video clip
1. 基本情報と概要
単語: video clip
品詞: 名詞(可算名詞)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級):日常的な話題について理解し、ある程度複雑な文章を扱えるレベル。
意味(英語と日本語)
- 英語: A short segment or excerpt of video material (e.g., from a longer movie, TV show, or recorded event).
- 日本語: 動画や映像の短い抜粋・一部を指します。たとえば、映画やテレビ番組の一部を切り取ったり、SNSでシェアする短い動画などを「video clip」と呼びます。
「video clip」は、たいてい数秒から数分程度の短い映像を指すことが多く、ソーシャルメディアやニュースなどでよく使われる表現です。
活用形
- 単数形: video clip
- 複数形: video clips
「video」と「clip」の別形として、たとえば他の品詞で使われる形は以下のようなものがあります:
- 動詞「to clip」(何かを切り抜く、クリップで留める、などの意味)
- 「videotape」や「videographer」など、「video」を含む派生語
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 語幹: 「video」 (ラテン語 “videre” =「見る」から派生)
- 接尾語: なし
「clip」は古英語の clyppan(つかむ、抱きしめる)なども語源ですが、ここでは「切り抜く・短い部分」という意味で使われています。
関連語や派生語
- videotape: ビデオテープ(主に録画の手段)
- videographer: ビデオ撮影をする人
- clip (動詞): クリップで留める、切り抜く
よく使われるコロケーション(10個)
- short video clip(短い動画クリップ)
- viral video clip(バズった動画クリップ)
- promotional video clip(宣伝用の動画クリップ)
- highlight video clip(ハイライト映像クリップ)
- music video clip(ミュージックビデオのクリップ)
- instructional video clip(説明・指導用の動画クリップ)
- upload a video clip(動画クリップをアップロードする)
- share a video clip(動画クリップをシェアする)
- edit a video clip(動画クリップを編集する)
- watch a video clip(動画クリップを見る)
3. 語源とニュアンス
- video はラテン語の “videre”(見る)に由来します。
- clip は古英語由来で「切り抜く」「部分」などの意味を持ちます。
本来は「映像の一部分を切り抜いたもの」というニュアンスが強いですが、最近ではインターネット上に投稿される短めの動画全般を指すことも多いです。
- カジュアルなSNSの投稿や、ニュースの中での短い映像の引用など、幅広いシーンで使われています。
- フォーマルな文章でも、動画の短いサンプルを「video clip」と呼ぶことがありますが、日常会話で耳にする頻度がとても高い単語です。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞として扱われます。
- 例)I found an interesting video clip. (興味深い動画クリップを見つけた)
- 例)I watched several video clips. (いくつもの動画クリップを見た)
- 例)I found an interesting video clip. (興味深い動画クリップを見つけた)
「clip」自体が動詞として使われる場合は、「切り抜く」「クリップで留める」という意味になりますが、「video clip」は名詞句として固定化されている表現です。
よくある構文・イディオム例
- “Here is a short video clip.”(短い動画クリップがあります。)
- “I want to show you a video clip from the movie.”(映画からの動画クリップをお見せしたいと思います。)
5. 実例と例文
(1) 日常会話での使用例
“I saw a funny video clip on Twitter this morning.”
- 「今朝ツイッターで面白い動画クリップを見たよ。」
“Could you send me that video clip you mentioned?”
- 「さっき言ってた動画クリップ、送ってもらえる?」
“Let’s watch a short video clip of the new game trailer.”
- 「新作ゲームのトレーラーの短い動画クリップを見ようよ。」
(2) ビジネスシーンでの使用例
“We should create a promotional video clip to advertise our new product.”
- 「新商品の宣伝用にプロモーション動画クリップを作るべきです。」
“Please attach the video clip of the presentation in the email.”
- 「プレゼンの動画クリップをメールに添付してください。」
“The marketing team is editing a short video clip for our upcoming campaign.”
- 「マーケティングチームは、次回キャンペーンのための短い動画クリップを編集しています。」
(3) 学術的な・プレゼンテーションでの使用例
“I’ll show a short video clip demonstrating the procedure in detail.”
- 「手順を具体的に示す短い動画クリップをお見せします。」
“The professor used a historical video clip to illustrate the cultural context.”
- 「教授は歴史的な動画クリップを用いて文化的背景を示しました。」
“For clarity, let’s watch a video clip of the experiment results.”
- 「わかりやすくするために、その実験結果の動画クリップを見ましょう。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
footage (映像素材)
- 「footage」は撮影されたビデオ素材全般を指すことが多く、「video clip」よりも長さや目的が限定されにくい。
- 例)raw footage(編集前の映像素材)
- 「footage」は撮影されたビデオ素材全般を指すことが多く、「video clip」よりも長さや目的が限定されにくい。
segment (区切られた部分)
- 「segment」は映像・音声・テキストなどの「一区切り」を指す。短い映像を指す場合もあるが、必ずしも「動画クリップ」だけを指すわけではない。
- 「segment」は映像・音声・テキストなどの「一区切り」を指す。短い映像を指す場合もあるが、必ずしも「動画クリップ」だけを指すわけではない。
excerpt (抜粋)
- 「excerpt」は書籍や音声・動画などから抜き出した一部分を指し、よりフォーマルな場面でよく使われる。この場合、音声やテキストでも「excerpt」という言葉が使える。
反意語
- 特定の直接的な反意語はありませんが、あえて対比するなら「entire video(動画全体)」や「full-length video(フルバージョンの動画)」などになります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈvɪdi.oʊ klɪp/
- イギリス英語: /ˈvɪdi.əʊ klɪp/
- アメリカ英語: /ˈvɪdi.oʊ klɪp/
アクセントの位置: 「vídeo」の「vi」部分が強く発音され、「clip」は短めに発音されます。
よくある発音の間違い: 「video」を「ビディオ」よりも「ヴィディオ」に近い音で発音するのがポイント。また、「v」と「b」を混同しないように注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「vidio」や「viedo」などの間違い。
- 同音異義語との混同: 動詞の「clip」には「切り抜く」という意味がありますが、名詞の “video clip” は切り抜かれた「短い動画」だと理解すると覚えやすいです。
- 試験対策: TOEICや英検などのリスニングでは「short video clip」や「watching a video clip」のようなフレーズで出題されることがあります。くり返し音声に慣れておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「video」は「見る(videre)」、「clip」は「一部分を切り取る」というイメージで、映像を切り抜いた短い部分と思い出すと覚えやすいでしょう。
- SNS等で常によく目にする言葉なので、実際に短い動画を見るたびに「This is a video clip.」と心の中で言ってみる練習をすると定着しやすいです。
- スペリングのコツ:最初の「v-i-d-e-o」の文字順と、最後の「clip」の綴りをしっかり区別して書くと、ミスが減ります。
以上が「video clip」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な場面まで幅広く出てくる言葉ですので、ぜひ覚えてみてください。