    (政府による地方教育の不名誉なほどの怠慢は、即刻対処されるべきだ。)


  3. “History has recorded many shameful events that ought to never be repeated.”

    (歴史は、二度と繰り返されるべきでない多くの恥ずべき出来事を記録してきた。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. disgraceful(恥ずべき、面目を失わせる)

    2. dishonorable(不名誉な)

    3. scandalous(スキャンダラスな、醜聞を招く)

    4. deplorable(嘆かわしい)

    5. reprehensible(非難に値する)


これらは似たような意味ですが、


  • “disgraceful” は「社会的に評価を落とすような」意味に力点を置く。

  • “reprehensible” は「道義的に強く非難されるべき」ニュアンスが強い。


    • 反意語 (Antonyms)


  • honorable(名誉のある)


  • respectable(立派な)


  • admirable(称賛に値する)


逆に、これらは道徳的・社会的に「良い」「高く評価される」要素を持っています。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈʃeɪm.fəl/

  • アクセント (強勢): 最初の音節 “shame” に強勢があります(SHAYM-ful)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほとんど同じ発音ですが、イギリス英語の方が [fəl] の部分がやや柔らかく聞こえる場合があります。

  • よくある発音ミス:


    • “shameful” の “shame” を「シェイム」ではなく「シャイム」と濁らせすぎる。

    • “-ful” のところを「フォール」などと発音する。

    • 語尾をきちんと “-ful” と切り上げる意識を持ちましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shameful” を “shamful” と書き間違える、接尾語 “-ful” を “-full” と綴ってしまう。

  • 同音異義語や他の形容詞との混同: “shameless” (恥知らず) とは真逆の響きがあるので混同しないように注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検などの読解問題で、文脈上「否定的・非難的」な文章中に登場することがあります。文章全体から「強い非難のニュアンス」を理解するためのキーワードとして扱われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “shame” + “-ful” = 「恥に満ちている」→「恥ずべき」。

  • 「フル(-ful)」という言葉が「満たされている状態」を表すことを意識すると覚えやすいです。

  • 「恥が満たされた状態」=「恥ずべき、みっともない」という流れでイメージがしやすいでしょう。

  • “shameful” を覚えるとき、「こんなことしたら“SHAME!”を浴びせられる状態」と関連付けてみるのも一つの覚え方です。


以上が「shameful」の詳細な解説です。文章で使う際は強い非難を表す言葉であることを念頭に、適切な場面で使うように心掛けましょう。

意味のイメージ
shameful
意味(1)

恥ずべき,けしからぬ(disgraceful)

英和選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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