sunset
1. 基本情報と概要
単語: sunset
品詞: 名詞 (状況によって形容詞としても使われることがある)
意味 (英語・日本語)
- 英語: the time in the evening when the sun goes down below the horizon
- 日本語: 夕日が水平線や地平線に沈む時刻、またはその光景のこと
「sunset」は「夕暮れ時」「日没」「日の入り」として使われる語です。夕方に太陽が沈む場面を表す、ロマンチックかつ日常的な単語です。
CEFRレベルの目安
- A2 (初級): 日常会話で出てくる基本的な自然現象の単語として、初級~中級の学習者が早い段階で覚えるとよいでしょう。
活用形・他の品詞
- 名詞形: sunset (複数形: sunsets)
- 形容詞的用法:
sunset colors
(夕焼けの色)、sunset glow
(夕焼けの輝き)などで形容詞的に用いる場合がある - 近い言葉として、「sunset (verb; 使える場面は限定的)」はビジネスやIT分野で「(システムやサービスを)段階的に終了する」という意味で使われることがあるが、一般的ではない。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- sun: 太陽
- set: 「沈む」「置く」などの意味
二つの語が結びついた複合語で、「太陽が沈むこと・沈む時」という意味を直截的に表しています。
派生語や関連性
- sunrise: 日の出
- daybreak: 夜明け
- twilight: 夕暮れ・たそがれ時など、太陽が沈んだ直後や昇る前の微妙な明かりの時間帯に使われる
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- beautiful sunset(美しい夕日)
- watch the sunset(夕日を見る)
- sunset cruise(サンセットクルーズ)
- sunset view(夕日の眺め)
- sunset beach(夕日で有名なビーチ)
- spectacular sunset(壮大な夕日)
- romantic sunset(ロマンチックな夕日)
- sunset sky(夕焼け空)
- sunset glow(夕焼けの輝き)
- enjoy the sunset(夕日を楽しむ)
3. 語源とニュアンス
語源
- 旧英語で「sunne (太陽) + settan (置く)」を起源とする表現が変化しながら、「sunset」という単語として定着しました。
- もともとは中世英語からあり、太陽が沈む現象自体やその時刻を指す用語として長い歴史を持っています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「日の入り」を指す、時間や風景の単語として日常的に使われます。
- しばしばロマンチックな、あるいは美しいイメージを連想させるので、詩的シーンや旅行ガイドなどでも頻出です。
- 口語でも文章でも違和感なく使えます。フォーマルな文脈でも日没時刻を伝える際などに使われますが、多くの場合はカジュアルな表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞/不可算名詞: 「sunset」は可算名詞として扱われることが多いですが、特定の出来事・日の入りの時間・景色として「a beautiful sunset」「two glorious sunsets in one trip」のように数えられます。
- 形容詞的用法: 「sunset colors」のように、名詞を修飾する表現としても用いられます。
- 構文例
- “We watched the sunset from the balcony.”
- “The party ended at sunset.”
- “We watched the sunset from the balcony.”
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“I love watching the sunset by the beach.”
(浜辺で夕日を見るのが大好きなんだ。)“Let’s go for a walk at sunset; the sky looks beautiful around that time.”
(日没の頃に散歩しようよ。その時間帯は空がすごくきれいだよ。)“The sunset today was particularly colorful, wasn’t it?”
(今日の夕日は特に色鮮やかだったね。)
ビジネスシーン (3例)
“Could you provide me with the sunrise and sunset times for the outdoor event scheduling?”
(屋外イベントのスケジュール調整のために、日の出と日没の時刻を教えてもらえますか?)“The photographer suggested scheduling the photoshoot near sunset for the best lighting.”
(写真家はベストな光を求めて、日没近くに撮影を予定するよう提案しました。)“We need to consider the sunset hour when planning the rooftop reception.”
(屋上でのレセプションを企画する際には、日没の時間を考慮する必要があります。)
学術的な文脈 (3例)
“Studies show that the spectral distribution of light at sunset can significantly influence human circadian rhythms.”
(研究によれば、日没時の光のスペクトル分布は人間の概日リズムに大きく影響する可能性があることが示されています。)“The observer measured sunset times over several months to track seasonal variations.”
(観測者は季節変動を追跡するために、数ヶ月にわたって日没時刻を測定しました。)“Cultural references to sunset often symbolize transition and endings in literature.”
(文学において、日没への言及はしばしば移り変わりや終わりを象徴するものとして扱われます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- dusk(夕暮れ・たそがれ)
- 「sunset」とほぼ同じ時間帯を指すが、「dusk」は太陽が完全に沈んで空が暗くなる直前あたりを強調する。
- 「sunset」とほぼ同じ時間帯を指すが、「dusk」は太陽が完全に沈んで空が暗くなる直前あたりを強調する。
- twilight(薄明かり)
- 日の入り直後のうす暗い時間帯。朝夕両方で使われる。より詩的・文学的ニュアンスを帯びることが多い。
- 日の入り直後のうす暗い時間帯。朝夕両方で使われる。より詩的・文学的ニュアンスを帯びることが多い。
- eventide(夕べ)
- 詩的な古風の表現や文学作品で、夕方や夕暮れを指す。
反意語
- sunrise(日の出)
- 太陽が昇るとき。夕方と対比的な朝の光景を指す。
- 太陽が昇るとき。夕方と対比的な朝の光景を指す。
- dawn / daybreak(夜明け)
- 太陽が昇る前後の薄明かり。sunsetとは正反対の時間帯。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈsʌn.set/
- アメリカ英語・イギリス英語いずれも大きな違いはありません。
- アメリカ英語: [サンセット] に近い
- イギリス英語: [サンセット] に近い
- アメリカ英語: [サンセット] に近い
- 強勢: 第一音節 “sun” に強勢があります。
- よくある間違い: “sun” と “son” は同じ発音に近いですが、スペルを間違えないように注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sunset” の “u” と “s” の順番を逆に書いて “suns et” としてしまうミスに注意。
- 同音異義語との混同: “son set” などは綴りが変わって別の意味になる。
- TOEICや英検などの試験対策: 具体的に絵や写真などの描写問題で出ることが多く、短文でも自然現象を描写する際の必須語となります。天気や時間の表現の一つとして覚えておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Sun + set」で「太陽が沈む」→「日が沈む時間」と覚えられる、非常に直感的な単語です。
- 覚えるときには、実際に夕日を見て「sunset」とつぶやくなど、五感を使った方法をとると印象に残りやすいです。
- 「sunrise」と対にしてセットで覚えると「日の入り」と「日の出」の区別がはっきりするのでおすすめです。
以上が「sunset」に関する詳細な解説です。夕日を見るのはもちろん、会話や文章でも「夕日の時間」「夕日を見る」というシーンで頻繁に登場する語なので、イメージしながらぜひ覚えてみてください。
日没,日の入り
日没の時刻
末期, 晩年
斜陽, 衰退