talkative
1. 基本情報と概要
単語: talkative
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形(比較級・最上級): more talkative, most talkative
意味(英語):
• Tending to talk a lot; chatty.
意味(日本語):
• おしゃべりな、話好きな。
「話好きで、積極的に会話を続ける人を形容するときに使います。カジュアルなシーンで『あの人、すごくおしゃべりだね』と言いたいときに便利な単語です。」
他の品詞形の例:
- 動詞: talk (話す)
- 名詞: talker (話をする人) / talkativeness (話好きなこと)
CEFRレベル目安:
• B1(中級)
「日常会話などでもよく耳にする語彙で、少し長めの単語ですがすぐに覚えやすいレベルの英単語です。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 語幹: talk (話す)
- 接尾辞: -ative (~しがちな、~の傾向がある)
「talk」に「-ative」がつくことで「おしゃべりする傾向のある」という意味合いを持ちます。
派生語 / 類縁語:
- talk (動詞: 話す)
- talker (名詞: 話し手)
- talkativeness (名詞: おしゃべりであること)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):
- a talkative child
- おしゃべりな子ども
- おしゃべりな子ども
- my talkative friend
- おしゃべりな友だち
- おしゃべりな友だち
- become talkative / get talkative
- おしゃべりになる
- おしゃべりになる
- in a talkative mood
- 話したい気分で
- 話したい気分で
- talkative coworker
- おしゃべりな同僚
- おしゃべりな同僚
- extremely talkative
- とてもおしゃべり
- とてもおしゃべり
- talkative passenger
- おしゃべりな乗客
- おしゃべりな乗客
- talkative colleague
- おしゃべりな同僚(coworkerと似た表現)
- おしゃべりな同僚(coworkerと似た表現)
- talkative crowd
- おしゃべりな集団
- おしゃべりな集団
- not very talkative
- それほどおしゃべりではない
- それほどおしゃべりではない
3. 語源とニュアンス
語源:
「talk (話す)」という短い動詞から派生し、接尾語「-ative(~の性質がある)」がついてできた語です。古くは中英語で “talken” といった形が「話す」という意味を表し、そこから派生して「話しがちな、話好きな」となりました。
ニュアンスや使用時の注意点:
- 「talkative」は「口数が多い」「おしゃべり好き」という前向き/中立的なイメージがありますが、場合によっては「しゃべりすぎ」というネガティブなニュアンスでも使われることがあります。
- 日常会話やカジュアルなシーンでよく用いられ、フォーマルすぎない表現です。
- 書き言葉でも使えますが、話している場面を描写する文脈で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての使い方:
- 「主語 + be動詞 + talkative」など、単純なSVC構文で使うのが一般的です。
- He is talkative.(彼はおしゃべりです。)
可算・不可算の区別:
- 形容詞なので名詞の可算・不可算の区別は関係しません。
イディオム / 構文の例:
- “to be in a talkative mood” (話したい気分である)
- “He’s not usually talkative.” (彼は普段はあまりおしゃべりではない。)
フォーマル / カジュアル:
- カジュアルな日常会話に主に向きますが、フォーマル文章でも性格描写として用いられる場合があります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話で使われる例文
- “My sister is so talkative in the morning; she never stops chatting.”
- 「私の妹は朝になるとものすごくおしゃべりで、話が止まらないんだ。」
- “I’m not very talkative until I’ve had my coffee.”
- 「コーヒーを飲むまではあまりしゃべる気になれないんだよね。」
- “He’s always been talkative, even as a little kid.”
- 「彼は小さい頃からずっとおしゃべりなんだよ。」
(2) ビジネスシーンで使われる例文
- “During the conference call, our new manager was quite talkative, sharing lots of ideas.”
- 「カンファレンスコールでは、新しいマネージャーがかなりおしゃべりで、たくさんアイデアを共有しました。」
- “Sometimes, a talkative coworker can slow down the workflow.”
- 「ときには、おしゃべりな同僚のせいで業務が滞ることもあります。」
- “He became more talkative after he got promoted.”
- 「彼は昇進してから、よりおしゃべりになったね。」
(3) 学術的な文脈・フォーマルな文脈で使われる例文
- “In group discussions, talkative participants may dominate the conversation.”
- 「グループディスカッションでは、おしゃべりな参加者が会話を主導してしまう場合があります。」
- “A talkative individual often provides rich qualitative data in psychological interviews.”
- 「おしゃべりな人は心理学のインタビューで豊かな質的データを提供しがちです。」
- “The study concluded that being talkative can be associated with extroverted personality traits.”
- 「その研究は、おしゃべりであることは外向的な性格特性と関連があると結論づけました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms):
- chatty (くだけた感じのおしゃべり)
- loquacious (フォーマルかつ少し硬い印象)
- garrulous (長々と喋る、やや否定的なニュアンス)
例:
- chatty(フレンドリーに、軽い雑談が多いイメージ)
- loquacious(話好きで、少々文学的表現にもなる)
- garrulous(長話をするというニュアンスが強く、ややマイナスに捉えられる場合も多い)
反意語 (Antonyms):
- quiet (静かな、おとなしい)
- reserved (控えめな、打ち解けない)
- taciturn (口数の少ない、無口な:文語的・フォーマル)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈtɔːkətɪv/ または /ˈtɑːkətɪv/
- イギリス英語: /ˈtɔːkətɪv/
強勢(アクセント)の位置:
- 「TALK」に主なアクセントが置かれます。(TALK-a-tive)
よくある発音の間違い:
- “talk” の “l” を強く発音しすぎたり、 “talk” の母音を “タック” のように短くしてしまわないように気をつけましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスで “talktive” と書いてしまう人がいますが、正しくは “talk-a-tive” です。
- “loquacious” と混同されることがありますが、 “talkative” のほうが日常的な表現で馴染みやすいです。
- 英検・TOEIC などの語彙問題で見かけることがありますが、日常会話に出やすい単語のため、リスニングでも注意して覚えておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「talk(話す)」+「-ative(~しがちな)」をセットで覚えると、「話すことをしがちな人=おしゃべりな」とイメージしやすいです。
- 「トーク・アティブ」と発音を区切って、「トークに積極的(アクティブ)!」という連想をしてみるのも覚え方の一つです。
- 「morning person, talkative, friendly」など、人の性質を表す形容詞シリーズでまとめて一緒に学習すると記憶に定着しやすいです。
以上が、形容詞 “talkative” の詳細な解説です。ぜひ日常的な会話の描写などで使ってみてください。
おしゃべりな