eternal
1. 基本情報と概要
単語: eternal
品詞: 形容詞(adjective)
難易度(CEFR): B2(中上級)
- 日常会話というよりは文語的・文学的な場面で目にするかもしれませんが、ニュースやドキュメンタリー番組などでも使われるレベルの単語です。
意味(英語): lasting forever; without beginning or end
意味(日本語): 永遠の、永久の、果てしない
「eternal」は「永遠の」という意味で、時間を超えてずっと続くイメージを表すときに使います。宗教的・文学的・抽象的な概念を強調したいときにもしばしば登場する形容詞です。
活用形:
形容詞のため、動詞のように時制で形が変化することはありませんが、比較級・最上級(非公式な用法を除けばあまり使われません)は以下のようになります。
- 比較級: more eternal (稀に使われるが不自然な場合が多い)
- 最上級: most eternal (こちらも同様に不自然な場合が多い)
他の品詞形:
- eternity (名詞): 永遠
- eternally (副詞): 永遠に
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「eternal」はラテン語の
aeternus
(永遠の)から派生しており、直接的に明確な接頭語・接尾語の構成からできた英単語ではありません。 - 語幹「etern-」は「永遠」や「永久」を意味する部分に対応します。
関連語:
- eternity (永遠、永久)
- eternally (永遠に)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- eternal love(永遠の愛)
- eternal flame(永遠の炎)
- eternal peace(永遠の平和)
- eternal life(永遠の命)
- eternal youth(永遠の若さ)
- eternal rest(永遠の休息 / 眠り)
- seek eternal glory(永遠の栄光を求める)
- remain eternal(永遠に残る)
- eternal bond(永遠の絆)
- symbol of eternal hope(永遠の希望の象徴)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「eternal」はラテン語の
aeternus
に由来し、「永遠、いつまでも続く」という意味を持ちます。 - この「aeternus」が中世フランス語を経由して英語に取り込まれ、「eternal」という形になりました。
ニュアンス:
- 抽象的で荘厳な響きを持ち、宗教的・文学的な文脈でよく耳にします。
- 口語的な場面でも強調表現として「終わることがない」「とても長く続く」というニュアンスで使われますが、やや大げさに聞こえる場合もあります。
- フォーマルな文脈、詩的表現、哲学・宗教などで用いられることが多い表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として、可算・不可算や他動詞・自動詞のような区別はありません。
- 主に名詞を修飾する形で使われ、
eternal + 名詞
という形でよく登場します。
- 例:
eternal love,
eternal flame
- 例:
一般的な構文例:
- (Something) is eternal.
- 例:
Their friendship is eternal.
(彼らの友情は永遠だ)
- 例:
- (Something) remains eternal.
- 例:
His legacy remains eternal.
(彼の遺産は永遠に残り続ける)
- 例:
イディオム・言い回し:
From here to eternity
(永遠に、果てしなく)
- こちらは映画のタイトルなどにも使われる表現で、「果てしなく続く」というイメージです。
使用シーン:
- 文語・フォーマル寄り。ただしカジュアルな会話でも、強調したい場合には使われることがあります。
5. 実例と例文
以下に、日常会話、ビジネス、学術的な文脈それぞれでの例文を3つずつ提示します。
日常会話
I feel like the waiting time is eternal!
- (この待ち時間、永遠に続くように感じる!)
- 大げさな表現として使われることが多いです。
- (この待ち時間、永遠に続くように感じる!)
Our friendship is eternal, no matter what happens.
- (何があっても私たちの友情は永遠だよ。)
He’s always talking about his eternal love for pizza.
- (彼はいつもピザへの永遠の愛について語っているんだ。)
ビジネス
We strive to create an eternal brand identity.
- (私たちは永遠のブランド・アイデンティティを確立しようと努めています。)
- ブランド戦略やミッションステートメントで使われるような表現。
- (私たちは永遠のブランド・アイデンティティを確立しようと努めています。)
The CEO mentioned that true innovation should have an eternal impact on the industry.
- (CEOは、本当のイノベーションは業界に永遠の影響を与えるべきだと言及しました。)
This sculpture is said to symbolize the eternal partnership between our two companies.
- (この彫刻は、我が社と御社の永遠のパートナーシップを象徴しているそうです。)
学術的・文芸的
Philosophers have debated the concept of eternal life for centuries.
- (哲学者たちは永遠の命という概念を何世紀にもわたって議論してきた。)
In his poem, the writer contemplates the eternal nature of beauty.
- (その詩人は、美の永遠性について思いを巡らせている。)
The religion’s doctrine speaks of an eternal realm beyond human comprehension.
- (その宗教の教義は、人間の理解を超えた永遠の領域について説いている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- everlasting(終わりのない、永続する)
- 比較:
eternal
よりもややカジュアルですが、ほぼ同じ意味合いで使われることが多いです。
- 比較:
- perpetual(絶え間ない、永久の)
- 比較: 機械や現象が「連続的に続く」ニュアンスが強いです。
- 比較: 機械や現象が「連続的に続く」ニュアンスが強いです。
- timeless(時代を超越した、古びない)
- 比較: 美や感覚などが「いつの時代でも価値を失わない」というイメージ。
- 比較: 美や感覚などが「いつの時代でも価値を失わない」というイメージ。
- immortal(不死の、不滅の)
- 比較: 生命的な意味で「死なない」「不死身」という文脈で使われることが多いです。
反意語 (Antonyms)
- temporary(一時的な)
- finite(有限の)
- transient(つかの間の、一時的な)
- ephemeral(儚い、短命の)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ɪˈtɝː.nəl/
- イギリス英語: /ɪˈtɜː.nəl/
アクセント:
- 「e*ter*nal」の通り、第2音節
ter
に強勢があります。 - 最初の
e
は弱く発音され、後ろの-nal
も弱くなります。
よくある発音の間違い:
- 最初の「e」を強く発音しすぎて /ˈiː/ のように伸ばしてしまうこと。
- アクセントを最後の音節
-nal
に置くミス。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
「eternal」と「internal」の混同
- つづりが似ていますが、意味がまったく違います。
- internal: 内部の
- eternal: 永遠の
- スペルミスに注意してください。
- つづりが似ていますが、意味がまったく違います。
比喩的表現としての使用
- 「待ち時間が永遠」など、実際には「長い時間」を強調したいときにオーバーに使うことが多いです。少し大げさになる点に注意。
試験対策
- TOEICや英検では、読解問題で登場する可能性があります。特に「抽象的な概念」に関するパッセージなど。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「eternal」は、「永遠の」を意味する「eternity」とセットで覚えるとわかりやすいです。
- 「e + tern + al」に分解してみると、「tern」がラテン語の「3」を思わせますが実際は関係ありません。ただし、「何度も(2度3度と)繰り返しても終わらない」というイメージを連想すると、語感のイメージに役立つかもしれません。
- 「internal(内部の)」という単語とのスペルの違いに気を付ければ、スペルミスを防げます。
- 「eternal flame(永遠の炎)」のイメージを頭に描くと、覚えやすいです。
以上が形容詞「eternal」の詳細解説です。時間を超えて続く・尽きないイメージを表すときに、ぜひ使ってみてください。
永遠の,永久不変の,不滅の
《話》絶え間のない,果てしない
神(God)…永遠なるもの