〈U〉『汗』 / 〈U〉(一般に,物の表面にできる)湿気,露,水滴 / 〈U〉《しばしばa ~》発汗[状態];〈C〉発汗作用 / 〈U〉《しばしばa ~》《話》心配(いらだち,怒り)の状態 / 〈U〉《しばしばa ~》骨折り,つらい労働
sweat
〈U〉『汗』 / 〈U〉(一般に,物の表面にできる)湿気,露,水滴 / 〈U〉《しばしばa ~》発汗[状態];〈C〉発汗作用 / 〈U〉《しばしばa ~》《話》心配(いらだち,怒り)の状態 / 〈U〉《しばしばa ~》骨折り,つらい労働
1. 基本情報と概要
単語: sweat
品詞: 名詞 (可算 / 不可算)
意味(英語): the moisture exuded through the pores of the skin; perspiration
意味(日本語): 皮膚の毛穴から分泌される水分、いわゆる「汗」のことです。運動をしたときや暑いときに体を冷却するために出る水分というニュアンスがあります。
「sweat」は運動したり緊張したりしているときに身体から出る水分を指し、日常的に使われる、とても身近な単語です。
活用形
- 単数形: sweat
- 複数形: sweats (ただし名詞としては通常不可算扱いが多いです。服装として「sweats」(スウェットパンツやスウェットシャツなど)を指す用法は可算扱いすることもあります。)
他の品詞での形
- 動詞: to sweat (汗をかく)
- 現在形: sweat / sweats
- 過去形・過去分詞形: sweated または (口語的に) sweat
- 現在分詞: sweating
- 現在形: sweat / sweats
CEFRレベル:B1(中級)
→ 日常生活や会話でよく登場する単語であり、健康や体調に関するトピックなどで使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「sweat」には明確な接頭語・接尾語はありません。語幹となる「sweat」自体が固有の形をとっています。
関連単語・派生語
- perspiration (名詞):ややフォーマルに「発汗」「汗」を指す
- sweater (名詞):本来「汗をかかせるもの」という語源で、衣服の「セーター」を指します
- sweatshirt (名詞):スウェットシャツ
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- work up a sweat → 汗をかく
- break out in a sweat → (急に) 汗が出る
- cold sweat → 冷や汗
- bead of sweat → 一粒の汗
- sweat profusely → 大量に汗をかく
- wipe away sweat → 汗を拭き取る
- covered in sweat → 汗でびっしょり
- no sweat → 「お安い御用だ」「大したことないよ」(口語表現)
- sweat stain → 汗じみ
- start to sweat → 汗をかき始める
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の “swāt” に由来し、ゲルマン祖語 *swait- にさかのぼると言われます。意味としては「肌からにじみ出る水分」が原義です。
ニュアンスと使用時の注意:
- 「sweat」は口語的に広く用いられ、くだけた会話や文章、そのまま医療文脈でも使えます。
- フォーマルな文脈では「perspiration」と言う方が丁寧に聞こえることがあります。
- 「sweat」は「冷や汗」「緊張」「恐怖」といった心理状態を表すときにも用いられます。
使用シーン:
- 口語・カジュアルな場面で頻繁に使われます。
- 文章でも問題ありませんが、医療や学術的に厳密な表現が必要なときは「perspiration」を使うほうがフォーマルです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算 / 不可算: 通常は不可算名詞として扱われますが、「sweats」のように衣類として、「スウェットパンツ」や「スウェットシャツ」複数形を指す場合は可算扱いになります。
- イディオム / 表現:
- “no sweat” → 「大したことないよ」「簡単だよ」
- “don’t sweat it” → 「気にするな」「心配するな」(カジュアル表現)
- “no sweat” → 「大したことないよ」「簡単だよ」
例:
- (不可算) “There was sweat running down my face.” → (私の顔から汗が流れていた)
- (可算: 衣類) “I put on my sweats and went for a jog.” → (スウェットを着てジョギングに出かけた)
5. 実例と例文
A. 日常会話での例文
- “Could you hand me a towel? I’m covered in sweat after that run.”
