元となった辞書の項目
submarine
解説
1. 基本情報と概要
単語: submarine
品詞: 名詞 (ほかに形容詞的用法もあり)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- 英語での意味: A vessel capable of operating underwater.
- 日本語での意味: 潜水艦、または海中を航行できる船。
- 「水中で活動ができる船のことです。軍事目的や科学調査などで使われることが多く、深い海に潜るイメージの強い単語です。」
活用形
名詞の場合、数えられる名詞なので複数形はsubmarines になります。
- 単数形: submarine
- 複数形: submarines
他の品詞形
- 形容詞的用法: “submarine cable” (海底ケーブル) のように、「海中にある」「海底にある」という意味で使われることがあります。
- 名詞“submariner”: 潜水艦の乗組員。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語「sub-」: 「下に」「下位の」という意味。
- 語幹「marine」: 「海の」「海洋の」を意味するラテン語に由来。(“marine” は形容詞として「海の」「海事の」、また名詞として「海兵隊員」を意味することもある)
類縁語
- subway (地下鉄):接頭語「sub-」に “way” が付き、「地下の道」。
- submerge (水中に沈める、沈む):こちらも「sub-」に “merge” (沈む) が付いている。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- nuclear submarine(原子力潜水艦)
- underwater submarine base(海底潜水艦基地)
- submarine cable(海底ケーブル)
- submarine sandwich(サブマリン・サンドイッチ)
- deploy a submarine(潜水艦を配備する)
- launch a submarine(潜水艦を進水させる/発進させる)
- submarine warfare(潜水艦戦)
- submersible vehicle(潜水装置)
- submarine exploration(海底探査)
- submarine technology(潜水艦技術)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の
sub
(下に)+marinus
(海の)に由来します。16~17世紀ごろから “underwater vessel” としてアイデアが存在し、実用化は19世紀以降。 - 歴史的使用: 当初は海中の探査や研究用として考案されましたが、第一次世界大戦以降、軍事目的で頻繁に登場。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- 「潜水艦」というと軍事目的の印象が強いですが、科学探査や観光用でも使われます。
- 「submarine sandwich」のようにサンドイッチの種類を指す場合もあるので文脈に注意。
- フォーマル/カジュアル: 軍事や技術関連ではフォーマルな文脈で用いられやすいが、サンドイッチを指すときはカジュアル。
- 「潜水艦」というと軍事目的の印象が強いですが、科学探査や観光用でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: submarine は可算名詞なので、単数・複数形を区別します。
- 例: “a submarine” / “the submarine” / “submarines”
- 形容詞的用法: 「海中の」「海底の」という意味で使われることがある。文中では名詞を修飾する形容詞として用いられます。
- 例: “submarine cables” (海底ケーブル)
- 例: “submarine cables” (海底ケーブル)
- イディオム的表現は特にありませんが、軍事的文脈や比喩表現で使われることがある。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (カジュアル)
- “I just watched a documentary about submarines.”
- 「潜水艦についてのドキュメンタリーを見たんだ。」
- “Have you ever tried a submarine sandwich?”
- 「サブマリンサンドイッチを食べたことある?」
- “They offer submarine tours for tourists at this resort.”
- 「このリゾートでは観光客向けの潜水艦ツアーをやっているよ。」
ビジネスシーンでの例文 (ややフォーマル)
- “Our company provides submarine cable technology for international communication networks.”
- 「当社は国際通信網向けの海底ケーブル技術を提供しています。」
- “We need to inspect the submarine base facilities next week.”
- 「来週、潜水艦基地の設備を点検する必要があります。」
- “They signed a contract to develop the next-generation submarine.”
- 「次世代潜水艦の開発契約を締結しました。」
学術的な文脈での例文 (フォーマル)
- “The team’s research focuses on deep-sea ecosystems accessible only by specialized submarines.”
- 「その研究チームは、特別な潜水艦でしか行けない深海の生態系を研究対象としています。」
- “Recent advancements in submarine design have significantly enhanced underwater exploration.”
- 「潜水艦設計の近年の進歩は、水中探査を大きく前進させました。」
- “Submarine geology reveals valuable information about tectonic plate movements.”
- 「海底地質学は、プレート運動に関する貴重な情報を明らかにします。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “submersible” (水中探査装置)
- 「潜水艦と似ているが、より小型または特殊作業向けの装置を指すことが多い」
- 「潜水艦と似ているが、より小型または特殊作業向けの装置を指すことが多い」
- “u-boat” (ドイツ軍の潜水艦)
- 「ドイツ語の“Unterseeboot”由来。歴史的に第一次、第二次世界大戦で使われた。」
- 「ドイツ語の“Unterseeboot”由来。歴史的に第一次、第二次世界大戦で使われた。」
反意語
- 潜水艦の明確な「反意語」は存在しませんが、「surface ship」(水上艦)や「surface vessel」(水上船舶)が対比として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈsʌb.mə.riːn/ または /ˌsʌb.məˈriːn/
- アメリカ英語では主に /ˈsʌb.mə.riːn/ が多い傾向。
- イギリス英語では /ˌsʌb.məˈriːn/ のように「riːn」の部分を強調する場合もある。
- アメリカ英語では主に /ˈsʌb.mə.riːn/ が多い傾向。
- 強勢の位置: アメリカ英語では第一音節 “sub-” に、イギリス英語では第三音節 “-rine” に来ることがある。
- 発音の間違い例: “sub-ma-rain” のように曖昧に発音してしまうことがあるので、母音の長さに注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sumarine” や “submarin” と綴ってしまう間違いがある。
- “Submarine sandwich” との混同: 会話の文脈で“submarine”がサンドイッチなのか潜水艦なのか、文脈を注意深く把握する必要がある。
- TOEICや英検などの試験では、軍事や海洋技術関連の文脈の難読単語として扱われる場合がある。ニュース記事問題や技術説明に出現することが多い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「sub-」は 「下に/水中に」を思い浮かべる: “subway (地下鉄)”、“submerge (沈める)” と共通してる。
- “marine” は「海の」。 → 「海の下にある乗り物」 というイメージで記憶。
- スペルの最後の “-ine” は “machine” や “marine” にも似ているので、つなげて覚えるのも効果的です。
以上が “submarine” についての詳細になります。海に潜るイメージと、「sub-(下に)+marine(海の)」という語構成をイメージしながら学習すると覚えやすいでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
(また《話》sub)潜水艦
意味(2)
=hero sandwich