最終更新日:2025/12/03

〈U〉《...の》供給 《of ...》 / 〈C〉《単数形で》《...の》供給量, 在庫量《of ...》

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元となった辞書の項目

supply

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉《...の》供給 《of ...》 / 〈C〉《単数形で》《...の》供給量, 在庫量《of ...》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: supply

品詞: 名詞 (もともと動詞としても使われる)

意味 (英語): an amount or stock of something that is available for use

意味 (日本語): 何かを必要とする人や場所に対し、提供できる物資やリソースの在庫(供給物、備蓄品)のこと

「必要に応じて提供するために、ある程度まとまった数や量を確保しておく」というニュアンスがあります。日常会話やビジネスシーン、学術シーンでも頻繁に登場する単語です。

活用形


  • 名詞: supply (複数形: supplies)

  • 動詞: supply (supplies / supplying / supplied)

たとえば、名詞として使うときは、「We have enough supplies for the project.(私たちは、そのプロジェクトのための十分な物資を持っています)」のようになります。

一方、動詞としては「They will supply the necessary materials.(彼らは必要な資材を供給するでしょう)」と使います。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1レベルとは、日常生活や仕事である程度のやり取りができる中級レベルです。「supply」はビジネス文書や経済学関連の文脈でも頻繁に出てくるため、中級以上のレベルで理解しておきたい単語です。

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: supply

  • 接尾語: なし

「supply」は、接頭語や接尾語がついた複合的な形というより、一語として成立している単語です。

派生語や関連語


  • supplier (名詞): 供給業者

  • supplying (動名詞・形容詞的用法): 供給している

  • oversupply (名詞): 供給過多

コロケーション(共起表現)10選


  1. ample supply(十分な供給)

  2. steady supply(安定した供給)

  3. limited supply(限られた供給)

  4. food supply(食料供給)

  5. water supply(水の供給)

  6. electricity supply(電力供給)

  7. supply chain(供給網)

  8. supply shortage(供給不足)

  9. supply and demand(需要と供給)

  10. in short supply(不足している)

いずれもビジネスや日常の文脈で頻出する表現です。

3. 語源とニュアンス

語源

「supply」は、ラテン語の「supplēre(満たす、補う)」に由来します。「sub(下へ)」+「plēre(満たす)」が組み合わさって「下から満たす」「補完する」という意味を持つところから派生してきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「備蓄」「余裕をもった量」としてのニュアンスがある

  • ビジネスや経済、物流といったフォーマルな場面だけでなく、家庭や学習でも使えるカジュアルな単語

たとえば、家で「I need to check our supply of canned food.(缶詰の在庫をチェックしなきゃ)」というように、比較的カジュアルな会話でも使われます。

4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 可算名詞: “a supply” / “some supplies” / “many supplies” のように可算扱いで使う。

  • 時々不可算的に「We have enough supply.」のように扱うこともありますが、一般的には可算名詞として扱われることが多いです(特に「supplies」を使う)。

よく使われる構文


  • “have a (large/small/adequate) supply of 〜”

    例: We have an adequate supply of masks in the office.

  • “be in short supply” (不足している)

    例: Certain medications are in short supply right now.

イディオム


  • “supply someone with something” (動詞として)

    例: The company supplies customers with high-quality goods.

5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “We’re running low on our supply of coffee beans. We should buy more.”

    (コーヒー豆の在庫が少なくなってきたから、もっと買わないと。)

  2. “My art supply box has everything I need for painting.”

    (私の画材箱には、絵を描くのに必要なものが全部入っています。)

  3. “Could you check our supply of stationery? I need more envelopes.”

    (文房具の在庫を確認してくれる? 封筒がもっと必要なんだ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We must ensure a steady supply of raw materials to meet production deadlines.”

    (生産期限を守るために、原材料を安定して供給できるようにしなければなりません。)

  2. “Their supply chain is very efficient, which keeps costs low.”

    (彼らのサプライ・チェーンはとても効率的で、コストを低く抑えています。)

  3. “We have signed a contract to secure a reliable supply of components.”

    (部品を確実に供給してもらうために契約を締結しました。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The study focuses on the global supply of natural resources.”

    (その研究は、世界的な天然資源の供給に焦点を当てています。)

  2. “A sustainable water supply is crucial for maintaining biodiversity.”

    (持続可能な水の供給は、生物多様性を維持する上で極めて重要です。)

  3. “The government’s policy aims to stabilize the supply of essential goods.”

    (政府の政策は、生活必需品の供給を安定させることを目的としています。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. stock(在庫)


    • 主に棚卸し在庫などのニュアンスを含む


  2. inventory(在庫、棚卸資産)


    • 特に企業などが公式に把握している在庫量に使用


  3. provision(供給、支給)


    • 事前の用意や一時的な供給にも使用可能


  4. resource(資源)


    • 物理的・人的・財政的資源など広い意味で使われる


反意語 (Antonym)


  • shortage(不足)

    「十分に足りていない状態」を表す。

どちらかというと、「supply」と「inventory」は会社の在庫管理でよく出る単語、「provision」は法律や規則における「条項」や「支給」という意味もあり、よりフォーマルです。「supply」は日常から専門領域まで幅広く使えます。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /səˈplaɪ/

  • アクセント: 「プ」の部分にストレス(sə-PLAI)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、母音の音色が多少変わるケースもあります。

  • よくある発音の間違い: 「サプライ」ではなく「サプライ」の「プ」に強めのアクセントがある点を意識しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: supply は「suplly」と綴ってしまうミスが多いので注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は明確にはありませんが、supply の動詞用法と名詞用法を混同しやすいので文中での役割を確認しましょう。

  • 受験や試験での出題傾向: 「supply and demand(需要と供給)」は経済関連の文脈でよく出題されるキーフレーズです。TOEICや英検のリスニングでもコロケーションとして登場することがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「サププライ → サブを満たす → 供給する」というように、「下から満たす」という語源イメージを持つと覚えやすいです。

  • 「需要と供給」は “demand and supply” とひとまとめで覚えておくと便利。

  • スペリングのポイントは「s-u-p-p-l-y」で「p」が2つ連続していることをしっかり意識するとミスしにくくなります。


以上が「supply」の詳しい解説です。「supply」は日常生活やビジネス、学術的文脈でも幅広く使用される単語なので、ぜひしっかり覚えて使いこなしてください。

意味のイメージ
supply
意味(1)

〈U〉(…の)供給,支給《+of+名》

意味(2)

〈C〉《単数形で》(…の)供給量,在庫量,蓄え《+of+名》

意味(3)

《複数形で》(軍隊・探検隊などの)糧食,補給品

意味(4)

〈U〉(需要に対する)供給

意味(5)

《複数形で》必要品

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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