→ (走った後で汗だくだから、タオルを取ってくれない?) - “I always break out in a cold sweat before big exams.”
→ (大きな試験の前はいつも冷や汗が出るんだ。) - “I hate the feeling of sweat dripping down my back on a humid day.”
→ (蒸し暑い日に汗が背中を伝う感じが嫌なんだよね。)
B. ビジネスシーンでの例文
- “Don’t sweat over the presentation; just focus on your main points.”
→ (プレゼンで緊張しすぎないで、主なポイントに集中すれば大丈夫だよ。) - “He was visibly nervous, with beads of sweat forming on his forehead.”
→ (彼は明らかに緊張していて、おでこに汗の玉ができていた。) - “Even though we had some last-minute changes, the sales team pulled it off without breaking a sweat.”
→ (土壇場の変更があったにもかかわらず、営業チームは難なくやり遂げた。)
C. 学術・フォーマルな文脈での例文
- “Excessive sweat production can indicate possible endocrine disorders.”
→ (過度な発汗は内分泌系障害の可能性を示すことがある。) - “The study examined the sweat rate of athletes under various temperature conditions.”
→ (その研究では、さまざまな温度条件下におけるアスリートの発汗速度を調査した。) - “Sweat glands play a crucial role in thermoregulation of the human body.”
→ (汗腺は人体の体温調節に非常に重要な役割を果たす。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- perspiration (発汗、汗)
- 「sweat」よりもフォーマル、医療・学術的分野でよく使われる。
- 例: “He wiped the perspiration from his brow.”
- 「sweat」よりもフォーマル、医療・学術的分野でよく使われる。
- moisture (湿気、水分)
- 特に「汗」に限定せず、「湿り気」の全般を指すことが多い。
- 例: “The moisture in the air makes me sweat even more.”
- 特に「汗」に限定せず、「湿り気」の全般を指すことが多い。
反意語 (Antonyms)
- “dryness (乾燥)”: 正式な「反意語」というほどではありませんが、汗や湿り気の対極として使うことがあります。
- 例: “The dryness of the desert climate means you rarely see sweat.”
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /swɛt/
- アメリカ英語 / イギリス英語: ともに /swɛt/ と発音します。
- アクセントの位置:単音節単語のため、強勢は単語全体にあります。
- アクセントの位置:単音節単語のため、強勢は単語全体にあります。
- よくある発音ミス:
- “sweet (/swiːt/)” と混同してしまうケース。
- 母音が ɛ である点に注意。
- “sweet (/swiːt/)” と混同してしまうケース。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sweat” を “sweet” と綴ってしまう誤りが多いですが、意味が全く変わるので注意が必要です。
- TOEIC・英検などの試験対策:
- ビジネスシーンで “no sweat” や “pull it off without breaking a sweat” などのイディオムが出題される可能性があります。
- 医学・環境に関する長文中で “sweat” が使用されることもあります。
- ビジネスシーンで “no sweat” や “pull it off without breaking a sweat” などのイディオムが出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
- “sw” + “wet” → 「濡れる(wet)」イメージに“sw”を付けたら「汗」を表す、というイメージ。
- 「スウェット = 汗をかいてもOKな服」とイメージすると記憶しやすいかもしれません。
- “sw” + “wet” → 「濡れる(wet)」イメージに“sw”を付けたら「汗」を表す、というイメージ。
- スペリングのポイント:
- “sweat” では、母音は “ea” ですが、音は「エ」に近い [ɛ] です。
- “sweet” との区別をしっかり意識しましょう。
- “sweat” では、母音は “ea” ですが、音は「エ」に近い [ɛ] です。
以上が名詞 「sweat」 の詳細な解説です。汗という身近な現象を表す大切な単語なので、しっかり覚えておきましょう。
〈U〉汗
〈U〉《しばしばa ~》発汗[状態];〈C〉発汗作用
〈U〉《しばしばa ~》《話》心配(いらだち,怒り)の状態
〈U〉《しばしばa ~》骨折り,つらい労働
〈U〉(一般に,物の表面にできる)湿気,露,水滴